異次元の少子化対策「イケメンは女性とセックスするの禁止」

重音社あかね

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第三章「レン姫様の場合」

レン姫様編第四話。イベントを大成功に導いたレン姫様は、マネージャーとホテルへ…「レン…!お、俺…!…や、やっぱ…我慢できない!」

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「モブ男…こんな場所で…出すなんて…♡」
「レンの足コキ…最高…!」


レン姫様の力強い足コキ。モブ男は全身を震わせながら射精をした。
レン姫様は高揚感と驚きに満ちた表情を見せる。


「はあ…これからイベントだってのに、私のニーソックス…あんたの精子でべとべとじゃん…」
「ふふふ…レン!それなら心配ない。替えの靴下はスーツケースに入ってるのさ!」
「くっ…意外と用意周到じゃん…」
「今履いてるのは、俺が手洗いします!」


モブ男はズボンを履き直し、レン姫様もイベントへの準備を再開した。







「以上を持ちまして、『俺の男友達が女装したら、そこらの女子より可愛い件』のアニメ化記念トークショーを終わりとさせていただきます。スペシャルゲストのレン姫様、本日の感想はいかがでしたか?」


イベント司会者はレン姫様に締めの挨拶を求める。


「はい! 魅力的なストーリー、素晴らしい作画、そして豪華な声優陣... 私自身もワクワクが止まりません!全世界のアニメファンの皆さん、必見です!」


大きな声でコメントを放ったレン姫様。会場は最高の盛り上がりを見せ、イベントは大成功のうちに終幕を迎えた。


「はあ…緊張した…」


ステージの裏側の階段を降りながら、レン姫様は安堵の息をついた。控室で待機していたモブ男は、彼に労いの言葉をかける。


「レン!お疲れ様!完璧な仕事ぶりだったね!かわちい!」
「フッ…当たり前。私の才能は全てを完璧パーフェクトにするの。どんなイベントでも、私がいれば100%成功する。ハハハ!」
「明日の帰りの新幹線だけど、昼の12時くらいだから覚えておいて」
「…ちょっと、私の自画自賛をスルーしないでよ」


疲れが溜まった状態であっても、レン姫様はモブ男のスルーに的確なツッコミ入れた。


「なので、明日は早起きする必要はないし、ゆっくりできるよ!」
「それはグッドニュースね」
「あと、もう荷物はまとめておいたからちょっと会場を見て回ろう!」
「ふーん、あんたにしては仕事が早いじゃん…」


混雑が解消され次第、会場内を見て回る——。その約束を果たすため、モブ男はやるべき仕事は全て終わらせていた。
彼の気配りが光る仕事ぶりに、レン姫様は少なからず好感を抱いたようだった。







「あの等身大フィギュア、ヤバすぎる…事務所に飾りたい…!」
「それは無理だよ。価格が500万円だったし」
「く、車が買える値段じゃん…」


イベント会場を後にし、夕暮れ時の空の下、レン姫様とモブ男は徒歩数分でホテルに到着した。


「ここってビジネスホテル?受付とか地味な雰囲気…」
「うん。予算が無いのでビジネスホテルだよ」
「くっ…さすが弱小芸能事務所…!」


華やかさとは無縁の無骨なビジネスホテル。
レン姫様は苦笑いを浮かべた。


「チェックインしようか。俺とレンは兄妹ってことにしてあるから」
「は?兄妹?なんでよ」
「だって大人がJKの子を連れてたら色々とヤバそうじゃん」
「…なるほど」


そう言うと、モブ男は何食わぬ顔でチェックインを進めた。


「では、お客様のお部屋は507号室です。朝食バイキングは朝6時半からとなっております。ご質問などございましたら、お気軽にお声がけください」
「ありがとうございます」


モブ男はホテル従業員から鍵を受け取り、二人はエレベーターへと向かった。


「よし!部屋に向かおう!5階だって」
「…ちょっとモブ男」


エレベーターを降り、レン姫様はモブ男を呼び止める。


「部屋に荷物置いたら、ホテル周辺のファミレスとかで夕飯にしようか。お!507号室!ここが俺たちの部屋だね」
「…ちょっとモブ男」


モブ男は明るい声で507号室のドアを開け、電気をつけた。


「レン!意外と広いよ!全然悪くない感じだ!」
「…ちょっとモブ男。…おいっ!!」
「どうしたの?レン。そんな声を荒げて」


テンション高めのモブ男とは対照的に、レン姫様は何やら不機嫌だった。


「モブ男、まさか…あんた…部屋は一つしか取ってないの?」
「えっと、うん。だって予算無いし。俺たち相部屋!かわちい!」
「…はあ…かわちくない。この状況は…」


モブ男と相部屋で宿泊。想定外のサプライズに、レン姫様は驚きと呆れのため息をついてしまった。


「俺と相部屋は嫌だった?」
「嫌っていうか…あんたどうせ変なこと企んでるんでしょ…」


レン姫様はいぶかしげな目でモブ男を問い詰める。


「レン!俺はそんなことしない!相部屋になったのは、予算が足りなかった…というのも一つの要因!」
「他の要因は?…はあ、まあいいや。私はシャワー浴びるから。モブ男は部屋のすみでうずくまってて」
「はい!了解です!俺もその次にシャワーを浴びます!」


数十分後、レン姫様とモブ男は、シャワーを浴び終えた。
ラフなシャツ姿でリラックスしながら、スマホで近くの飲食店を調べていた。


「近くにりきストあるじゃん。ここ行かない?」
「いいね!じゃあ向かおう!かわちい!」


そう言って、レン姫様は立ち上がり、サンダルを履こうとする。すると、その時...。


「レン…!お、俺…!」
「っ!?ちょ…モブ男…なに急に…」


モブ男は突然、後ろからレン姫様を抱きしめた。そして、その手でレン姫様の腰や尻を触り始める。


「…や、やっぱ…我慢できない!」
「ま、待って…そんな…服を脱がさないで…♡…んんっ♡♡」



【♡続く♡】
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