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ニンゲン動物園
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「ここか、彩の居る場所は……」
私はごくりと息をのむと、動物園の扉を開けた。鈍く軋む鉄の音とともに、私は動物園に足を踏み入れた。陰鬱で無感情なその場所は、私を拒むことはない様子だ。
綺麗に舗装された砂利道の両脇には、檻に入った動物たちが暮らしていた。皆、元人間だったのか、檻の前には人間の時に使っていたらしき名前がずらりと、動物名を示す看板の下に書いてある。
「白鳥(水谷彩)」
整然と並んだ看板の下からこの名前を探し出すと、私はすぐさまその檻に駆け寄った。
「え……これが、彩……?」
私は変わり果てた彩の姿を見て、ひとり溜息をついた。瞳はあのときのまま黒くよどんでいるが、今はもうあの長い黒髪は何処にもない。
「ねえ、彩。私もあなたと同じようになったら、幸せになれるのかな?」
私は気落ちして檻を眺めると、ぽつりぽつりと、彩が鳥になった後の様子などを話した。しかし今の彩は人間の言葉など忘れてしまったのか、ただ羽を毛づくろいするばかりである。ああ、やはりこれは現実なのか……私は自分の頬を軽くつねると、改めて彩が鳥になったという事実を再認識した。
陰気な空に生気を失った動物たち。この様子はまるで、暗い夜空が動物園全体を押しつぶすようだ。私は周囲をぐるりと見渡すと、大きなため息をついた。ああ、この気持ちは何なのだろう。怒りでもなく、悲しみでもない、この不透明な気持は。
不安定な感情に流される私は遠くから迫ってくる足音に気付かず、再び彩に話しかけた。
「鳥に話しかけるなんて、おかしな人ですね。もしかしてその鳥、あなたの知り合いだったのですか?」
「え?」
砂利を踏む長靴の音に驚いて振り返ると、私の背後には30代位の男の人が、薄汚れたつなぎを着て立っていた。ぼさぼさの髪に無精鬚、どこかつかみどころのない不敵な表情。私はこの男を見てすぐに、なんとも形容しがたい嫌悪感を覚えた。
「あの、誰ですか……?」
「ああ、僕ですか。僕ね。すいません、名乗るのが遅れてしまって。僕はここで園長をやっている山下と言います」
「山下さん?ですか……」
急に話しかけてきた山下という人物を、私は訝しげな目で見つめた。不快な見た目で、胡散臭い態度の人などこいつ以外にもいるだろうが、この人物以上にここまで不快に感じる人間は恐らくいないだろう。
「いやー、しかし最近あなたみたいな雰囲気のお客さんが多いですね。ついこの前も、思いつめた様子の人が数人ここに来ましたし……」
「私、思いつめているように見えますか?」
私は少しムッとした様子で、つっけんどんに言い放った。初対面の人間に自分を勘繰られるのは、あまり好きではない。
「『見えますか?』か……面白い質問ですね。さすが鳥に話しかけるだけあって変な人だ」
山下は鼻で笑うかのような口調で答えた。なんだこいつ……何か言い返してやりたかったが、私はじっと我慢した。
「それで私みたいな人って、そんなに来るものなのですか?」
私は内面の感情を抑えて、出来るだけ丁寧に聞いた。しかし言葉だけ取り繕っても、肝心の声がうまくいかない。自然と、無愛想でふてくされたような口調になってしまう。しかし山下はそんなことなど気にしていないのか、先程と同じような調子で答えてきた。
「ええ、あなたが言うように結構多いですよ。やはりこれも、ストレス社会の影響ですかねえ。全く、困った世の中ですよ。ここに来れば人間をやめることができるとはいえ、簡単にやめていく人が多すぎる」
「そうなんですか。へえ……」
私は山下の説明に上の空な返事をすると、ふとぼんやりと考えた。人間をやめるって、どんな気分なのだろう。全てが嫌になって、消えてしまいたいということなのだろうか?でもそれならば、ここにきて動物になるよりも自分から死を選んだほうが簡単だ。でもそれを選ばないということは、やはり死にたいけど死ねないということなのだろうか?
「でも、どんな理由であれ頼めば動物にしてくれるのですよね?」
「ええ、もちろん。僕の仕事はそういった人たちを救ってあげることですので。動物になればくだらないニンゲン関係、ストレスなどから解放されて、自由を得ることができますよ」
山下は含み笑いを浮かべてそう言うと、切れ長の目で白鳥の檻をみつめた。その瞳はどこか憂いを帯びていて、まるでそれらを蔑んでいるかの様にもみえる。私は山下が口にする言葉の裏に気付きながらも、それについて何一つ言及しようとは思わなかった。どうせ彩が鳥になってしまった理由と同様、深く考えたところで答えは出ないのだろうから。
山下がじっと見つめていると、何を思ったのか突然、目の前の白鳥が白い羽をばさりと広げた。そして檻の中にある小さな水槽で、羽をバタつかせながら水浴びを始めた。その姿に人間のような理性などは微塵も感じられず、確かに自由にも見えた。
――ねえ、美咲。人間をやめたら、私は幸せになれるのかな?――
恐らくこの様子だと、屋上でのあのやり取りも、私のこともとうの昔に忘れてしまっているかもしれない。そう考えると、なんだか悲しい気分になってきた。いったい、彩はどういうつもりであの手紙を送ってきたのだろう……
「あの、ところで山下さんはそこにいる白鳥がここに来た時のことって覚えていませんか?別に覚えてなかったらそれで構わないのですけど」
「ここに来た時のことですか……」
山下は顎に手を当てしばらく記憶をたどると、それらしきものを脳内から導き出し、そのまま言葉を紡いだ。
「あー、そういえば確かニンゲンをやめたら幸せになれるとか言ってましたね。それと、だれも自分を理解してくれないことにうんざりするとも」
「そう、ですか……」
私は唇を閉口すると、彩が消える前のことを思い出した。私とは対照的に、明るい性格である彩は、いつもたくさんの友人に囲まれているような人間だった。話が面白く、適度に天然で鈍感な性格。彼女はその特徴を生かして友達を増やすのを得意としていた。つまり悩みなど何一つ無いお気楽な人間。そんな具合で大勢の間では位置づけられていたようだ。
だが改めて今考えてみると、もしかしたらそれが彼女の重荷になっていたのかもしれない。私の前でのみ病的なほどの虚言癖をさらしていた彼女は、もしかしたら誰かに構って欲しいという欲求の影で何か別の感情も内包していたのかもしれない。
まさか、その感情が満たされないのが嫌になって動物になったのだろうか?まあ、今ではもうそんなこと、聞くことはできない。なんせ当の本人はもうすでに人間ではないのだから。これで幸せなのかどうかも今後一切、私が知ることはないのだろう。
「幸せなんて、一つとは限らないのかもしれませんね」
私の心を覗き見たかのように、山下が急にぼそりと呟いた。私はその言葉の意味が分からず思わず理由を聞き返した。しかし山下は答えることはなかった。
彼は、懐からおもむろにパンフレットを一枚取り出すと、私に無言で渡してきた。カラフルな色彩の紙には、角ばった文字で「ニンゲン動物園へようこそ!」とつづられている。一見すると、普通の動物園案内のパンフレットのようだ。だがおかしなことに、それには「鳥・空室5件」「ライオン・空室1件」と、妙な書き方で示してあった。
「あの、これって……」
私は戸惑いながら手元のそれを見つめた。
「逃げ出したいって顔に書いてありますよ。あなたは彩さんを追ってここまで来たと思い込んでいるようですが、実際は『ニンゲンをやめるため』に来たのではないのですか?」
山下はそう言ってにやりと口角を上げると、くるりと踵をかえし、自分の後ろを付いているように合図した。
「ここを見学して、この先自分がどうするべきか考えるのもアリかもしれませんよ」
後ろ姿で手をひらひらさせる山下に、私は拙い足取りでフラフラと付いていくしかなかった。
彩も、こんな風だったのだろうか?なんだか今なら、彩が手紙を送ってきた理由が少しわかる気がする。
私はごくりと息をのむと、動物園の扉を開けた。鈍く軋む鉄の音とともに、私は動物園に足を踏み入れた。陰鬱で無感情なその場所は、私を拒むことはない様子だ。
綺麗に舗装された砂利道の両脇には、檻に入った動物たちが暮らしていた。皆、元人間だったのか、檻の前には人間の時に使っていたらしき名前がずらりと、動物名を示す看板の下に書いてある。
「白鳥(水谷彩)」
整然と並んだ看板の下からこの名前を探し出すと、私はすぐさまその檻に駆け寄った。
「え……これが、彩……?」
私は変わり果てた彩の姿を見て、ひとり溜息をついた。瞳はあのときのまま黒くよどんでいるが、今はもうあの長い黒髪は何処にもない。
「ねえ、彩。私もあなたと同じようになったら、幸せになれるのかな?」
私は気落ちして檻を眺めると、ぽつりぽつりと、彩が鳥になった後の様子などを話した。しかし今の彩は人間の言葉など忘れてしまったのか、ただ羽を毛づくろいするばかりである。ああ、やはりこれは現実なのか……私は自分の頬を軽くつねると、改めて彩が鳥になったという事実を再認識した。
陰気な空に生気を失った動物たち。この様子はまるで、暗い夜空が動物園全体を押しつぶすようだ。私は周囲をぐるりと見渡すと、大きなため息をついた。ああ、この気持ちは何なのだろう。怒りでもなく、悲しみでもない、この不透明な気持は。
不安定な感情に流される私は遠くから迫ってくる足音に気付かず、再び彩に話しかけた。
「鳥に話しかけるなんて、おかしな人ですね。もしかしてその鳥、あなたの知り合いだったのですか?」
「え?」
砂利を踏む長靴の音に驚いて振り返ると、私の背後には30代位の男の人が、薄汚れたつなぎを着て立っていた。ぼさぼさの髪に無精鬚、どこかつかみどころのない不敵な表情。私はこの男を見てすぐに、なんとも形容しがたい嫌悪感を覚えた。
「あの、誰ですか……?」
「ああ、僕ですか。僕ね。すいません、名乗るのが遅れてしまって。僕はここで園長をやっている山下と言います」
「山下さん?ですか……」
急に話しかけてきた山下という人物を、私は訝しげな目で見つめた。不快な見た目で、胡散臭い態度の人などこいつ以外にもいるだろうが、この人物以上にここまで不快に感じる人間は恐らくいないだろう。
「いやー、しかし最近あなたみたいな雰囲気のお客さんが多いですね。ついこの前も、思いつめた様子の人が数人ここに来ましたし……」
「私、思いつめているように見えますか?」
私は少しムッとした様子で、つっけんどんに言い放った。初対面の人間に自分を勘繰られるのは、あまり好きではない。
「『見えますか?』か……面白い質問ですね。さすが鳥に話しかけるだけあって変な人だ」
山下は鼻で笑うかのような口調で答えた。なんだこいつ……何か言い返してやりたかったが、私はじっと我慢した。
「それで私みたいな人って、そんなに来るものなのですか?」
私は内面の感情を抑えて、出来るだけ丁寧に聞いた。しかし言葉だけ取り繕っても、肝心の声がうまくいかない。自然と、無愛想でふてくされたような口調になってしまう。しかし山下はそんなことなど気にしていないのか、先程と同じような調子で答えてきた。
「ええ、あなたが言うように結構多いですよ。やはりこれも、ストレス社会の影響ですかねえ。全く、困った世の中ですよ。ここに来れば人間をやめることができるとはいえ、簡単にやめていく人が多すぎる」
「そうなんですか。へえ……」
私は山下の説明に上の空な返事をすると、ふとぼんやりと考えた。人間をやめるって、どんな気分なのだろう。全てが嫌になって、消えてしまいたいということなのだろうか?でもそれならば、ここにきて動物になるよりも自分から死を選んだほうが簡単だ。でもそれを選ばないということは、やはり死にたいけど死ねないということなのだろうか?
「でも、どんな理由であれ頼めば動物にしてくれるのですよね?」
「ええ、もちろん。僕の仕事はそういった人たちを救ってあげることですので。動物になればくだらないニンゲン関係、ストレスなどから解放されて、自由を得ることができますよ」
山下は含み笑いを浮かべてそう言うと、切れ長の目で白鳥の檻をみつめた。その瞳はどこか憂いを帯びていて、まるでそれらを蔑んでいるかの様にもみえる。私は山下が口にする言葉の裏に気付きながらも、それについて何一つ言及しようとは思わなかった。どうせ彩が鳥になってしまった理由と同様、深く考えたところで答えは出ないのだろうから。
山下がじっと見つめていると、何を思ったのか突然、目の前の白鳥が白い羽をばさりと広げた。そして檻の中にある小さな水槽で、羽をバタつかせながら水浴びを始めた。その姿に人間のような理性などは微塵も感じられず、確かに自由にも見えた。
――ねえ、美咲。人間をやめたら、私は幸せになれるのかな?――
恐らくこの様子だと、屋上でのあのやり取りも、私のこともとうの昔に忘れてしまっているかもしれない。そう考えると、なんだか悲しい気分になってきた。いったい、彩はどういうつもりであの手紙を送ってきたのだろう……
「あの、ところで山下さんはそこにいる白鳥がここに来た時のことって覚えていませんか?別に覚えてなかったらそれで構わないのですけど」
「ここに来た時のことですか……」
山下は顎に手を当てしばらく記憶をたどると、それらしきものを脳内から導き出し、そのまま言葉を紡いだ。
「あー、そういえば確かニンゲンをやめたら幸せになれるとか言ってましたね。それと、だれも自分を理解してくれないことにうんざりするとも」
「そう、ですか……」
私は唇を閉口すると、彩が消える前のことを思い出した。私とは対照的に、明るい性格である彩は、いつもたくさんの友人に囲まれているような人間だった。話が面白く、適度に天然で鈍感な性格。彼女はその特徴を生かして友達を増やすのを得意としていた。つまり悩みなど何一つ無いお気楽な人間。そんな具合で大勢の間では位置づけられていたようだ。
だが改めて今考えてみると、もしかしたらそれが彼女の重荷になっていたのかもしれない。私の前でのみ病的なほどの虚言癖をさらしていた彼女は、もしかしたら誰かに構って欲しいという欲求の影で何か別の感情も内包していたのかもしれない。
まさか、その感情が満たされないのが嫌になって動物になったのだろうか?まあ、今ではもうそんなこと、聞くことはできない。なんせ当の本人はもうすでに人間ではないのだから。これで幸せなのかどうかも今後一切、私が知ることはないのだろう。
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彼は、懐からおもむろにパンフレットを一枚取り出すと、私に無言で渡してきた。カラフルな色彩の紙には、角ばった文字で「ニンゲン動物園へようこそ!」とつづられている。一見すると、普通の動物園案内のパンフレットのようだ。だがおかしなことに、それには「鳥・空室5件」「ライオン・空室1件」と、妙な書き方で示してあった。
「あの、これって……」
私は戸惑いながら手元のそれを見つめた。
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