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悪女と家族 ーアベルー
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そうして交流など持たぬままブリジットが来て四ヶ月が経った。
私は離れからの報告書を見ていた。
離れに新しいメイドとシェフを雇うことになったのだ。
以前予算は好きに使えばいいと言った言葉通り次の日からブリジットはドレスや装飾品、美術品、高級食材など予算ギリギリまで好きに買い始めた。
ブリジットの買い物への対応や購入した高級食材の料理や唐突に言われるおやつなど、要求に応えていると仕事ができないんだそうだ。
離れにもキッチンはあるがシェフはいなかった。
本邸からメイドをやろうかと言ったが、本邸のメイドの中でもブリジットの我儘は有名らしく、誰も行きたがらないのだという。
仕方がないのでメイドとシェフを1人ずつ雇った。
しかもこんなこと両親には言えず、私の予算から出す事になった。
思わず長いため息が出た。
「アベル様。お気持ちはわかりますが少しはブリジット様と交流を持たれてはいかがでしょうか。」
あれからもセバスは離れの話題になれば交流を持ってはどうかと言ってくる。
「会って何を言えと言うんだ?今会えば私は文句しか出てこない。しかし彼女はなぜ文句を言われなければいけないのだと言うだろう。予算を好きに使えばいいと言ったのは私だし、彼女は予算をオーバーする買い物もしたことがないのだからな。」
「ですが、いよいよそうは参りません。もうすぐルイ様の結婚式がございます。」
言われて、はたと気付いた。
そうだった。
二男のルイも私同様継ぐ爵位がなく、侯爵家に婿入りする事になっている。
その結婚式がもう間近だ。
最初はブリジットの年齢を理由に式にだけ参列してそのあとすぐ帰ると言っていた。
だがきちんと顔合わせをするべきだと両親に言われ、ルイ兄さんの結婚式の前日に子爵家のタウンハウスでブリジットと家族で一緒に晩餐をすることになっていた。
そうなるとブリジットに上手くやってもらう必要があるのだ。
そう、この結婚が契約なことはセバスしか知らない。
家族には言わぬよう固く口止めをしていた。
言えばきっと反対されるだろう。
王宮に勤め始める時期というのは一年に一回、4月と決まっている。
それを逃せばまた一年待たねばならない。
そうしてその一年後また王宮から声が掛かるかどうかなんてわからないのだ。
後がない。
そのためには家族に契約婚などと悟られぬようブリジットに上手くやってもらわなければいけなかった。
この契約を決して口外しないというのも契約の一つだ。
きちんと遂行してくれればいいのだが……。
「いやあ!こんな美少女が義娘になるなんてなあ!」
父上はこれでもかと言うくらい鼻の下を伸ばしていた。
晩餐が終わりとっとと用意してもらった部屋に帰ろうとすると、止められた。
そうして今はドローイングルームでソファーに座ったブリジットを囲み、つまみとワイン片手に談笑している。
私もワインを飲みながら少し離れたところに立っていた。
行きの馬車の中でくれぐれも家族に契約を感付かれぬ様にと申し出ると、ブリジットはあっさり了承してくれた。
そうして言葉通り笑顔で家族とうまく話してくれている。
「うちは見事に男ばかり4人続いたものね。義娘ができて嬉しいわ。」
「おやおや、母上に気に入られたら大変そうだ。毎日お茶に付き合わされるぞ!」
母上の言葉に軽口を叩く長兄のポールも顔が緩みっぱなしだ。
「子爵様は……」
ブリジットが口を開くと間髪入れずに
「子爵様だなんて!お義父様とよんでくれていいんだよ!」
とまで言い出していた。
しかしもっと見ていられないのは17歳の弟のデイビットだ。
「学園には通わないの?」
「今時、結婚していても通う子は多いよ?」
「僕なら通わせてあげるのに!」
「勉強は僕が教えてあげるよ。」
「学園に来たら僕が案内するからね。」
などとブリジットの横に座り頬を染めて話し続けている。
ああ、デイビット。
純朴そうに見えるがそいつは悪女だ。
思わずハラハラと見守ってしまう。
「そうですね。デイビット様と学園に通えば楽しそうですね。」
ブリジットはふふと上品に笑う。
パアア
わかりやすくデイビットの顔が明るくなった。
もう完全に落ちているじゃないか!
「心配?」
不意に話しかけられた。
声の方を見ればいつの間にか母上がそばに立っていた。
「大丈夫よ、あの子はしっかりしているわ。」
驚く私にそう言った。
いや、心配しているのはデイビットの事だ。
しかしそんな事言えるはずもない。
黙り込んだ私をみて母上はクスッと笑うとブリジットの方に向き直る。
「それにしても綺麗な子ねえ。所作も上品で完璧。王族といっても通りそうね。」
感心する様に言うと可笑しそうに笑う。
「あなたが落ちたのもわかるわ。」
は?
「なんのことだ?」
「あら?殺してしまいそうな目つきでデイビットのことを見てたわよ?」
声音は愉しそうだ。
殺してしまいそうな目つき?
「見ていない。」
「何言ってるんだ。デイビットがビジイの横に座った時から凄い目をしてたぞ?」
いつの間にかこちらにポール兄さんまで来ていた。
なんでそんな事になってるんだ!
反論しようと口を開きかけたが母上の方が先に口を開いた。
「ああ、もうそろそろ収拾つかなくなりそうね。」
そう言いながらパンパンと手を叩いた。
「ほらほらビジイが困っているわ!そろそろ部屋に帰りましょうか。」
母上が2人を嗜める。
いや、ちょっと待ってくれ。
どうして2人してそんな勘違いをしているんだ。
そう思ってハッとする。
まさかブリジットも?
この2人が勘違いしたようにブリジットも勘違いしていてもおかしくはない。
勘弁してくれ。
そんな事を思われたらその時こそ予算を超えた買い物が始まるに違いない。
それこそキッパリと否定しなければ。
そして契約以上のことはする気はないと。
きっちり2年で離婚してもらうと。
念押ししなければ。
私はぎゅっと拳を握りしめた。
私は離れからの報告書を見ていた。
離れに新しいメイドとシェフを雇うことになったのだ。
以前予算は好きに使えばいいと言った言葉通り次の日からブリジットはドレスや装飾品、美術品、高級食材など予算ギリギリまで好きに買い始めた。
ブリジットの買い物への対応や購入した高級食材の料理や唐突に言われるおやつなど、要求に応えていると仕事ができないんだそうだ。
離れにもキッチンはあるがシェフはいなかった。
本邸からメイドをやろうかと言ったが、本邸のメイドの中でもブリジットの我儘は有名らしく、誰も行きたがらないのだという。
仕方がないのでメイドとシェフを1人ずつ雇った。
しかもこんなこと両親には言えず、私の予算から出す事になった。
思わず長いため息が出た。
「アベル様。お気持ちはわかりますが少しはブリジット様と交流を持たれてはいかがでしょうか。」
あれからもセバスは離れの話題になれば交流を持ってはどうかと言ってくる。
「会って何を言えと言うんだ?今会えば私は文句しか出てこない。しかし彼女はなぜ文句を言われなければいけないのだと言うだろう。予算を好きに使えばいいと言ったのは私だし、彼女は予算をオーバーする買い物もしたことがないのだからな。」
「ですが、いよいよそうは参りません。もうすぐルイ様の結婚式がございます。」
言われて、はたと気付いた。
そうだった。
二男のルイも私同様継ぐ爵位がなく、侯爵家に婿入りする事になっている。
その結婚式がもう間近だ。
最初はブリジットの年齢を理由に式にだけ参列してそのあとすぐ帰ると言っていた。
だがきちんと顔合わせをするべきだと両親に言われ、ルイ兄さんの結婚式の前日に子爵家のタウンハウスでブリジットと家族で一緒に晩餐をすることになっていた。
そうなるとブリジットに上手くやってもらう必要があるのだ。
そう、この結婚が契約なことはセバスしか知らない。
家族には言わぬよう固く口止めをしていた。
言えばきっと反対されるだろう。
王宮に勤め始める時期というのは一年に一回、4月と決まっている。
それを逃せばまた一年待たねばならない。
そうしてその一年後また王宮から声が掛かるかどうかなんてわからないのだ。
後がない。
そのためには家族に契約婚などと悟られぬようブリジットに上手くやってもらわなければいけなかった。
この契約を決して口外しないというのも契約の一つだ。
きちんと遂行してくれればいいのだが……。
「いやあ!こんな美少女が義娘になるなんてなあ!」
父上はこれでもかと言うくらい鼻の下を伸ばしていた。
晩餐が終わりとっとと用意してもらった部屋に帰ろうとすると、止められた。
そうして今はドローイングルームでソファーに座ったブリジットを囲み、つまみとワイン片手に談笑している。
私もワインを飲みながら少し離れたところに立っていた。
行きの馬車の中でくれぐれも家族に契約を感付かれぬ様にと申し出ると、ブリジットはあっさり了承してくれた。
そうして言葉通り笑顔で家族とうまく話してくれている。
「うちは見事に男ばかり4人続いたものね。義娘ができて嬉しいわ。」
「おやおや、母上に気に入られたら大変そうだ。毎日お茶に付き合わされるぞ!」
母上の言葉に軽口を叩く長兄のポールも顔が緩みっぱなしだ。
「子爵様は……」
ブリジットが口を開くと間髪入れずに
「子爵様だなんて!お義父様とよんでくれていいんだよ!」
とまで言い出していた。
しかしもっと見ていられないのは17歳の弟のデイビットだ。
「学園には通わないの?」
「今時、結婚していても通う子は多いよ?」
「僕なら通わせてあげるのに!」
「勉強は僕が教えてあげるよ。」
「学園に来たら僕が案内するからね。」
などとブリジットの横に座り頬を染めて話し続けている。
ああ、デイビット。
純朴そうに見えるがそいつは悪女だ。
思わずハラハラと見守ってしまう。
「そうですね。デイビット様と学園に通えば楽しそうですね。」
ブリジットはふふと上品に笑う。
パアア
わかりやすくデイビットの顔が明るくなった。
もう完全に落ちているじゃないか!
「心配?」
不意に話しかけられた。
声の方を見ればいつの間にか母上がそばに立っていた。
「大丈夫よ、あの子はしっかりしているわ。」
驚く私にそう言った。
いや、心配しているのはデイビットの事だ。
しかしそんな事言えるはずもない。
黙り込んだ私をみて母上はクスッと笑うとブリジットの方に向き直る。
「それにしても綺麗な子ねえ。所作も上品で完璧。王族といっても通りそうね。」
感心する様に言うと可笑しそうに笑う。
「あなたが落ちたのもわかるわ。」
は?
「なんのことだ?」
「あら?殺してしまいそうな目つきでデイビットのことを見てたわよ?」
声音は愉しそうだ。
殺してしまいそうな目つき?
「見ていない。」
「何言ってるんだ。デイビットがビジイの横に座った時から凄い目をしてたぞ?」
いつの間にかこちらにポール兄さんまで来ていた。
なんでそんな事になってるんだ!
反論しようと口を開きかけたが母上の方が先に口を開いた。
「ああ、もうそろそろ収拾つかなくなりそうね。」
そう言いながらパンパンと手を叩いた。
「ほらほらビジイが困っているわ!そろそろ部屋に帰りましょうか。」
母上が2人を嗜める。
いや、ちょっと待ってくれ。
どうして2人してそんな勘違いをしているんだ。
そう思ってハッとする。
まさかブリジットも?
この2人が勘違いしたようにブリジットも勘違いしていてもおかしくはない。
勘弁してくれ。
そんな事を思われたらその時こそ予算を超えた買い物が始まるに違いない。
それこそキッパリと否定しなければ。
そして契約以上のことはする気はないと。
きっちり2年で離婚してもらうと。
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