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第一部
治療と称していただきます(13)*
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彼女の察しの通り、レイモンドは手こずっていた。エレノーラはさり気なく腰を動かして、その先端を咥え込む。するとそのまま何一気に奥まで貫かれて、彼女は思わず色っぽくない声を出てしまった。
「あっふ…」
「っ、すみ、ません…」
「ん…驚いただけだから」
その反応にまずかったと思ったらしく、レイモンドが慌てて謝罪する。エレノーラは首を振り、その続きを催促するように彼の頬に触れた。
「…大丈夫、好きにして」
レイモンドはその言葉に彼女の腰を抱えて、ゆっくり、深く息を吐く。エレノーラは彼のものが中で感じて、たまらなく興奮していた。先程と同じように脳汁が溢れかえってくる。
エレノーラが中を緩急をつけて締めると、レイモンドは小さく呻いて腰を引く。再び彼が奥に突き挿れると、肌がぶつかる音が響いた。
「…ん、気持ちいい…」
彼女の反応を良しとしたのか、レイモンドは耐えるように眉根をよせながら、何度も腰をうちつける。初めはゆっくりだった抽挿は、少しずつ早くなっていった。
「う、ぁ…」
「あ、ぁ、…レイモンド、そこ、いいっ、すき…っ」
エレノーラがいいところを擦り上げられて締め付けると、レイモンドははっと短く息を吐いた。彼は彼女がいいと言ったところに滾った剛直を擦りつけようと、必死になる。エレノーラはそこを刺激されると気持ちが良くて声が漏れ、掠めるも上手く当たらないと少ししもどかしさを覚え、焦らされた。
「は…ぁ、っ」
レイモンドの方は、もうすぐ限界が近いのだろう。小さく喘ぎながら、中のものが震えている。
(今回は一緒にイきたい…)
エレノーラはレイモンド背に手を這わせ、腰に足を絡めて引き寄せた。
「あぁ、レイモンド…レイモンド…」
彼女は名前を呼びながら腰をぐいぐい押し付けて、彼を奥まで咥え込む。負けじとレイモンドは奥を擦り付け、エレノーラは気持ち良さに体を震わせた。
「う、あっ…エレ、ノーラ…あ…っ!」
エレノーラが搾り取る気で緩急をつけて締め付けながら少し腰を揺らすと、先にレイモンドが果てた。奥に放たれて、彼女も直ぐにのぼりつめる。彼女が頭の中が真っ白になるくらいの気持ちさ、その絶頂の余韻でびくびくと中を締め付けると、レイモンドも達したばかりで敏感になっているからか、喘ぎ、自分の口を慌てて塞いでいた。
「っあ、は…っ…一緒に…イっちゃった…」
「っはぁ、…はぁ…っ」
エレノーラがうっとりとしながら呟くが、額に汗を滲ませ、体を震わせているレイモンドには、彼女の言葉を聞いている余裕は無かった。彼女の中に収まっている彼の逸物は力をなくし、今日の最後だと言った通り、復活しそうにもなかった。
「あっふ…」
「っ、すみ、ません…」
「ん…驚いただけだから」
その反応にまずかったと思ったらしく、レイモンドが慌てて謝罪する。エレノーラは首を振り、その続きを催促するように彼の頬に触れた。
「…大丈夫、好きにして」
レイモンドはその言葉に彼女の腰を抱えて、ゆっくり、深く息を吐く。エレノーラは彼のものが中で感じて、たまらなく興奮していた。先程と同じように脳汁が溢れかえってくる。
エレノーラが中を緩急をつけて締めると、レイモンドは小さく呻いて腰を引く。再び彼が奥に突き挿れると、肌がぶつかる音が響いた。
「…ん、気持ちいい…」
彼女の反応を良しとしたのか、レイモンドは耐えるように眉根をよせながら、何度も腰をうちつける。初めはゆっくりだった抽挿は、少しずつ早くなっていった。
「う、ぁ…」
「あ、ぁ、…レイモンド、そこ、いいっ、すき…っ」
エレノーラがいいところを擦り上げられて締め付けると、レイモンドははっと短く息を吐いた。彼は彼女がいいと言ったところに滾った剛直を擦りつけようと、必死になる。エレノーラはそこを刺激されると気持ちが良くて声が漏れ、掠めるも上手く当たらないと少ししもどかしさを覚え、焦らされた。
「は…ぁ、っ」
レイモンドの方は、もうすぐ限界が近いのだろう。小さく喘ぎながら、中のものが震えている。
(今回は一緒にイきたい…)
エレノーラはレイモンド背に手を這わせ、腰に足を絡めて引き寄せた。
「あぁ、レイモンド…レイモンド…」
彼女は名前を呼びながら腰をぐいぐい押し付けて、彼を奥まで咥え込む。負けじとレイモンドは奥を擦り付け、エレノーラは気持ち良さに体を震わせた。
「う、あっ…エレ、ノーラ…あ…っ!」
エレノーラが搾り取る気で緩急をつけて締め付けながら少し腰を揺らすと、先にレイモンドが果てた。奥に放たれて、彼女も直ぐにのぼりつめる。彼女が頭の中が真っ白になるくらいの気持ちさ、その絶頂の余韻でびくびくと中を締め付けると、レイモンドも達したばかりで敏感になっているからか、喘ぎ、自分の口を慌てて塞いでいた。
「っあ、は…っ…一緒に…イっちゃった…」
「っはぁ、…はぁ…っ」
エレノーラがうっとりとしながら呟くが、額に汗を滲ませ、体を震わせているレイモンドには、彼女の言葉を聞いている余裕は無かった。彼女の中に収まっている彼の逸物は力をなくし、今日の最後だと言った通り、復活しそうにもなかった。
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