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第十章 素直になれない気持ち
④
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加子は蓮也にキスをしてきた。
加子、なんて可愛いんだ、二度と離さない。
蓮也は大きく腰を振った。
こんなにもひとりの女を愛する気持ちが自分にあるなんて信じられなかった。
体制を変えて、後ろからも抱いた。
「ああ、おかしくなっちゃう」
「思いっきり、おかしくなれ」
俺は朝まで加子を抱いた。
朝早くインターホンが鳴った。
「申し訳ありません、三国コーポレーションの若林と申します、社長はお邪魔してますでしょうか」
「はい、おります、今オートロック解錠しますので、お入りください」
若林は部屋に入ってきた。
「蓮也さん、若林さんがお迎えに来てくれましたよ」
蓮也は寝室から起きてきた。
「社長、朝一番で打合せがあります、お支度をして降りてきてください」
若林は着替えを加子に渡した。
「申し訳ありませんが、これに着替えるようにお願いします」
「はい」
加子は蓮也の着替えを手伝った。
「加子、今日もこっちにきてもいいか」
「今日は大河原のおじ様と食事の約束があるので、また今度にしてください」
「でも、そんなに遅くならないだろう」
加子は俯いて答えなかった。
「俺は遅くなっても大丈夫だから」
「でも……」
「仕事行ってくるな」
「はい、いってらっしゃい」
蓮也は車の中で考えていた。
「社長、どうかなさいましたか」
「加子は大河原会長が好きなのかな」
「お父様の友人なので、慕っているだけかと思いますが……」
「久しぶりに加子を抱いた、加子はすごく感じてくれていたのに、
今朝は何にもなかったように、今晩は大河原会長との食事が入っているから、
また、今度って言いやがった」
加子、なんて可愛いんだ、二度と離さない。
蓮也は大きく腰を振った。
こんなにもひとりの女を愛する気持ちが自分にあるなんて信じられなかった。
体制を変えて、後ろからも抱いた。
「ああ、おかしくなっちゃう」
「思いっきり、おかしくなれ」
俺は朝まで加子を抱いた。
朝早くインターホンが鳴った。
「申し訳ありません、三国コーポレーションの若林と申します、社長はお邪魔してますでしょうか」
「はい、おります、今オートロック解錠しますので、お入りください」
若林は部屋に入ってきた。
「蓮也さん、若林さんがお迎えに来てくれましたよ」
蓮也は寝室から起きてきた。
「社長、朝一番で打合せがあります、お支度をして降りてきてください」
若林は着替えを加子に渡した。
「申し訳ありませんが、これに着替えるようにお願いします」
「はい」
加子は蓮也の着替えを手伝った。
「加子、今日もこっちにきてもいいか」
「今日は大河原のおじ様と食事の約束があるので、また今度にしてください」
「でも、そんなに遅くならないだろう」
加子は俯いて答えなかった。
「俺は遅くなっても大丈夫だから」
「でも……」
「仕事行ってくるな」
「はい、いってらっしゃい」
蓮也は車の中で考えていた。
「社長、どうかなさいましたか」
「加子は大河原会長が好きなのかな」
「お父様の友人なので、慕っているだけかと思いますが……」
「久しぶりに加子を抱いた、加子はすごく感じてくれていたのに、
今朝は何にもなかったように、今晩は大河原会長との食事が入っているから、
また、今度って言いやがった」
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