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yesterday
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さよなら、君へ。最後に僕が言いたいことを書こう。それがきっと、僕の命題だろうから。SEX。それしか今の頭の中には無い。どんな小難しい理論を並べても、僕が欲するのは限りない欲望なのだ。女の女体を求める僕の希求は果てしない。人はいつまでも、身体を貪り合う、果てしない荒野を彷徨う。誰かに何かを言われたとしても、貴方がそう思っているだけで、僕は全く全然別の事を考えていた。それは貴方と言う人は、簡易な人だと言う事だ。分かりやすく、女が男の下心を冷めた眼差しで見つめるのは聞き飽きた。単純に見たいのは純粋に性に勤しむ、人々の戯れだ。僕は、人々が愛し合う姿を見られるのなら性別は、厭わない。躊躇いなく、お互いの本能のまま、性欲の奴隷になれば、良い。盛りの付いた牝犬に、自分の性欲を蹂躙する。作家として、ありふれた、つまらなさ、人間の倫理心など、まったく興味が無い。人として人道的書物を書くつもりなど、元々ない。全てが、人徳者のフリなら、こんな茶番もないだろう?人々は僕に完全に影響されている。自分が、誰かの悪口を書こうとも、書かなくても、全ての自分の心の内を晒せば、心の中の矛盾すら、全てがひとつになる。金を稼ぐ為に、自分が書いているのだ、という事を忘れない事。それはつまり、読者が居なければ、読まれなければ、売れないと言う事だ。僕は他人の考えていること等、最初からどうでも良いと思っていた。僕が彼に対して、悪意さえなければ、畏れるモノなど、最初から居ない事になるからだ。さよなら、悪意達。さよなら、憎悪に駆られて、自殺に追いこむ、偽善者。我は想う。この世界に、僕がいる限り、僕は自分で居て良いのだ、僕が許すなら、貴方は消えなくても良いのだ。さよなら、愛すべき、悪の魅惑的な微笑み。嘲笑うかの様にこの世界に、愛を踏み躙る愚かな、最低な、君は、ゲロ不味かった。
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