葛木裕美の天国と地獄の旅行話

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第1章 彼氏に会う前の一困難。

第4話「帰京」

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8月11日



 予定通り、朝早くに起きて朝食を取り、
 そのまま彼氏にSNSで連絡して、駅に向かうため、バスに乗った。

 朝1番のバスのせいか客は全然いなかった。約40分で駅に到着。

 ここまでは予定通りでほっとした。

 バスが遅れたら、すべて遅れてしまうから。

 よく駅に向かうバスは、
 朝1番のバスでもよく遅れるので、心配ではあった。



 駅に着いたら、早速切符を改札に入れて、ホームにて列車を待つ。
 
 列車自体は、東京方面ではあるが、今回は乗り換えが多い。
 
 あくまでわざとそうした。

 その方が、2時間ぐらい早いということが病院の人に教えてもらった。

 乗り換えの少ない新幹線より、乗り換えしてでも、

 リニアに乗った方が早いというのに、教えてもらった。



 5分ぐらいして、列車が来て複数回乗り換えをした。
 
 そして、リニアの駅に到着。

 ここまでで朝の11時になってしまっている。

 早朝5時に家を出たのに、リニアの駅に到着するだけで、ここまでかかった。

 後はリニアに乗ればすぐ東京についてしまう。

 1時間もかからないらしい。だが、車内販売がない為、ここで昼食。

 近くの店はすでにリサーチ済み。

 駅前にある、有名な釜めし屋に入った。

 ここの釜めしは、なんでも鉄道ファンでも
 有名なほど味は保証済みらしい…
 (病院の鉄道好きの看護士に聞いた。少し聞いている間、ドン引きはしたけど…)


 店の女将さんが来て、メニューを置いていった。

 メニューの中身は、ここの付近で取れた山菜釜めしや、
 通常の野菜が入っている釜めしなど、山の幸のメニューが多かった。

 私は、山菜釜めしを頼んだ。

 30分ぐらいかかると言われたが、これもリサーチ済み。

 別に構わないと思った。

 なぜならば、次のリニアの東京方面は、1時間半後であるからだ。

 ここは通過が多い駅らしい…。

 待ちの間は彼氏にSNSにて連絡。問題なくリニアの駅に来ていると報告。

 彼氏曰く、「早く来い。」という言葉が、

 スタンプとメッセージにて何個も送られてきた。どうやら暇らしい。

 そうして彼氏と連絡取っている間に、
 あっという間に釜めしが運ばれてきた。

 だが、話に聞いていた内容よりメニューが豪華であった。

 サービスかな?と思いながらおかみさんたちに感謝をしながら、
 山菜釜めしを食べた。

 噂通りものすごくおいしかった。今まで食べたものより次元が違った。

 さすが、テレビでも言っていたが、
 鉄道ファンは味にうるさいというが、
 その通りらしいと実感した。進めるだけあると思った。


 あっという間に間食して、少しのんびりしたらお会計した。

 しかし、メニューで見た金額よりかなり安かった。

 女将さんが「サービスだよ~!」と言っていたがなんか申し訳なかった。



 そして、リニアの駅のホームでリニアを待つ。

 すぐにリニアが来て乗車。

 そして、本当に1時間もかからずに、首都圏内の駅に到着。

 彼氏に連絡して、「待ち合わせの場所に来て」と伝えた。

 そうしたら、「了解!」と返事が返ってきた。

 私はそのまま、乗り換えして待ち合わせの駅に向かった。

 待ち合わせ場所に到着したら、彼氏から連絡があった。

 何でも、列車が動いていないらしい。

 だから今日の予定を変更して、俺の家に今からバスで来てと言われた。

 今日は、デートしたあと少し豪華なディナーとなっていたが、

 まあ、「デートは今度で、豪華なディナーは私のいる間に埋め合わせしてね」っと、

 打ってバスを探して、彼氏の家に向かった。



 彼氏の家に着いて、チャイムを鳴らすと、
「お帰りなさい。いらっしゃい。」っと言って迎えてくれた。
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