15 / 44
捨てられたのは・・・
しおりを挟む
「なるほど・・・天啓とは所詮才能のあるなしの話です。努力しなければその才能は開花しません」
「わかってる」
憤怒の感情を押し殺して喋るカタリー。その目は怒りに燃えていた。
なにせ王国から支援され、一般人より優遇されている三賢者がこの体たらくだ。怒るのは当然だった。
「今回の件は国王に話します。いいですね?」
「もちろん。ただ・・・」
「交換条件を付けられとでも?」
「・・・レンに一目だけ合わせてほしい。謝りたい」
「そもそもそのレンという凄腕の剣士は、一体どこに行ったのでしょうか」
「わからない。祠の近くにある町で別れて・・・後は知らない」
カタリーは少し考える。
王国で言葉の話せないものがいればどうなるか。冒険者としては生きていけないだろう。もちろん普通に暮らす事さえ・・・。なにせそう言う国だ。
『人と魔物の違いは言語が通じるかどうかである。会話の成り立たないものと異形の者は魔物と同じである』
きっとその凄腕の剣士は、差別され、疎まれ、王国に生活できる場所なんてないはずだ。
嫌な予感が背筋を凍らせる。
守護騎士たる所以の感覚というやつだ。
「嫌な予感がしますね・・・過去最大級に・・・」
王城に到着し、急遽国王に取り次いでもらう二人。
カタリーは未だ体に力が入らず、エリーに何回かフィジカルブーストをかけてもらいながらなんとか謁見の間にたどり着き、跪く。
「どうしたカタリー。もうダンジョンを攻略したのか?勇者と聖女は見えないようだが・・・」
「はっ!申し上げます!勇者パーティーは未だ未熟。試練の洞窟どころか初級のダンジョンすら踏破できないと思われます!」
「なに?」
怪訝な顔をしてカタリーを見下ろす国王。
「レンという剣士に心当たりは?」
「ああ・・・あの言葉の話せない獣か。既に国外追放してある。今頃魔の山で魔物の餌となって死んでいるだろう」
「なん・・・で・・・」
消え入りそうな声でそう言葉を発したのはエリー。
「なんでと言われても・・・お前たちが言ったのだろう?あんな野蛮な獣を野放しにしていては、いつか王国に被害が出ると・・・だから勇者が獣を追放する日に、あの街に騎士を多く派遣しておったのだ」
「私は知らない!!言ってない!!」
「御前であるぞ!賢者とは言え無礼者め!!」
「良い下がれ」
大声をあげる騎士の一人を諫める国王。
「それがどうしたというのだカタリ―よ」
「いえ・・・今となってはどうでもいい事です。それよりも・・・三賢者はもう一度冒険者ギルドで最初からやり直させるべきです。あまりにも弱すぎます」
「ふむ・・・」
国王は考える。そして・・・
「お前が弱すぎて使い物にならなかったのでは?」
「な!?」
「そうだな。そっちの方がしっくりくる。勇者について行けず弱音を吐くかカタリー」
「そんなことはっ!」
「お前には重荷過ぎたようだな。カタリ―。お主を騎士団から除名する。賢者はすぐに勇者と合流し、ダンジョンの攻略に戻るがいい。あとから選りすぐりの騎士を数名送ろう」
「え?」
「以上だ」
そう言って国王は椅子から立ち上がりその場を去っていく。
「・・・なるほど。既にこの国自体が・・・」
カタリーはよたよたと立ち上がり、謁見の間を立ち去る。その後ろについて歩くエリー。
「エリー。王国を出る覚悟はありますか?」
「・・・どうやって?魔の山を越えられるほど強くない」
私も、そしてカタリーも、そう言う意味だろう。
「捨てられた土地。そこに答えがあります」
「それって・・・」
「ええ。魔物として差別され、捨てられた人たちが最後に目指す場所。そこに帝国への道がある・・・まぁ死ぬ確率の方が高いですけど・・・この国はもう駄目です。愚王に雑魚勇者、痴女な聖女に戦えない賢者。私は国の為にこの身を捧げるつもりでしたが・・・そんな気は失せました。どうせ死んだように生きるならば、私は夢を抱いて死にたいと思います。
帝国ならばきっと・・・私が仕えるべき場所があると信じて・・・。
それに、レンという剣士は強かったのでしょう?ならばもしかしたら・・・帝国に行きついているかもしれません」
「・・・どうせカタリーは私がいないと動けない。だから・・・着いて行く」
「ありがとうございます」
「どうせあのパーティーからは抜けたかった。夜もまともに寝れないから」
こうして二人は帝国を目指す。捨てられた土地に希望があると信じて・・・。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「アル。エリーとカタリー知らない?」
「知らないな。まあどうでもいいんじゃないか?」
先日ダンジョンをクリアできなかったのはカタリーが弱すぎて盾の役割がこなせなかったせいだ。
エリーもしまりがいいから今まで使ってやっていたが、所詮賢者という名前だけの雑魚だし、俺の輝かしき勇者パーティーには不要だ。
それに比べて、カタリーの重傷を一瞬で治し、尚且つ消耗が一切ない聖女のアンジュ。こいつだけは手放してはいけない。本物だけが俺のパーティーには必要だ。
「カタリーのせいでダンジョンをクリアできなかったわけだし、国王の責任だろ?なんか言われるまでのんびりしっぽりやっとこうぜ」
「ええ。そうね。まだまだお金はあるし、ゆっくりしましょう」
そういいアンジュが俺の腕に絡みつく。
宿に向かって歩き出そうとした瞬間、目の前に馬車が数台止まる。
「あ?なんだ?」
馬車から降りてきたのは、王国の紋章を胸に刻まれた重装備を着た騎士たちだった。
「この度は王命により、勇者様のダンジョン攻略の支援のために参りました。早速行きましょう」
「は?」
ガシッ!と俺とアンジュは両腕を取られ、馬車に乗せられ・・・。
「待て待て待て!俺はいま万全の状態じゃねえんだよ!行くなら明日に・・・」
「大丈夫です。勇者とはいかなる状態でも勇敢に戦い、必ず勝利をもたらす存在。それを支える聖女様もいるならば、大丈夫です」
馬車が走り出す。
「俺は勇者だぞ!こんなことしていいと思ってんのか!!」
「何をおっしゃる。言いましたぞ?これは王命であると、勇者の言葉より、王の言葉の方が100倍は重いですぞ」
冷や汗が頬を流れる。確かに俺の言葉よりも王の言葉の方が重い・・・。
「王はなんて言ってるんだ?」
「ダンジョンをクリアするまで帰ってくるなと、必要なものは全て援助していただけるそうです」
「ほう?」
「食料、治癒ポーションにマナポーション、装備のメンテナンスなんかも全部やりますので・・・」
これだけの騎士が同伴するなら行けるか?
「なので物資の心配はせず、心置きなくダンジョンに籠ってください。とりあえず10日分渡しておきます」
「は?お前らは来ないのか?」
「はははは!何おおっしゃる。聖剣を持った勇者様はやっと足手まといどもを追放できたのですから、二人で余裕でしょう。あ・・・もちろん荷物持ちくらいは同伴しますぞ。そいつが物資の補給にダンジョンを行き来しますので、勇者様は何も気にせず心置きなく攻略してください」
「え?」
馬車が止まる。俺とアンジュは騎士に拘束され、ダンジョンの中に放り込まれる。
「頑張ってください勇者様!!」
騎士はそう言うと、ダンジョンの入り口を土魔法で封鎖する。
「おい!ふざけんなよ!俺が死んだらどうすんだ!!」
「大丈夫です!勇者様は最強ですので!!」
そう言うのは大きな荷物を背負った小柄な騎士。こいつが補給係という事か。
「俺は大丈夫だが、お前が死ぬかもしれないぞ?」
こいつを脅して入り口を開けさせれば・・・。
「私のことはお気になさらず!転移魔法でいつでも私だけは脱出できますので!!」
「ずるいぞてめぇ!!」
「私は補給担当ですので・・・ではまた夕方に食事を持ってきますね!」
ヒュンッ!と補給担当は荷物を残して消える。
残された俺とアンジュは、お互い唖然として・・・。
「どうするのよアル・・・」
薄暗い洞窟で、アンジュの声が微かに反響していた。
「わかってる」
憤怒の感情を押し殺して喋るカタリー。その目は怒りに燃えていた。
なにせ王国から支援され、一般人より優遇されている三賢者がこの体たらくだ。怒るのは当然だった。
「今回の件は国王に話します。いいですね?」
「もちろん。ただ・・・」
「交換条件を付けられとでも?」
「・・・レンに一目だけ合わせてほしい。謝りたい」
「そもそもそのレンという凄腕の剣士は、一体どこに行ったのでしょうか」
「わからない。祠の近くにある町で別れて・・・後は知らない」
カタリーは少し考える。
王国で言葉の話せないものがいればどうなるか。冒険者としては生きていけないだろう。もちろん普通に暮らす事さえ・・・。なにせそう言う国だ。
『人と魔物の違いは言語が通じるかどうかである。会話の成り立たないものと異形の者は魔物と同じである』
きっとその凄腕の剣士は、差別され、疎まれ、王国に生活できる場所なんてないはずだ。
嫌な予感が背筋を凍らせる。
守護騎士たる所以の感覚というやつだ。
「嫌な予感がしますね・・・過去最大級に・・・」
王城に到着し、急遽国王に取り次いでもらう二人。
カタリーは未だ体に力が入らず、エリーに何回かフィジカルブーストをかけてもらいながらなんとか謁見の間にたどり着き、跪く。
「どうしたカタリー。もうダンジョンを攻略したのか?勇者と聖女は見えないようだが・・・」
「はっ!申し上げます!勇者パーティーは未だ未熟。試練の洞窟どころか初級のダンジョンすら踏破できないと思われます!」
「なに?」
怪訝な顔をしてカタリーを見下ろす国王。
「レンという剣士に心当たりは?」
「ああ・・・あの言葉の話せない獣か。既に国外追放してある。今頃魔の山で魔物の餌となって死んでいるだろう」
「なん・・・で・・・」
消え入りそうな声でそう言葉を発したのはエリー。
「なんでと言われても・・・お前たちが言ったのだろう?あんな野蛮な獣を野放しにしていては、いつか王国に被害が出ると・・・だから勇者が獣を追放する日に、あの街に騎士を多く派遣しておったのだ」
「私は知らない!!言ってない!!」
「御前であるぞ!賢者とは言え無礼者め!!」
「良い下がれ」
大声をあげる騎士の一人を諫める国王。
「それがどうしたというのだカタリ―よ」
「いえ・・・今となってはどうでもいい事です。それよりも・・・三賢者はもう一度冒険者ギルドで最初からやり直させるべきです。あまりにも弱すぎます」
「ふむ・・・」
国王は考える。そして・・・
「お前が弱すぎて使い物にならなかったのでは?」
「な!?」
「そうだな。そっちの方がしっくりくる。勇者について行けず弱音を吐くかカタリー」
「そんなことはっ!」
「お前には重荷過ぎたようだな。カタリ―。お主を騎士団から除名する。賢者はすぐに勇者と合流し、ダンジョンの攻略に戻るがいい。あとから選りすぐりの騎士を数名送ろう」
「え?」
「以上だ」
そう言って国王は椅子から立ち上がりその場を去っていく。
「・・・なるほど。既にこの国自体が・・・」
カタリーはよたよたと立ち上がり、謁見の間を立ち去る。その後ろについて歩くエリー。
「エリー。王国を出る覚悟はありますか?」
「・・・どうやって?魔の山を越えられるほど強くない」
私も、そしてカタリーも、そう言う意味だろう。
「捨てられた土地。そこに答えがあります」
「それって・・・」
「ええ。魔物として差別され、捨てられた人たちが最後に目指す場所。そこに帝国への道がある・・・まぁ死ぬ確率の方が高いですけど・・・この国はもう駄目です。愚王に雑魚勇者、痴女な聖女に戦えない賢者。私は国の為にこの身を捧げるつもりでしたが・・・そんな気は失せました。どうせ死んだように生きるならば、私は夢を抱いて死にたいと思います。
帝国ならばきっと・・・私が仕えるべき場所があると信じて・・・。
それに、レンという剣士は強かったのでしょう?ならばもしかしたら・・・帝国に行きついているかもしれません」
「・・・どうせカタリーは私がいないと動けない。だから・・・着いて行く」
「ありがとうございます」
「どうせあのパーティーからは抜けたかった。夜もまともに寝れないから」
こうして二人は帝国を目指す。捨てられた土地に希望があると信じて・・・。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「アル。エリーとカタリー知らない?」
「知らないな。まあどうでもいいんじゃないか?」
先日ダンジョンをクリアできなかったのはカタリーが弱すぎて盾の役割がこなせなかったせいだ。
エリーもしまりがいいから今まで使ってやっていたが、所詮賢者という名前だけの雑魚だし、俺の輝かしき勇者パーティーには不要だ。
それに比べて、カタリーの重傷を一瞬で治し、尚且つ消耗が一切ない聖女のアンジュ。こいつだけは手放してはいけない。本物だけが俺のパーティーには必要だ。
「カタリーのせいでダンジョンをクリアできなかったわけだし、国王の責任だろ?なんか言われるまでのんびりしっぽりやっとこうぜ」
「ええ。そうね。まだまだお金はあるし、ゆっくりしましょう」
そういいアンジュが俺の腕に絡みつく。
宿に向かって歩き出そうとした瞬間、目の前に馬車が数台止まる。
「あ?なんだ?」
馬車から降りてきたのは、王国の紋章を胸に刻まれた重装備を着た騎士たちだった。
「この度は王命により、勇者様のダンジョン攻略の支援のために参りました。早速行きましょう」
「は?」
ガシッ!と俺とアンジュは両腕を取られ、馬車に乗せられ・・・。
「待て待て待て!俺はいま万全の状態じゃねえんだよ!行くなら明日に・・・」
「大丈夫です。勇者とはいかなる状態でも勇敢に戦い、必ず勝利をもたらす存在。それを支える聖女様もいるならば、大丈夫です」
馬車が走り出す。
「俺は勇者だぞ!こんなことしていいと思ってんのか!!」
「何をおっしゃる。言いましたぞ?これは王命であると、勇者の言葉より、王の言葉の方が100倍は重いですぞ」
冷や汗が頬を流れる。確かに俺の言葉よりも王の言葉の方が重い・・・。
「王はなんて言ってるんだ?」
「ダンジョンをクリアするまで帰ってくるなと、必要なものは全て援助していただけるそうです」
「ほう?」
「食料、治癒ポーションにマナポーション、装備のメンテナンスなんかも全部やりますので・・・」
これだけの騎士が同伴するなら行けるか?
「なので物資の心配はせず、心置きなくダンジョンに籠ってください。とりあえず10日分渡しておきます」
「は?お前らは来ないのか?」
「はははは!何おおっしゃる。聖剣を持った勇者様はやっと足手まといどもを追放できたのですから、二人で余裕でしょう。あ・・・もちろん荷物持ちくらいは同伴しますぞ。そいつが物資の補給にダンジョンを行き来しますので、勇者様は何も気にせず心置きなく攻略してください」
「え?」
馬車が止まる。俺とアンジュは騎士に拘束され、ダンジョンの中に放り込まれる。
「頑張ってください勇者様!!」
騎士はそう言うと、ダンジョンの入り口を土魔法で封鎖する。
「おい!ふざけんなよ!俺が死んだらどうすんだ!!」
「大丈夫です!勇者様は最強ですので!!」
そう言うのは大きな荷物を背負った小柄な騎士。こいつが補給係という事か。
「俺は大丈夫だが、お前が死ぬかもしれないぞ?」
こいつを脅して入り口を開けさせれば・・・。
「私のことはお気になさらず!転移魔法でいつでも私だけは脱出できますので!!」
「ずるいぞてめぇ!!」
「私は補給担当ですので・・・ではまた夕方に食事を持ってきますね!」
ヒュンッ!と補給担当は荷物を残して消える。
残された俺とアンジュは、お互い唖然として・・・。
「どうするのよアル・・・」
薄暗い洞窟で、アンジュの声が微かに反響していた。
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~
さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。
全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。
ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。
これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
無能烙印押された貧乏準男爵家三男は、『握手スキル』で成り上がる!~外れスキル?握手スキルこそ、最強のスキルなんです!
飼猫タマ
ファンタジー
貧乏準男爵家の三男トト・カスタネット(妾の子)は、13歳の誕生日に貴族では有り得ない『握手』スキルという、握手すると人の名前が解るだけの、全く使えないスキルを女神様から授かる。
貴族は、攻撃的なスキルを授かるものという頭が固い厳格な父親からは、それ以来、実の息子とは扱われず、自分の本当の母親ではない本妻からは、嫌がらせの井戸掘りばかりさせられる毎日。
だが、しかし、『握手』スキルには、有り得ない秘密があったのだ。
なんと、ただ、人と握手するだけで、付随スキルが無限にゲットできちゃう。
その付随スキルにより、今までトト・カスタネットの事を、無能と見下してた奴らを無意識下にザマーしまくる痛快物語。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる