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本編

ゲームの先生3

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ある日先生に言われた。

「彼に勝とうとするのはあきらめた方がいい」

乾いた笑みだった。

「あれは僕でも勝てないよ」

どうやらジョーゼフ様と遊んだらしい。

「無理ですか?」

「無理だね」

即答だった。
疑問の余地などないようだ。

ため息を吐く。
その道のプロがそこまで言うなら無理なのだろう。
けれど悔しい。

しょんぼりする私の頭に先生の手が伸びてきて、そして慌てたように引っ込められた。
不思議に思って顔を上げると、先生は青ざめていた。

別に頭触られたくらいで騒ぎませんよ?

そう思ったけど、あえて触られたい訳でもないので黙っておいた。

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