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第29話 攻撃開始
しおりを挟む嶋が議事堂の玄関を出ると、古田達は拍手で迎えた。
「社長、立派な演説でした!でも、名前は大丈夫なんですか?」
「どうせバレてる事です。」
古田は頷いて、4WDの後部ドアを開けた。
嶋が乗り込むと、他のメンバー達も乗り込み、秋葉原へと出発した。
議事堂正門を守る自衛隊員達は、整列し敬礼で車列を見送った。
正門だけでなく、各交差点を封鎖していた自衛隊員達も敬礼していた。
嶋達の車列が中央通りに入った時
ーーーRPG!回避を!ーーー
『アリサ』から通信が入った。
先頭を走る柴田の4WDが横腹にロケット弾の直撃を喰らい、爆発して横転。
最後部のレオン、嶋達のすぐ後ろの本田の4WDも、直撃をくらい爆発、コントロールを失い道路脇のビルに突っ込んだ。
続いて、嶋が隣に座る川中に覆い被さったと同時に、嶋の4WDも直撃をくらい爆発横転した。
[『アリサ』川中さんのナノマシンの準備を!
こっちは全車直撃喰らって走行不能だ。迎えを寄越してくれ。]
川中以外は全員がナノマシンの身体のボディーガード達。
人的被害は、川中だけだった。
だが嶋だけではなく、直撃を免がれないと悟った古田と助手席の小杉も、生身の身体の川中に覆い被さっていた。
元々ボディーガード達は、嶋をガードするのではなく、エンジニア達を護る為のボディーガードであり、『命』を護る事が最優先の任務だった。
3人のお陰で、川中は無傷だった。
4WDから這い出した川中に、最初に攻撃された柴田達が走り寄った。
「社長が!古田さんと小杉さんが!私を護って…」
燃える4WDに戻ろうとする川中を、柴田が肩をつかみ止めた。
「大丈夫だ。RPGなんかで社長に擦り傷1つ付けられねえよ。」
レオンや本田達も川中の元にやって来た。
「ヤラれたなぁ(笑)東京のど真ん中でRPGて。
俺らも、平和ボケしてたな…。」
「『アリサ』俺達は無事だ。俺達より、RPGぶっ放した連中追ってくれ。」
「みなさん、なんでそんなに落ち着いてるんですか!
まだ車には社長と古田さん、小杉さん3人が閉じ込められてるんですよ!
助けなきゃ!」
その時、嶋の乗った4WDのリアハッチが吹き飛ばされた。
「わははははっ!舐めやがって!」
嶋が笑いながら吹き飛ばされた後部ハッチから出て来た。
古田と小杉も続いて。
「な?言っただろ?俺達には物理兵器はきかねぇよ(笑)」
柴田は力無く驚いている川中の肩を叩いた。
「それより、火を消そうか。この道、まだ封鎖されてて良かったな。
一般の人いたら巻き添え喰らわせてたんじゃないかな?」
嶋は余裕綽々で、ニヤケ顔で言った。
古田が直ぐに動き、道路脇の消火栓を破壊し、吹き出した水流を4WDに向けて噴射した。
人間であれば、真上に向かって凄まじい圧力で噴き出す水流の向きをコントロールするなど、絶対に不可能だった。
4台の火が消えた後、自衛隊員達が駆けつけて来た。
RPGの爆発音は議事堂まで届いていたのだ。
柴田が自衛隊員達に説明し、自衛隊員達は防衛確保に陣を張った。
通信員が本隊にも連絡を取り、数機のヘリコプターも現れ上空を封鎖し、入間と中村も駆け付けて来た。
「おう、中村!青い顔して何しに来たんだ?
そんな顔してたら、お前の恥ずかしい話、バラしちゃうぞ?(笑)」
古田は中村をすぐに揶揄う。
「古田さん!冗談はやめて下さい!」
嶋は古田と中村のやり取りを笑顔で見ながら入間に近寄り、耳元で囁いた。
「あんたらと来ていたCIAだ。今ウチで追ってる。
奴等はメトロに逃げ込んで、線路を八丁堀方向へ逃げてる。
セーフハウスがどっかあるんだろ。アメリカ大使館と公邸は、包囲されてて逃げ込めねぇ筈だからな。」
入間は運転手の部下に伝え、非常線を張らせた。
「そういや、言うの忘れてたけど、大使館と公邸結ぶ地下通路あるぞ。
公邸から赤坂の教会へ向かう脱出通路も。
今頃、大使館はもぬけの空じゃねえかな?」
入間は一瞬怒りを滲ませたが、すぐに大使館への突入と、赤坂の教会周辺の封鎖を命じた。
「嶋さん、そう言う大事な事は、真っ先に教えて下さい!」
それを聞いた古田が、ガニ股で古田を睨みながら近寄って来た。
「おう!こらっ!隙間!
テメェ何ウチの社長に生意気な口きいてんだ!おうっ!」
中村が慌てて止めにはいる。嶋は笑いながら古田に言った。
「古田さんの方が、私に酷い事言うじゃないですか(笑)」
「アレは、社長に対する愛です!愛あるからこその、小言です!
隙間と一緒にしないで下さい!」
柴田達は声を上げて笑っていた。
だが、小杉とレオンの姿が消えていた。
CIAを追って行ったのだった。
[恐ろしい連携ですね。]
古田が大きい声で騒ぎ、柴田がまだ大きい声や笑いで注意をそらしてから、他のメンバーが動き出す。
自衛隊員も入間達警察官達も気付いていなかった。
「入間さん、議事堂の警備強化を。
陛下や議員達には、地下のシェルターへ避難してもらって下さい。
在日米軍の残党が行動起こすかもしれない。」
中国が滅ぼされた時、在日米軍は撤退を決め、主要な部隊はアメリカへ撤退していったが、《シマー》に日本を攻めさせる計画だったならば、必ず残留部隊を残していた筈だし、まだ撤退準備中の部隊も残っていた。
入間は議事堂SPに連絡し、天皇と議員達を避難させるよう指示をだした。
自衛隊員にも状況を伝え、議事堂周辺の隊員と、米軍基地周辺に集結しつつある部隊に戦闘警戒に入ってもらう様進言した。
直後!
ーーー現在小笠原沖南方100キロ地点の第7艦隊が方向転換、日本へ向かう進路を取りました。空母甲板では4機の戦闘機が発進準備。
ハワイ基地からも、ステルス爆撃機2機が東京へ向け出撃準備に入ってます。
どちらも攻撃目標は、国会議事堂です。
実質的な宣戦布告ですが、一応は大統領のタイラーは行方不明と言う事になってますので、日本を攻撃後に副大統領が宣戦布告を表明するでしょう。ーーー
[衛星に通常兵器はあるか?]
ーーーハワイ監視中の衛星には、神の杖が搭載されています。
滑走路や基地の破壊は可能かと思われます。ーーー
[神の杖って、核クラスの威力じゃないのか?]
ーーー搭載されている杖は、直径4cm、長さ4メートル重量100キロ程です。
この程度の質量のエネルギーでは、精々が滑走路と基地の破壊が限度かと。ーーー
[一般人に被害が出ないなら堕とせ。]
『アリサ』は神の杖を発射した。
上空1000キロから発射された神の杖は、5分程でハワイ空軍基地滑走路に突き刺さった。
マッハ10の速度による空気圧縮熱によって3000℃近くにも焼けたタングステンは、その高熱と衝撃波で半径1キロ四方の人工物を消滅させた。
『アリサ』が神の杖を発射した頃、高岡達にも、アメリカの同盟破棄の報せが入っていた。
「入間さん、ハワイの爆撃機が議事堂を目標に出撃準備に入った。
それに合わせて、第7艦隊の戦闘機も飛んで来る。
自衛隊に迎撃準備を。奴等は北と南から日本を攻撃するつもりだ。
私達は秋葉原へ戻り、米軍に備える。政府は民間人の避難を急いで下さい。」
ふざけていた古田の顔に緊張が走り、柴田達も周囲の警戒に入った。
入間は嶋に敬礼をし、議事堂へ戻り、嶋達は自衛隊の車両に乗り込み、秋葉原へ向かった。
嶋が秋葉原の地下に到着した頃、『アリサ』からハワイ基地完全破壊の報告が入った。
[ローウェンと軍人達は?]
ーーーバーチャル世界に留めております。軍人達の家族に生存者がおり、彼等はアメリカを裏切る訳にいかないようです。完全デリートいたしますか?ーーー
[そのまま閉じ込めておいて、日本とアメリカの戦闘を見せてやれ。
通信の傍受は出来るか?]
ーーー容易い事です。アメリカの通信を傍受し、ローウェン達に聞かせます。ーーー
[そうしてくれ。
ところで話は変わるが、神の杖でシリコンバレーは破壊出来ないか?]
シリコンバレーの《シマー》メインサーバーの事だ。
ーーー不可能です。ハワイに落とした神の杖で出来たクレーターは、直径30メートル、深さは10メートル程度です。
シリコンバレー地下40メートル、厚さ40センチのチタンには、残り11発の全弾直撃でも、多少ダメージがある程度、10センチ程凹む程度と思われます。ーーー
[神の杖じゃなく、神の爪楊枝だな。
くだらねぇ兵器造りやがって。]
神の杖は、広島型核爆弾と同等の威力と言われてたが、実際は地表を撫でた程度の威力しか持っていなかった。
同じ通常兵器なら、レールガンの方がまだマシだ。
[『アリサ』《シマー》ユーザー協力者に、警報を出してくれ。
米軍には、自衛隊と俺らだけで十分だろうが、もしもの事があるからな。]
ーーー日本全国に、アメリカの攻撃目標になったと発表しますか?ーーー
[それはまだだ。これ以上国民を混乱させたら、避難が遅れる。
アメリカが攻撃開始してからでいい。在日基地にも、第7艦隊にもナノマシンは無いだろ?]
ーーーございません。全兵士が生体の兵士です。ーーー
いかにアメリカ軍と言えど、生体の兵士がナノマシンの兵士に敵う筈も無い。
嶋とボディーガード達、真一と夏菜達も加われば、第7艦隊と言えど簡単に殲滅可能だ。
[『アリサ』俺のナノマシンを、戦闘に適した仕様にしてくれ。
それと戦闘機は造れるか?第7艦隊へ突っ込む。]
ーーーマスターのナノマシンは、既にあらゆる戦闘のエキスパート仕様となっております。
それに、第7艦隊は間もなく消滅します。ーーー
[どういう事だ?]
嶋はハワイ基地破壊の命令は出していたが、第7艦隊への攻撃命令は出していなかった。
『アリサ』が勝手に攻撃を開始するとは、嶋には考えられなかった。
ーーーアリサ様のお友達のにゃんにゃん様と、そのパートナーが迎撃に向かいました。
彼等は第7艦隊がアリサ様に害を及ぼすと判断したようです。
ロシアとインドを焦土と化したクリーチャーを倒した彼等に、第7艦隊などが太刀打ち出来ようもありません。ーーー
レオ・テスカポリとユウナ・テスカポリが、第7艦隊壊滅に既に飛び立っていた。
[わかった。井上さん達は今どうしてる?]
ーーー飯塚エンジニア達と共に、全国の《シマー》プレイヤー達に発信をして下さってます。
2日後に日本各地で戦闘が始まると…ーーー
『アリサ』が言葉を詰まられた。
[どうした?何があった?]
CPUである『アリサ』が言葉を詰まられせると言う事は、想定外の何かが起きたと言う事だ。
ーーー只今高岡暫定総理が、アメリカ合衆国へ宣戦布告致しました。
議会を剛腕でねじ伏せ、承認を得ての布告です。ーーー
[お前…、何かしただろう?]
非常時で党の垣根を排除したと言っても、自衛隊を憲法違反と言い続けて来た議員や、的外れの平和主義を掲げて来た議員も多い。
それらが、はいわかりました!と、宣戦布告を認める筈が無かった。
ーーーマスター達がRPGで爆撃された映像と、ハワイ基地、第7艦隊の動きの映像を流しただけです。
ハワイ基地消滅の映像も。
ただ、それ以上にマスターの演説効果が絶大かと。ーーー
[岩村がタイラーのパシリだったからだろ。]
日本をアメリカに売った元総理の岩村は、アメリカ大統領アンドリュー・タイラーの使いパシリと呼ばれていた。
在日米軍の駐留費用を大幅に増額、アメリカからの輸入製品の関税の大幅な税率緩和。
事あるごとに理由を付け、アメリカに行っていた。
その事から、自党の自由党議員からですら、タイラーのパシリと揶揄する言葉が出ていた。
クーデター時、サブマシンガンの乱射でも無傷だった映像を見た国民は、議員から一般人までが、岩村が日本を売った話を無条件に信じた。
ーーー6箇所の在日米軍基地で戦闘が始まりました。
敵はいずれも残留小規模部隊で、自衛隊の敵ではありません。
戦闘自体も小規模散発的で、まともに戦う気はない様です。
第7艦隊到着までの時間稼ぎでしょう。
同時に第7艦隊空母軍の搭載機全機400機に出撃命令が降りました。ーーー
[アメリカの戦闘機はF35以来、統合センサシステムとネットワーク情報システムだろう。
ハッキング可能な筈だ。同士討ちさせろ。]
嶋のウォールをインストールしている《シマー》以外であれば、『アリサ』ならば瞬間的にハッキング出来る。
ーーー無意味です。もう間もなく第7艦隊は消滅致します。ーーー
レオとユウナがもう間もなく第7艦隊と会敵する頃だった。
[つまんねぇな…。まあ、いい。戦闘を中継出来るか?]
ーーー中継します。米軍基地はどうしましょうか?ーーー
嶋は少し考えて答えた。
[自衛隊に任せとけばいい。第7艦隊が消滅したら、日本から安全に離脱する手段もねぇんだ。基地に籠城しても、いずれ飢えるだけ…
いや、横須賀に俺が行く。横須賀の残留を殲滅する!
奴等が《シマー》にヤラせた様に、俺が奴等を残虐に殲滅する!
他の基地の連中が恐怖し、戦意喪失する程に。]
嶋は悪魔になると決めていた。
《リサシテイション》を開発した事。結果、《シマー》開発に繋がった事。
ナノマシンを開発した事。
《シマー》軍を現実世界に呼び込んでしまった事。
[すべてに俺は責任がある!
世界が不老不死の《シマー》とナノマシンを憎み、求めない為にも!
殺人者になるのは、まずは俺からだ!]
クーデター時、嶋の銃乱射の映像を見ていた山川は、全世界に向けクーデター映像を発信していた。
今、日本で起きている現実。これから世界に起こるであろう《シマー》軍の虐殺。それに対抗する為に立ち上がった【田中学】。
更に全世界のCPUエンジニア達に、【田中学】への協力要請を発信していた。
「敵が《シマー》から現れた軍なら、《シマー》のメインサーバーを見つけてハッキングすれば、田中学の手助けになるかもしれない!」
全世界のCPUエンジニア、ハッカーやサイバーテロ組織にも届く様、スーパーコンピューター『昇陽』独自回線の1つを使って、メッセージを送信した。
「昇陽はハッカーやサイバーテロ組織にも注目されてる!
私のメッセージに気付いてくれる筈!」
事実『昇陽』は、休む間もなくハッカーやサイバーテロ組織に攻撃されていた。
だが、【田中学】のファイヤーウォールにより、その悉くを殲滅していた。
「世界中のエンジニアが手を組めば、《シマー》をハッキング出来る筈!」
山川は知らなかった。その《シマー》のメインサーバーのセキュリティは、同じ【田中学】のファイヤーウォールに守られており、そもそも所在すら掴めていなかった。
更に、コンソール単体がブロックチェーンによって管理されている為、本来ならばメインサーバーすら必要ない事を知らなかった。
その事実を知らない山川は、無意味な努力と気付く事が出来なかった。
だが、例え気付いたとしても、たった1人の天才に、数万の凡才が束になっても敵わない現実を知らなかった。
現在《シマー》を操るのは凡才の野崎でも、開発したのは嶋に匹敵する天才の美保子だ。
いや、日本が世界に誇るスーパーコンピューター『昇陽』の管理を任される山川も、確かに天才だった。
たが嶋や美保子の様な、突き抜けた天才ではなく、凡庸な天才でしかなかった。
山川の努力は無駄に思えたが、【田中学】に協力すると宣言するエンジニアやハッカー、サイバーテロ組織が、次々とWEB上に声明をあげた。
エンジニア達もやはり《シマー》に興味を持ち、購入してる者がほとんどだった。
エンジニアのほとんどの者達はやはり、【田中学】が《シマー》開発に関わっていると信じていた。
購入した《シマー》のシステム解析に取り組んでも、彼等には何一つ解析が出来なかったからだ。
【田中学】の開発したファイヤーウォール同等の複雑さの上にBOXティッシュ程の大きさでありながら、1000TB級の容量のサーバーすら、《シマー》の容量に凌駕されフリーズし、シャットダウンしてしまう始末だった。
だが、山川が配信した映像を見た者達は
『田中学が《シマー》に宣戦布告?
開発者じゃないの?』
『《シマー》は、田中学じゃなかったのか!』
『田中学を超える天才がいるなんて、信じられない!
きっと敵は宇宙人だ!』
『確かに!異星人のテクノロジーしかない!やっぱりNASAは異星人と接種してたんだ!』
『じゃあ、アメリカがロシアと中国を?
でも敵同士だし考えられる!アメリカが全世界に戦争を仕掛けたんだ!』
『日本が、田中学が倒されたら世界は滅亡するだろ!』
『日本を守れ!田中学を守れ!異星人のテクノロジーを倒せるのは彼だけた!』
的外れでもあり、また的外れとは言い切れない憶測が世界中を駆け巡った。
同時にアメリカを擁護する声もあった。
『でもアメリカも攻撃されたじゃないか!』
『どこにアメリカがアメリカを攻撃する理由がある?あり得ない!』
アメリカを擁護する意見もあったが
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『そうだ!中国ロシア、インドも滅ぼされて、アメリカだけ滅ぼされていない!』
『私はアメリカ人だけど、私の街は平和だよ!なんで?』
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『そうだ!アメリカ国民とアメリカ軍の大半は生き残ってる!
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『そう!アメリカだけ生き残ってる!』
『ウチの国のアメリカ大使館、門は閉じてるけど、出国もせず業務してる!
大統領が生きてるからじゃないの?』
『アメリカ人です!大統領が死んだニュースも、副大統領が任務についたニュースもない。
アメリカは大罪を犯してしまったのか?』
アメリカが他国と違い滅ぼされていない事に、アメリカ擁護の声はかき消された。
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