4 / 52
三話 『お屋敷』
しおりを挟む
医務室に入ると、「お嬢様どうぞ」と医師から声がかけられ、恵里香の足首の捻挫から見てもらうことになった。医師がレントゲンやMRIを慌ただしく撮り、そして診察と流れるような速さで進められていく。
――おかしい。大病院ってものは朝早くから待合室でぼーっと昼まで待って、診察は三分で終わるものだったはず。お金持ちって優遇されてるんだな。
恵里香はテーピングしてもらうと、すぐに問題なく歩けるようになった。腕の良い医師なんだろう。俺も骨には異常はなく数日間、横になっていれば自然に治ると言われた。
二人して待合室に戻ると、SPが心配そうな顔でやってきた。
恵里香は人差し指を胸の前で伸ばすと。
「じゃあ、早速行くわよ。ユウキ! 腰が悪いんだから無理するな! 私の屋敷で療養しなさい!」
「はいっ????」
どういう事なんだ? 俺がエリカの部屋でお泊まり? 違うよな? お屋敷だから沢山あるうちの一部屋貸してやるぐらいの気持ちか?
命の恩人だから数日だけ面倒を見てやろうと。金持ちの思考はさっぱり分からない。
「いや、いいよ。そこまでしてもらうのも悪いし」
「そうね。仕事もあるし・・・・・・。どうせ大した仕事してないでしょ。いっそのこと、私からその仕事は断っとくわ!」
──何でだよ。 エリカの透明なピンクのグロスを塗ったぷにゅっとした柔らかそうな唇にキスしたいとか、頬がすぐに紅く染まるとことか、容姿は本当に完璧なのに言っていることが、遥か宇宙の彼方に飛んでいる。
その後、マイナンバーカードから俺の個人情報が判明し、今は働いていないことがバレ、白目になる恵里香。それも一瞬の事で直ぐに顔が緩み、
「え? 最近首になったの? 丁度良かったじゃない?」
「良くないよ……」
「数日経てば卒業論文書くだけから、大学あまり行かなくていいの。私と一緒にVRMMO三昧になると思うわ。その間はパパに連絡してお給金も出してもらえるように頼んどくから」
「いやいや! ゲームやるだけで? そんなことに給料なんて出せないでしょ?」
「大丈夫よ! 外に車待たせてるから行くわよ。ユウキの実家に、連絡いれとくし。そうねー! 宮内ダイヤの用務員てことでいいんじゃない?」
なんてこった。宮内財閥の社員? ちょい待てよ。いつもそれでやらかしているじゃないか? 流されて安易な道を選んでいつも失敗してきた。こんなんで本当に大丈夫か?
「ちょい待て、期間だけでも決めとこう。腰が治るまででもいいか?」
腰なんて1週間もすれば治るだろう。その頃にはエリカの熱も下がるだろ。
この宮内ダイヤという会社は給料がアルバイトですら、その辺の会社の二倍以上。さらには福利厚生も整っていることから、よくテレビやラジオでも超絶ホワイト企業として大々的に紹介されることが多い。
「いいけど。まぁー、それはおいおいね」
大丈夫かな、何か大きな罠にハマってはいないのだろうか。
「行くわよ!」
そう恵里香はまたもや俺の手を引っ張って、ゆっくりと病院の玄関口まで歩く。目の前にはロールスロイス? 車幅の長いピカピカの黒塗りの車が停車していて、俺たちが近づくと自動ドアがスっと静かに開く。
「これに乗るの?」
「そうよ! これ以外になにかあるの?」
恐らく、こんなの乗るのは人生で最初で最後だろう。恵里香が先に後部座席に乗ろうとしている。
俺はまだ腰に痛みを感じていたので、前かがみになり右手で車体を押さえて乗ろうとすると、手が滑る。「あっ」と、声が出て、バランスを崩し……振り向いた恵里香の唇に俺の唇が触れた。
恵里香は一瞬ビクッとして、目を大きく見開くと細い眉が一気に吊り上がった。
──やばいっ。
「えっ……」
「ごめっ……」
後ろにいた黒服の男が俺を掴んで地べたへ放り投げる。ピンクのタイルが一面に貼られる病院の玄関先に俺は顔から打ち付けられた。
「ごふっ」
さっきまでのはなんだったんだ……。
「ちょっとお嬢様にやりすぎてやしませんか。どこの誰かもわからんやつを、うちの車に乗せること自体最初から納得してなかったんですよ!」
令嬢と仲良くなるなんて、有り得ないよな……。本当に情けない。一時でもいい思い出をありがとう。
──思わず涙が込み上げてきた。
パーーーン!!!
天空の青空に向かって高らかに気持ちよく鳴る清々しい音。まるで三角関係の恋愛ドラマで見た女優顔負けのビンタが俺の真っ暗な気持ちを変えてくれた。
何とか、床に手をつき、重い身体を起こそうとすると、恵里香が「ふぅふぅ」と肩で息をしている。右手を震わせながら、スーツの男性をキッと睨み付ける。そいつは何が起こったのか分からず、呆然と突っ立っているようだった。
──どういうことだ?
「何やってんの! 命の恩人に何てことしてくれたのよ! あんたは今日付けで、くびよ! くびっ!」
恵里香は興奮して声を荒らげる。そして俺に近づき、しゃがみこんで起こそうとしてくれている。黒いミニスカートの奥に、白のレースの付いたパンツがチラリと見えた。
「大丈夫なの? 顔赤いし、変なとこ打ってない? ちょっと見てないで手伝いなさいよ!」
後ろを振り返り、真剣に怒鳴っている。他のSPもやれやれといった感じで俺を助けてくれた。
もしかしたら、この子、本気か? でもまだ分からない。慎重な態度に出た方が良さそう。
「いいよ。恵里香の家に行こう」
この子の行動力は凄い、とても年下とは思えない。どうしたら若くしてこんな行動力を身につけられたんだろう……。
☆
車は病院から10分ほど走らせた山間部、喧騒のない静かな場所で停車した。屋敷の外壁は2メートルほどの高さのコンクリートの壁で囲まれており、一際目立つ赤い門の前に到着した。SPはリモコンのボタンを押して扉を開けた。
敷地内に入ると日本庭園のような作りで白い石が地面に敷き詰められている、真ん中に道路が2本あり、500mぐらい先に大きなお屋敷が見える。
その道中は池があったり、竹林があったり、松の木が手入れされていたりとセンスの良さがうかがわせる。まるで京都の観光名所に来たような気分だ。更には休憩室のような場所や、コンビニも建っているから驚かされる。
玄関先にはメイドが10人ほどお辞儀しながら待機していた。
その中を俺たちは歩いていく。
「ふぅー、緊張した。いつもこうなの?」
「そうよ! 何かおかしなことでもあった?」
「いつもこうだと疲れない?」
「慣れてるから、そんなこと考えたこともないわ」
階段を踏みしめ二階へと上がる。一つ目、二つ目、三つ目・・・・・・、十個目の角部屋へと案内される。
「それよりゲーム始めましょ。私、シャワー浴びて着替えてくるから、その間に説明書読んで、それと、この部屋、あなたの部屋にするから、好きに使っていいわよ。ゲーム『Lack the world』楽しみね!」
そう言って、エリカは部屋を後にする。
俺はエリカのシャワーシーンを勝手に想像し、何やってんだと思いながら、説明書に目を通すことにした。
――おかしい。大病院ってものは朝早くから待合室でぼーっと昼まで待って、診察は三分で終わるものだったはず。お金持ちって優遇されてるんだな。
恵里香はテーピングしてもらうと、すぐに問題なく歩けるようになった。腕の良い医師なんだろう。俺も骨には異常はなく数日間、横になっていれば自然に治ると言われた。
二人して待合室に戻ると、SPが心配そうな顔でやってきた。
恵里香は人差し指を胸の前で伸ばすと。
「じゃあ、早速行くわよ。ユウキ! 腰が悪いんだから無理するな! 私の屋敷で療養しなさい!」
「はいっ????」
どういう事なんだ? 俺がエリカの部屋でお泊まり? 違うよな? お屋敷だから沢山あるうちの一部屋貸してやるぐらいの気持ちか?
命の恩人だから数日だけ面倒を見てやろうと。金持ちの思考はさっぱり分からない。
「いや、いいよ。そこまでしてもらうのも悪いし」
「そうね。仕事もあるし・・・・・・。どうせ大した仕事してないでしょ。いっそのこと、私からその仕事は断っとくわ!」
──何でだよ。 エリカの透明なピンクのグロスを塗ったぷにゅっとした柔らかそうな唇にキスしたいとか、頬がすぐに紅く染まるとことか、容姿は本当に完璧なのに言っていることが、遥か宇宙の彼方に飛んでいる。
その後、マイナンバーカードから俺の個人情報が判明し、今は働いていないことがバレ、白目になる恵里香。それも一瞬の事で直ぐに顔が緩み、
「え? 最近首になったの? 丁度良かったじゃない?」
「良くないよ……」
「数日経てば卒業論文書くだけから、大学あまり行かなくていいの。私と一緒にVRMMO三昧になると思うわ。その間はパパに連絡してお給金も出してもらえるように頼んどくから」
「いやいや! ゲームやるだけで? そんなことに給料なんて出せないでしょ?」
「大丈夫よ! 外に車待たせてるから行くわよ。ユウキの実家に、連絡いれとくし。そうねー! 宮内ダイヤの用務員てことでいいんじゃない?」
なんてこった。宮内財閥の社員? ちょい待てよ。いつもそれでやらかしているじゃないか? 流されて安易な道を選んでいつも失敗してきた。こんなんで本当に大丈夫か?
「ちょい待て、期間だけでも決めとこう。腰が治るまででもいいか?」
腰なんて1週間もすれば治るだろう。その頃にはエリカの熱も下がるだろ。
この宮内ダイヤという会社は給料がアルバイトですら、その辺の会社の二倍以上。さらには福利厚生も整っていることから、よくテレビやラジオでも超絶ホワイト企業として大々的に紹介されることが多い。
「いいけど。まぁー、それはおいおいね」
大丈夫かな、何か大きな罠にハマってはいないのだろうか。
「行くわよ!」
そう恵里香はまたもや俺の手を引っ張って、ゆっくりと病院の玄関口まで歩く。目の前にはロールスロイス? 車幅の長いピカピカの黒塗りの車が停車していて、俺たちが近づくと自動ドアがスっと静かに開く。
「これに乗るの?」
「そうよ! これ以外になにかあるの?」
恐らく、こんなの乗るのは人生で最初で最後だろう。恵里香が先に後部座席に乗ろうとしている。
俺はまだ腰に痛みを感じていたので、前かがみになり右手で車体を押さえて乗ろうとすると、手が滑る。「あっ」と、声が出て、バランスを崩し……振り向いた恵里香の唇に俺の唇が触れた。
恵里香は一瞬ビクッとして、目を大きく見開くと細い眉が一気に吊り上がった。
──やばいっ。
「えっ……」
「ごめっ……」
後ろにいた黒服の男が俺を掴んで地べたへ放り投げる。ピンクのタイルが一面に貼られる病院の玄関先に俺は顔から打ち付けられた。
「ごふっ」
さっきまでのはなんだったんだ……。
「ちょっとお嬢様にやりすぎてやしませんか。どこの誰かもわからんやつを、うちの車に乗せること自体最初から納得してなかったんですよ!」
令嬢と仲良くなるなんて、有り得ないよな……。本当に情けない。一時でもいい思い出をありがとう。
──思わず涙が込み上げてきた。
パーーーン!!!
天空の青空に向かって高らかに気持ちよく鳴る清々しい音。まるで三角関係の恋愛ドラマで見た女優顔負けのビンタが俺の真っ暗な気持ちを変えてくれた。
何とか、床に手をつき、重い身体を起こそうとすると、恵里香が「ふぅふぅ」と肩で息をしている。右手を震わせながら、スーツの男性をキッと睨み付ける。そいつは何が起こったのか分からず、呆然と突っ立っているようだった。
──どういうことだ?
「何やってんの! 命の恩人に何てことしてくれたのよ! あんたは今日付けで、くびよ! くびっ!」
恵里香は興奮して声を荒らげる。そして俺に近づき、しゃがみこんで起こそうとしてくれている。黒いミニスカートの奥に、白のレースの付いたパンツがチラリと見えた。
「大丈夫なの? 顔赤いし、変なとこ打ってない? ちょっと見てないで手伝いなさいよ!」
後ろを振り返り、真剣に怒鳴っている。他のSPもやれやれといった感じで俺を助けてくれた。
もしかしたら、この子、本気か? でもまだ分からない。慎重な態度に出た方が良さそう。
「いいよ。恵里香の家に行こう」
この子の行動力は凄い、とても年下とは思えない。どうしたら若くしてこんな行動力を身につけられたんだろう……。
☆
車は病院から10分ほど走らせた山間部、喧騒のない静かな場所で停車した。屋敷の外壁は2メートルほどの高さのコンクリートの壁で囲まれており、一際目立つ赤い門の前に到着した。SPはリモコンのボタンを押して扉を開けた。
敷地内に入ると日本庭園のような作りで白い石が地面に敷き詰められている、真ん中に道路が2本あり、500mぐらい先に大きなお屋敷が見える。
その道中は池があったり、竹林があったり、松の木が手入れされていたりとセンスの良さがうかがわせる。まるで京都の観光名所に来たような気分だ。更には休憩室のような場所や、コンビニも建っているから驚かされる。
玄関先にはメイドが10人ほどお辞儀しながら待機していた。
その中を俺たちは歩いていく。
「ふぅー、緊張した。いつもこうなの?」
「そうよ! 何かおかしなことでもあった?」
「いつもこうだと疲れない?」
「慣れてるから、そんなこと考えたこともないわ」
階段を踏みしめ二階へと上がる。一つ目、二つ目、三つ目・・・・・・、十個目の角部屋へと案内される。
「それよりゲーム始めましょ。私、シャワー浴びて着替えてくるから、その間に説明書読んで、それと、この部屋、あなたの部屋にするから、好きに使っていいわよ。ゲーム『Lack the world』楽しみね!」
そう言って、エリカは部屋を後にする。
俺はエリカのシャワーシーンを勝手に想像し、何やってんだと思いながら、説明書に目を通すことにした。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
魔力ゼロの俺だけが、呪いの装備を『代償なし』で使い放題 ~命を削る魔剣も、俺が持てば『ただのよく切れる剣』~
仙道
ファンタジー
現代日本で天才研究者だった相模登(さがみ のぼる)は、ある日突然、異世界へ転移した。 そこは『スキル』と『魔力』が全てを決める世界。
しかし登には、ステータス画面もなければ、魔力も、スキルも一切存在しなかった。
ただの一般人として迷宮に放り出された彼は、瀕死の女騎士と出会う。彼女の前には、使う者の命を瞬時に吸い尽くす『呪いの魔剣』が落ちていた。
武器はそれしかない。女騎士は絶望していたが、登は平然と魔剣を握りしめる。 「なぜ……生きていられるの?」 登には、剣が対価として要求する魔力は存在しない。故に、魔剣はデメリットなしの『ただのよく切れる剣』として機能した。
これは、世界で唯一「対価」を支払う必要がない登が、呪われた武具を次々と使いこなし、その副作用に苦しむ女騎士やエルフ、聖女を救い出し、無自覚に溺愛されていく物語。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
親がうるさいのでVRMMOでソロ成長します
miigumi
ファンタジー
VRが当たり前になった時代。大学生の瑞希は、親の干渉に息苦しさを感じながらも、特にやりたいことも見つからずにいた。
そんなある日、友人に誘われた話題のVRMMO《ルーンスフィア・オンライン》で目にしたのは――「あなたが求める自由を」という言葉。
軽い気持ちでログインしたはずが、気づけば彼女は“ソロ”で世界を駆けることになる。
誰にも縛られない場所で、瑞希は自分の力で強くなることを選んだ。これは、自由を求める彼女のソロ成長物語。
毎日22時投稿します。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる