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第108話 コージとマヨネ1
しおりを挟むドーンっと大きな音がしてダンジョンの天井に穴が開いた。
周囲の冒険者や魔物がびっくりしている。
ダンジョンって天井が抜けたりするんだ。
と感心している。
普通はそんな事ないからね。
コージの目の前に現れたのは普通にワンピースを着た10歳ぐらいの女の子。
「コージこれ読め。」
「ユウトと大魔法王ペトロニウス・グローヴズからの贈り物?可愛いがってね?」
なんだこれ?
「コージ名前つけろ」
待て待て、こんなちっこいのにレベル100の魔法剣士ってしかもゴーレム。
これもらってどうしたらいいの?
「返品不可。あきらめて名前つけろ。」
チャオは呆れている。
「勇者も大魔法王も出鱈目ね。コージあきらめて名前つけてあげたら。」
「じゃあ。マヨネにする。」
「マヨネを呼称として認識。」
「コージを所有者として認識。」
「コージ,チャオをパーティメンバーとして登録。」
「周辺の魔物を排除します。」
と言ってマヨネは飛んで行ってしまった。
この天井どうしたらいいのかな?
「問題ない。ペトロが直す。」
戻ってきたマヨネは取れた頭を片手に持っている。
「大丈夫、修復機能付きすぐ直る。」
「壊れないような動き方をしたほうがいいんじゃないかな?」
「マヨネ学習機能付き今アホでもじきにかしこくなる。」
「だといいんだけど。」
ダンジョンを歩いていると魔人らしい兄ちゃんが文句を言ってくる。
「このレベルのダンジョンになんてもん連れてくるんや、ダンジョンに穴は開けるしどうしてくれる。」
ここのダンジョンマスターのようだ。
事情を説明して許してもらう。
「まあ、勇者とペトロが弁償してくれるんならええか。」
なんか面倒くさいもの貰っちゃったんじゃないかな。
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