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番外編
番外編 特別な夜*
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――すぐに中央に行く。
そう宣言したリオネルだったが、現在セドリックが借りている警備隊の宿舎は独身用。そのため、二人で暮らせる広い家にセドリックが引っ越すのを待ち、移住することになった。
新居は中央の喧騒から少し離れた住宅街にあった。こじんまりとしていながらも手入れの行き届いた庭を、リオネルはとりわけ気に入った。もっとも、そこも借家であり、正式な婚約までの仮の棲家にすぎない。
この家で季節を一巡するまで共に過ごし、その間に互いの相性を確かめる。そして問題がなければ婚約する。それがルクシェルにおける、一般的な婚約までの流れだ。
もちろん、必ずしもこの慣例に倣わなければいけないわけではない。なにもかもが初めてのリオネルに歩調を合わせ、焦らず進めていこう――というのが、セドリックの考えだった。
中央区の月夜は明るい。紺色の夜空に、欠けた月が煌々と輝いている。
「リオネルさん」
庭のテラスでワイングラスを傾けながら月を眺めていたリオネルは、背後から届いた恋人の声に振り返った。
「セド、おかえりなさい」
セドリックは、椅子に腰掛けたままのリオネルに覆い被さるようにして背を屈め、そっと口づけを落とした。
「庭にルーナが遊びにいらしているのかと思いました」
セドリックの軽口に、リオネルはくすくすと笑った。
「パーティーは楽しめましたか?」
セドリックは普段、夜に飲みに出ることは多くはない。だが今夜は、部下であるイリスとエルネストの婚約を祝うパーティがあった。
「ええ、二人の仲の良さを眺めていたら、リオネルさんに会いたくなって、少し早めに抜けてきました」
「ええ……? いいのですか?」
「こういう場に、上官は居座るのは無粋です。彼らも羽目を外したいはずですから」
「ああ……ふふ、部下思いですね」
「食事はもう済ませましたか?」
リオネルが頷くと、セドリックは手にしていた箱を掲げ、笑みを浮かべた。
「ケーキを貰ったので、よければいかがですか」
「ええ、ぜひ」
「では皿に用意してきます」
「あ、待って」
家の中へ戻ろうとするセドリックの腕を、咄嗟に掴む。
「ハニーケーキですよね? このままではいけませんか?」
ハニーケーキは、ルクシェルの庶民の間で婚姻パーティに必ず用意されるパウンドケーキだ。その名の通り、蜂蜜をたっぷりと練り込み、幸せの象徴とされている。
手も汚れにくく、わざわざカトラリーを用意するほどではないように思えた。
セドリックは口角と片眉をふっと上げ、リオネルの向かいに腰を下ろした。
「そうしましょう」
ガーデンテーブルの上で箱を開け、リオネルの前へ差し出す。リオネルはアイシングのかかったパウンドケーキをひとつ手に取り、「いただきます」と呟いてそのままかぶりついた。
「ん、美味しい……これ久々に食べました」
リオネルが笑顔で顔を上げると、セドリックら片肘をつき、じっとこちらを見ていた。その瞳は、蜂蜜のようにとろりと甘い。
「……あ、ごめんなさい……。はしたなかったですか?」
リオネルは気まずげに苦笑した。
セドリックといると、つい自然体になってしまう。一人で暮らしていた頃にしていたがさつな仕草が出てしまったことに、今更ながら頬が熱くなった。
「まさか。むしろ好ましいなと」
そう言いながら、セドリックもケーキを手掴みし、大きな口で頬張った。
「……うん、甘さ控えめで美味しいですね」
ケーキをつまみながらパーティーの土産話に耳を傾ける。話を聞くだけで、その場の盛り上がりや幸福な空気が伝わってきた。
夜長の緩やかな時間に寄り添うように交わされる会話は、穏やかで心地良い。二人は月夜の下、離れていた日中の隙間を埋めるように、心ゆくまで語り合った。
◇
月の薄明かりが影を落とす広いベッドの上に、リオネルの長い髪が広がる。月光のような白銀の髪は、リオネルが震えるたびに囁くように揺れた。
「あっ……ぁん、そこ……っ」
「……ここですね」
「……ンッ、きもちい……あっ、ぁは、は……」
後孔に埋まる三本の指で内側のなだらかな膨らみを優しく揺すられ、リオネルはなす術なく喘いだ。
思わず腰が浮く。頭がふわりとするような快感が高まっていく。同時に胸の飾りを舌で嬲られると、堪らなくなる。リオネルは胸元に顔を埋めるセドリックに頭を、ぎゅっと抱き寄せた。
「……はあ、はっ……あ、あ……」
閉じられなくなった唇の端からつぅっと唾液が垂れるのも気づかず、ただ熱を逃すように呼吸を繰り返す。
愛されることがこれほど心地良いなんて、リオネルは知らなかった。
様子を窺うセドリックの冷静な眼差しが、次第に熱を帯びていく。その変化に心臓が早鐘を打つ。月の光の下でしか見せないその獰猛な光が自分にだけ向けられていると思うと、不思議と満たされた。
後ろから与えられる快感は、前への刺激とは異なり、不思議と何度でも迎えられる。そうしているうちに、腹の奥が何かを求めるように切なく疼いた。
だが気づいているのかいないのか、セドリックは「焦る必要はない」とそれ以上は手出ししてこなかった。おかげで燻る熱を体内に抱えたまま眠りにつく羽目になったことも少なくない。
だが乱されているのは自分だけではない。セドリックもまた、幾つもの夜を耐えている。それを知っているからこそ、その中途半端な残火さえも含めて、セドリックを愛おしく思った。
「リオネルさん……よろしいですか」
それがなにを意味するのかは、聞かずともわかった。ついにセドリックと繋がれる――その期待が一気に膨らむ。
「はやく欲しいです……セド、お願い……」
甘く懇願するような囁きに、セドリックは耐えるようにごくりと唾を飲み込んだ。脚を抱えられ、先端がぴたりと触れる。
「っん、ん……ああ……!」
ゆっくりと押し入ってくるそれに、思わず身を固める。長い時間をかけて解されていたため痛みこそ感じなかったが、想像以上の圧迫感に呼吸を忘れそうになる。
「っはあ、リオネルさん……苦しくないですか」
セドリックは半分ほど進んだところで、動きを止めた。そして労わるように、リオネルのこめかみから頬を撫でる。
「ん……あ、熱い……」
「……無理はいけません。今日はこのくらいにしましょう」
そう言って身を引こうとしたセドリックの背に腕を回し、引きとめる。そして震える声で囁いた。
「いや……やめないで……」
抱きついているせいで表情は見えなかったが、体の奥でセドリックの存在がぐっと増した。
「っんん」
荒っぽく唇を塞がれ、分厚い舌が入り込んでくる。呼吸を奪うほどの口づけに、頭がくらくらした。
その隙に、セドリックが奥まで潜り込んできた。くぐもった声がセドリックの口の中へと消えていく。
腹の奥が満たされ、えも言われぬ幸福感が湧き上がる。無意識に、ぽろりと涙がこぼれた。
「リオネルさん……あなたを愛してます」
「私も……嬉しい……」
「ああ、泣かないで……」
目尻に口づけて離れていく唇を追いかけて、リオネルは自らセドリックに口づけた。溢れかえる想いを伝えたくて、拙いながらも懸命に唇を重ねた。
セドリックはリオネルの頭を支え、啄むような口づけで優しく応えた。蕩けた瞳同士が甘く交わる。
「動きますね」
そう宣言したセドリックが、ゆっくりと抽送を始めた。腹側の膨らみを狙って擦られると、腰から背筋へとぞわぞわと快感が這い上がってくる。
単調な動きだったが、それがかえってリオネルを追い詰めた。これまでの前戯を通して、それが最も効くことを彼は理解しているのだ。
「あっ、あっ……っふ、うぅ……だめ、おかしくなる……! セド……!」
「好きなだけ乱れてくださって構いませんから……!」
「…や、ああっ……っん~……っ!」
膨らみきった快感が、風船のように弾けた。意識が遠くに放り出されるような感覚に、視界が白む。リオネルは浅く短い呼吸を繰り返した。
内壁がうねり、屹立を締め付ける。その間、セドリックはじっと耐えるように息を詰めていた。
「すみません……っもう少しだけ……!」
力んでいたリオネルの腰がくたりと弛んだのを待って、セドリックは再び抽送を始めた。達したばかりの敏感なひだをこそげるように擦られ、リオネルの喉からは甘えるような嬌声がひっきりなしに漏れる。
「ぁん、んっ……ぁあ゙っ、まって……!」
波のように押し寄せる処理しきれない快感に、リオネルは頭を振った。
優しく手を引いて頂きへと導くような腰の動きから一変し、力強く突き上げられる。奥の窄まりを突かれるたび、声にならない喘ぎが漏れた。
セドリックの額から、汗の飛沫がぽたりと頬に落ちる。珍しく余裕のなさそうな表情に、胸が高鳴った。
「……っはあ、は、リオネルさん……!」
「んあっ……あぁ、んむ――」
吐息と汗が混じり合い、体の境界さえ曖昧になる。互いの心臓が激しく鼓動しているのがわかった。
やがて、再びリオネルの全身が戦慄いた。それと同時に、内側の動きに逆らって引き摺り出されたセドリックの自身が脈打つ。
「リオネルさん……私は幸せ者です」
セドリックの指先が耳殻をなぞり、頬へと添えられる。その温もりに擦り寄ると、額に口づけが降ってきた。
遠のく意識の中、捧げられた愛を確かに抱きとめ、リオネルはかすかな微笑みを返した。
そう宣言したリオネルだったが、現在セドリックが借りている警備隊の宿舎は独身用。そのため、二人で暮らせる広い家にセドリックが引っ越すのを待ち、移住することになった。
新居は中央の喧騒から少し離れた住宅街にあった。こじんまりとしていながらも手入れの行き届いた庭を、リオネルはとりわけ気に入った。もっとも、そこも借家であり、正式な婚約までの仮の棲家にすぎない。
この家で季節を一巡するまで共に過ごし、その間に互いの相性を確かめる。そして問題がなければ婚約する。それがルクシェルにおける、一般的な婚約までの流れだ。
もちろん、必ずしもこの慣例に倣わなければいけないわけではない。なにもかもが初めてのリオネルに歩調を合わせ、焦らず進めていこう――というのが、セドリックの考えだった。
中央区の月夜は明るい。紺色の夜空に、欠けた月が煌々と輝いている。
「リオネルさん」
庭のテラスでワイングラスを傾けながら月を眺めていたリオネルは、背後から届いた恋人の声に振り返った。
「セド、おかえりなさい」
セドリックは、椅子に腰掛けたままのリオネルに覆い被さるようにして背を屈め、そっと口づけを落とした。
「庭にルーナが遊びにいらしているのかと思いました」
セドリックの軽口に、リオネルはくすくすと笑った。
「パーティーは楽しめましたか?」
セドリックは普段、夜に飲みに出ることは多くはない。だが今夜は、部下であるイリスとエルネストの婚約を祝うパーティがあった。
「ええ、二人の仲の良さを眺めていたら、リオネルさんに会いたくなって、少し早めに抜けてきました」
「ええ……? いいのですか?」
「こういう場に、上官は居座るのは無粋です。彼らも羽目を外したいはずですから」
「ああ……ふふ、部下思いですね」
「食事はもう済ませましたか?」
リオネルが頷くと、セドリックは手にしていた箱を掲げ、笑みを浮かべた。
「ケーキを貰ったので、よければいかがですか」
「ええ、ぜひ」
「では皿に用意してきます」
「あ、待って」
家の中へ戻ろうとするセドリックの腕を、咄嗟に掴む。
「ハニーケーキですよね? このままではいけませんか?」
ハニーケーキは、ルクシェルの庶民の間で婚姻パーティに必ず用意されるパウンドケーキだ。その名の通り、蜂蜜をたっぷりと練り込み、幸せの象徴とされている。
手も汚れにくく、わざわざカトラリーを用意するほどではないように思えた。
セドリックは口角と片眉をふっと上げ、リオネルの向かいに腰を下ろした。
「そうしましょう」
ガーデンテーブルの上で箱を開け、リオネルの前へ差し出す。リオネルはアイシングのかかったパウンドケーキをひとつ手に取り、「いただきます」と呟いてそのままかぶりついた。
「ん、美味しい……これ久々に食べました」
リオネルが笑顔で顔を上げると、セドリックら片肘をつき、じっとこちらを見ていた。その瞳は、蜂蜜のようにとろりと甘い。
「……あ、ごめんなさい……。はしたなかったですか?」
リオネルは気まずげに苦笑した。
セドリックといると、つい自然体になってしまう。一人で暮らしていた頃にしていたがさつな仕草が出てしまったことに、今更ながら頬が熱くなった。
「まさか。むしろ好ましいなと」
そう言いながら、セドリックもケーキを手掴みし、大きな口で頬張った。
「……うん、甘さ控えめで美味しいですね」
ケーキをつまみながらパーティーの土産話に耳を傾ける。話を聞くだけで、その場の盛り上がりや幸福な空気が伝わってきた。
夜長の緩やかな時間に寄り添うように交わされる会話は、穏やかで心地良い。二人は月夜の下、離れていた日中の隙間を埋めるように、心ゆくまで語り合った。
◇
月の薄明かりが影を落とす広いベッドの上に、リオネルの長い髪が広がる。月光のような白銀の髪は、リオネルが震えるたびに囁くように揺れた。
「あっ……ぁん、そこ……っ」
「……ここですね」
「……ンッ、きもちい……あっ、ぁは、は……」
後孔に埋まる三本の指で内側のなだらかな膨らみを優しく揺すられ、リオネルはなす術なく喘いだ。
思わず腰が浮く。頭がふわりとするような快感が高まっていく。同時に胸の飾りを舌で嬲られると、堪らなくなる。リオネルは胸元に顔を埋めるセドリックに頭を、ぎゅっと抱き寄せた。
「……はあ、はっ……あ、あ……」
閉じられなくなった唇の端からつぅっと唾液が垂れるのも気づかず、ただ熱を逃すように呼吸を繰り返す。
愛されることがこれほど心地良いなんて、リオネルは知らなかった。
様子を窺うセドリックの冷静な眼差しが、次第に熱を帯びていく。その変化に心臓が早鐘を打つ。月の光の下でしか見せないその獰猛な光が自分にだけ向けられていると思うと、不思議と満たされた。
後ろから与えられる快感は、前への刺激とは異なり、不思議と何度でも迎えられる。そうしているうちに、腹の奥が何かを求めるように切なく疼いた。
だが気づいているのかいないのか、セドリックは「焦る必要はない」とそれ以上は手出ししてこなかった。おかげで燻る熱を体内に抱えたまま眠りにつく羽目になったことも少なくない。
だが乱されているのは自分だけではない。セドリックもまた、幾つもの夜を耐えている。それを知っているからこそ、その中途半端な残火さえも含めて、セドリックを愛おしく思った。
「リオネルさん……よろしいですか」
それがなにを意味するのかは、聞かずともわかった。ついにセドリックと繋がれる――その期待が一気に膨らむ。
「はやく欲しいです……セド、お願い……」
甘く懇願するような囁きに、セドリックは耐えるようにごくりと唾を飲み込んだ。脚を抱えられ、先端がぴたりと触れる。
「っん、ん……ああ……!」
ゆっくりと押し入ってくるそれに、思わず身を固める。長い時間をかけて解されていたため痛みこそ感じなかったが、想像以上の圧迫感に呼吸を忘れそうになる。
「っはあ、リオネルさん……苦しくないですか」
セドリックは半分ほど進んだところで、動きを止めた。そして労わるように、リオネルのこめかみから頬を撫でる。
「ん……あ、熱い……」
「……無理はいけません。今日はこのくらいにしましょう」
そう言って身を引こうとしたセドリックの背に腕を回し、引きとめる。そして震える声で囁いた。
「いや……やめないで……」
抱きついているせいで表情は見えなかったが、体の奥でセドリックの存在がぐっと増した。
「っんん」
荒っぽく唇を塞がれ、分厚い舌が入り込んでくる。呼吸を奪うほどの口づけに、頭がくらくらした。
その隙に、セドリックが奥まで潜り込んできた。くぐもった声がセドリックの口の中へと消えていく。
腹の奥が満たされ、えも言われぬ幸福感が湧き上がる。無意識に、ぽろりと涙がこぼれた。
「リオネルさん……あなたを愛してます」
「私も……嬉しい……」
「ああ、泣かないで……」
目尻に口づけて離れていく唇を追いかけて、リオネルは自らセドリックに口づけた。溢れかえる想いを伝えたくて、拙いながらも懸命に唇を重ねた。
セドリックはリオネルの頭を支え、啄むような口づけで優しく応えた。蕩けた瞳同士が甘く交わる。
「動きますね」
そう宣言したセドリックが、ゆっくりと抽送を始めた。腹側の膨らみを狙って擦られると、腰から背筋へとぞわぞわと快感が這い上がってくる。
単調な動きだったが、それがかえってリオネルを追い詰めた。これまでの前戯を通して、それが最も効くことを彼は理解しているのだ。
「あっ、あっ……っふ、うぅ……だめ、おかしくなる……! セド……!」
「好きなだけ乱れてくださって構いませんから……!」
「…や、ああっ……っん~……っ!」
膨らみきった快感が、風船のように弾けた。意識が遠くに放り出されるような感覚に、視界が白む。リオネルは浅く短い呼吸を繰り返した。
内壁がうねり、屹立を締め付ける。その間、セドリックはじっと耐えるように息を詰めていた。
「すみません……っもう少しだけ……!」
力んでいたリオネルの腰がくたりと弛んだのを待って、セドリックは再び抽送を始めた。達したばかりの敏感なひだをこそげるように擦られ、リオネルの喉からは甘えるような嬌声がひっきりなしに漏れる。
「ぁん、んっ……ぁあ゙っ、まって……!」
波のように押し寄せる処理しきれない快感に、リオネルは頭を振った。
優しく手を引いて頂きへと導くような腰の動きから一変し、力強く突き上げられる。奥の窄まりを突かれるたび、声にならない喘ぎが漏れた。
セドリックの額から、汗の飛沫がぽたりと頬に落ちる。珍しく余裕のなさそうな表情に、胸が高鳴った。
「……っはあ、は、リオネルさん……!」
「んあっ……あぁ、んむ――」
吐息と汗が混じり合い、体の境界さえ曖昧になる。互いの心臓が激しく鼓動しているのがわかった。
やがて、再びリオネルの全身が戦慄いた。それと同時に、内側の動きに逆らって引き摺り出されたセドリックの自身が脈打つ。
「リオネルさん……私は幸せ者です」
セドリックの指先が耳殻をなぞり、頬へと添えられる。その温もりに擦り寄ると、額に口づけが降ってきた。
遠のく意識の中、捧げられた愛を確かに抱きとめ、リオネルはかすかな微笑みを返した。
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