5 / 52
四話 『Lack the world』
しおりを挟む
『Lack the world』
表紙をめくると、この世界は剣や魔法を駆使して強大な悪を倒すらしい。と、書かれている。──なるほど。一般的なVRMMOとあまり変わらないか。
職業は選べれる。 読み進めて行くと、……まじか?
説明書の最後に封筒が括り付けられており、それがあなたの職業です。と記載されている。
あちゃー。これプレイヤーの事考えてないな。大丈夫か? ん? 冒険を進める上で転職することも可能と書いてある。そうそう、やっぱり自分の好きな職種で冒険したいよな!
封筒を開けると、中には1枚のカードが入っていた。
Dランク 魔法使い
職業を詳しく説明した小冊子も一緒に入っていた。
・魔法使い
力と体力、攻撃力が低く、前線で戦う事には向いていません。MP(マジックポイント)と呼ばれる精神エネルギーを使い、魔法を唱えることが出来ます。
精神エネルギーは全ての生物に備わるもので、魔法は練習次第でどんどん使えるようになります。ちなみにレベルの概念は在りません。
と、いうことは、早めに魔法を練習して覚えていけば、誰よりも先を越せると言うわけか。今時珍しい。大抵はレベルアップと共に使える魔法が増えていくものだけど。
そして、ページをめくると魔法が羅列してあった。
・初級魔法
・ファイアーボール
・アイスキャノン
・サンダーボルト
・ラッキーボール
ん? 4個しか覚えない? 最後のラッキーボールってなんだ? 読み進めて行くと魔法使いは道中、魔法書を手に入れて練習することで魔法を憶えていくと書かれている。
なんかリアルの世界みたいで面白そうだな。
つまり、プレイヤーは、初期の職業から始めて職転していくことになるのか? 俺は逆にこのままこの職業でやり続けよう。
職種ごとにこんな小冊子をつけるとか手が込んでいる。
自分の部屋は殺風景で机と椅子。後は何も入っていない本棚に、ベッドがあるぐらい。取り敢えず、恵里香が戻ってくるまで少し遊んじゃおう。
VRの本体である眼鏡をかける。
椅子に腰かけて、コンセントを挿して、いざ!
「ログイン」
ログインはちなみに音声入力方式。
──すると、目の前には舗装されていない白い砂利道が、遠くまで続いている。その両わきには広大な草原が広がっていた。目の前には木で作られた看板がある。
この道を真っ直ぐ行けば『ラムの町』らしい。キャラの容姿はリアルのまま。服装はグレーのローブを身に纏っていた。そして手には枝のようなものを握っている。これは杖かな?
モンスターもいないし、練習してみるか。草原にはゲームの初日ということもあり、ログイン地点だからか、人が沢山集まっている。俺は少し離れて練習することにした。
ファイアーボールでも覚えてみるか。説明書を見ると確かこうだ。
息を吸って、一度お腹に息を溜め込んでから、息を吐きながら、それが右腕を通って杖の先端までいくのを想像する。
ふぅふぅ
息を止めるのはきつい。やり方間違ってないか?
自然に呼吸しつつ、息を吸うタイミングでお腹にあるエネルギーが右手に移動するさまをイメージ。そして視線を杖の先端に向ける。
──すると、杖の先端がバチバチと線香花火のように光りだした。
「おぉ!」
感動してしまう。ほのかに揺れる黄色い光がバチバチと小さな音を立てて留まっている。この後、魔法の名前を唱えればいいんだよな。
「ファイアーボール」
何も変化なし。なんでだ?
やり方が違うのか、何かコツがいるのか。分からない。周りには同じような魔法使いがファイアーボールやらアイスキャノンを練習している姿が目に入る。
──でも誰一人として出来ていない。
これもしかして、バグ? 栗毛の女性魔法使いは
「あれっ、出ない! やり方違うのー?」
杖をぶんぶん振りまわしている。見てたら手からすっぽ抜けてどこかに飛んで行った。大丈夫かな?
これは試行錯誤しないと出来ないゲームか?
もう一度呼吸しながらお腹から腕へ、そして杖の先端に意識を集中させる。先端が光る。
この後どうしたら魔法が出るのか?
その時、草陰から一匹の白いスライムが飛び出してきた。
LOCK ON
何これ?ロックオンの△マークが現れる。もしかしたらこれは対象物がいないと出ないのか?
△はゆっくりとぐるぐる回っている。スライムのど真ん中に当てたいと願う。
マークがそのスライムのど真ん中で止まる。鼻の位置だ。杖を恐る恐る△マークに向けて
「ファイアーボール」
マッチをつけたような小さな炎がゆっくりと飛んでいく。
スライムがこちらを見て臨戦態勢に入る。
「やばい」
こちらに体当たりを仕掛けてきた。
「ごふっ」
──超絶痛いじゃないか。
もう1度やってやる。杖を構えてスライムを見る。白色か。そういえば、恵里香のブラも白だったような。SPに倒された時、駆けつけてくれてしゃがみこんだ時にちらりと見えた。
スライムは手をハンマーの形にすると俺をポコポコ殴り始めた。
左上にある緑のHPゲージが少しずつ減っていき、三分の一ほどになりかけた。
手に力を入れて杖をおもいっきり振った。
先ほどとは違いテニスボールくらいの火球が凄い勢いで飛んでいき。スライムにぶち当たる
その瞬間、スライムは弾け飛びキラキラしたエフェクトが空中を舞った。
「ふぅ──」
倒せた。やっぱセンスあるな俺。ちょい待て、最初は簡単なスキルからだろ。誰でも出来るんだよこんなこと。やばいな、また調子に乗りかけた。
周りにいたプレイヤーがこちらに続々とやってくる。
若い女性が多い。
「どうやって魔法出したんですか?」
三つ編みの眼鏡の子がこちらを見てくる。調子こくなよ。オンラインは調子こくとすぐにネットにあげられて叩かれるのだ。
「あ、はい、僕もあまり良くわかないんですけど、杖を振る速さが玉のとぶ速さだと思います。初めてなので、まだつかみきれていないのですが」
「そうなんですね。ありがとうございます」
中には師匠とか読んでくる男の子までいて困ってしまう。ここで得意げになってもしょうがない。
そろそろ、恵里香も終わったかな。
ログアウトボタンを押そうとしたとき体が揺れるのを感じた。
眼鏡が取られて現実世界へと戻される。
「あーー、ズルい。自分だけ先にやってたの?」
コラコラと言わんばかりの顔を近づけてくる。お風呂上がりの恵里香は肌がほんのりと赤く染まり色気を感じられた。目もすこしトロンとしているようで俺も思わず溶けてしまいそうになる。こんな幸せでいいんだろうか。
「シャワー浴びてきなさいよ! それか大浴場もあるから行ってきて! 着替えも用意させといたわ」
「何から何までしてもらってありがとう」
「私も説明書を読むから、夕食後に一緒にやりましょ」
「いってくる」
こんな幸せなことしてていいのか? お風呂に浸かりながら考えている。ゲームは好きだし、好きな人といられる幸せ。
向こうは恩人だと感じているから俺の好きそうなことをやらせているだけなのかもしれない。それは好意があるとはまた別の話だ。勘違いするな。
俺なんて底辺の人間なんだから。恵里香はお嬢様で令嬢でかたや自分は雇われだよ。
その辺りをしっかりわきまえた方が良いのかもしれない。
お風呂から上がり、自分の部屋で夕食を頂く。メイドの方が持ってきてくれた。
「次からは取りに行きます」
と言うと年配の女性は
「あらいいのに」
食器を食堂に片付けて、部屋のドアを開けると、パジャマ姿の恵里香が何故か俺の布団の上で大の字になって寝ていた!
ボタンが上から二個外れていて小振りな胸がはだけている。半分寝ぼけているのか手を服の下からいれてモゾモゾとお腹を掻いている。小さなおへそが見えた。
──床に落ちた薄手の毛布をかけてあげると、目を覚ます。
「ごめんなさい。寝るはずじゃなかったのに」
「ゲームやれる?」
「少し寝たら目が覚めたから大丈夫よ!」
表紙をめくると、この世界は剣や魔法を駆使して強大な悪を倒すらしい。と、書かれている。──なるほど。一般的なVRMMOとあまり変わらないか。
職業は選べれる。 読み進めて行くと、……まじか?
説明書の最後に封筒が括り付けられており、それがあなたの職業です。と記載されている。
あちゃー。これプレイヤーの事考えてないな。大丈夫か? ん? 冒険を進める上で転職することも可能と書いてある。そうそう、やっぱり自分の好きな職種で冒険したいよな!
封筒を開けると、中には1枚のカードが入っていた。
Dランク 魔法使い
職業を詳しく説明した小冊子も一緒に入っていた。
・魔法使い
力と体力、攻撃力が低く、前線で戦う事には向いていません。MP(マジックポイント)と呼ばれる精神エネルギーを使い、魔法を唱えることが出来ます。
精神エネルギーは全ての生物に備わるもので、魔法は練習次第でどんどん使えるようになります。ちなみにレベルの概念は在りません。
と、いうことは、早めに魔法を練習して覚えていけば、誰よりも先を越せると言うわけか。今時珍しい。大抵はレベルアップと共に使える魔法が増えていくものだけど。
そして、ページをめくると魔法が羅列してあった。
・初級魔法
・ファイアーボール
・アイスキャノン
・サンダーボルト
・ラッキーボール
ん? 4個しか覚えない? 最後のラッキーボールってなんだ? 読み進めて行くと魔法使いは道中、魔法書を手に入れて練習することで魔法を憶えていくと書かれている。
なんかリアルの世界みたいで面白そうだな。
つまり、プレイヤーは、初期の職業から始めて職転していくことになるのか? 俺は逆にこのままこの職業でやり続けよう。
職種ごとにこんな小冊子をつけるとか手が込んでいる。
自分の部屋は殺風景で机と椅子。後は何も入っていない本棚に、ベッドがあるぐらい。取り敢えず、恵里香が戻ってくるまで少し遊んじゃおう。
VRの本体である眼鏡をかける。
椅子に腰かけて、コンセントを挿して、いざ!
「ログイン」
ログインはちなみに音声入力方式。
──すると、目の前には舗装されていない白い砂利道が、遠くまで続いている。その両わきには広大な草原が広がっていた。目の前には木で作られた看板がある。
この道を真っ直ぐ行けば『ラムの町』らしい。キャラの容姿はリアルのまま。服装はグレーのローブを身に纏っていた。そして手には枝のようなものを握っている。これは杖かな?
モンスターもいないし、練習してみるか。草原にはゲームの初日ということもあり、ログイン地点だからか、人が沢山集まっている。俺は少し離れて練習することにした。
ファイアーボールでも覚えてみるか。説明書を見ると確かこうだ。
息を吸って、一度お腹に息を溜め込んでから、息を吐きながら、それが右腕を通って杖の先端までいくのを想像する。
ふぅふぅ
息を止めるのはきつい。やり方間違ってないか?
自然に呼吸しつつ、息を吸うタイミングでお腹にあるエネルギーが右手に移動するさまをイメージ。そして視線を杖の先端に向ける。
──すると、杖の先端がバチバチと線香花火のように光りだした。
「おぉ!」
感動してしまう。ほのかに揺れる黄色い光がバチバチと小さな音を立てて留まっている。この後、魔法の名前を唱えればいいんだよな。
「ファイアーボール」
何も変化なし。なんでだ?
やり方が違うのか、何かコツがいるのか。分からない。周りには同じような魔法使いがファイアーボールやらアイスキャノンを練習している姿が目に入る。
──でも誰一人として出来ていない。
これもしかして、バグ? 栗毛の女性魔法使いは
「あれっ、出ない! やり方違うのー?」
杖をぶんぶん振りまわしている。見てたら手からすっぽ抜けてどこかに飛んで行った。大丈夫かな?
これは試行錯誤しないと出来ないゲームか?
もう一度呼吸しながらお腹から腕へ、そして杖の先端に意識を集中させる。先端が光る。
この後どうしたら魔法が出るのか?
その時、草陰から一匹の白いスライムが飛び出してきた。
LOCK ON
何これ?ロックオンの△マークが現れる。もしかしたらこれは対象物がいないと出ないのか?
△はゆっくりとぐるぐる回っている。スライムのど真ん中に当てたいと願う。
マークがそのスライムのど真ん中で止まる。鼻の位置だ。杖を恐る恐る△マークに向けて
「ファイアーボール」
マッチをつけたような小さな炎がゆっくりと飛んでいく。
スライムがこちらを見て臨戦態勢に入る。
「やばい」
こちらに体当たりを仕掛けてきた。
「ごふっ」
──超絶痛いじゃないか。
もう1度やってやる。杖を構えてスライムを見る。白色か。そういえば、恵里香のブラも白だったような。SPに倒された時、駆けつけてくれてしゃがみこんだ時にちらりと見えた。
スライムは手をハンマーの形にすると俺をポコポコ殴り始めた。
左上にある緑のHPゲージが少しずつ減っていき、三分の一ほどになりかけた。
手に力を入れて杖をおもいっきり振った。
先ほどとは違いテニスボールくらいの火球が凄い勢いで飛んでいき。スライムにぶち当たる
その瞬間、スライムは弾け飛びキラキラしたエフェクトが空中を舞った。
「ふぅ──」
倒せた。やっぱセンスあるな俺。ちょい待て、最初は簡単なスキルからだろ。誰でも出来るんだよこんなこと。やばいな、また調子に乗りかけた。
周りにいたプレイヤーがこちらに続々とやってくる。
若い女性が多い。
「どうやって魔法出したんですか?」
三つ編みの眼鏡の子がこちらを見てくる。調子こくなよ。オンラインは調子こくとすぐにネットにあげられて叩かれるのだ。
「あ、はい、僕もあまり良くわかないんですけど、杖を振る速さが玉のとぶ速さだと思います。初めてなので、まだつかみきれていないのですが」
「そうなんですね。ありがとうございます」
中には師匠とか読んでくる男の子までいて困ってしまう。ここで得意げになってもしょうがない。
そろそろ、恵里香も終わったかな。
ログアウトボタンを押そうとしたとき体が揺れるのを感じた。
眼鏡が取られて現実世界へと戻される。
「あーー、ズルい。自分だけ先にやってたの?」
コラコラと言わんばかりの顔を近づけてくる。お風呂上がりの恵里香は肌がほんのりと赤く染まり色気を感じられた。目もすこしトロンとしているようで俺も思わず溶けてしまいそうになる。こんな幸せでいいんだろうか。
「シャワー浴びてきなさいよ! それか大浴場もあるから行ってきて! 着替えも用意させといたわ」
「何から何までしてもらってありがとう」
「私も説明書を読むから、夕食後に一緒にやりましょ」
「いってくる」
こんな幸せなことしてていいのか? お風呂に浸かりながら考えている。ゲームは好きだし、好きな人といられる幸せ。
向こうは恩人だと感じているから俺の好きそうなことをやらせているだけなのかもしれない。それは好意があるとはまた別の話だ。勘違いするな。
俺なんて底辺の人間なんだから。恵里香はお嬢様で令嬢でかたや自分は雇われだよ。
その辺りをしっかりわきまえた方が良いのかもしれない。
お風呂から上がり、自分の部屋で夕食を頂く。メイドの方が持ってきてくれた。
「次からは取りに行きます」
と言うと年配の女性は
「あらいいのに」
食器を食堂に片付けて、部屋のドアを開けると、パジャマ姿の恵里香が何故か俺の布団の上で大の字になって寝ていた!
ボタンが上から二個外れていて小振りな胸がはだけている。半分寝ぼけているのか手を服の下からいれてモゾモゾとお腹を掻いている。小さなおへそが見えた。
──床に落ちた薄手の毛布をかけてあげると、目を覚ます。
「ごめんなさい。寝るはずじゃなかったのに」
「ゲームやれる?」
「少し寝たら目が覚めたから大丈夫よ!」
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
魔力ゼロの俺だけが、呪いの装備を『代償なし』で使い放題 ~命を削る魔剣も、俺が持てば『ただのよく切れる剣』~
仙道
ファンタジー
現代日本で天才研究者だった相模登(さがみ のぼる)は、ある日突然、異世界へ転移した。 そこは『スキル』と『魔力』が全てを決める世界。
しかし登には、ステータス画面もなければ、魔力も、スキルも一切存在しなかった。
ただの一般人として迷宮に放り出された彼は、瀕死の女騎士と出会う。彼女の前には、使う者の命を瞬時に吸い尽くす『呪いの魔剣』が落ちていた。
武器はそれしかない。女騎士は絶望していたが、登は平然と魔剣を握りしめる。 「なぜ……生きていられるの?」 登には、剣が対価として要求する魔力は存在しない。故に、魔剣はデメリットなしの『ただのよく切れる剣』として機能した。
これは、世界で唯一「対価」を支払う必要がない登が、呪われた武具を次々と使いこなし、その副作用に苦しむ女騎士やエルフ、聖女を救い出し、無自覚に溺愛されていく物語。
親がうるさいのでVRMMOでソロ成長します
miigumi
ファンタジー
VRが当たり前になった時代。大学生の瑞希は、親の干渉に息苦しさを感じながらも、特にやりたいことも見つからずにいた。
そんなある日、友人に誘われた話題のVRMMO《ルーンスフィア・オンライン》で目にしたのは――「あなたが求める自由を」という言葉。
軽い気持ちでログインしたはずが、気づけば彼女は“ソロ”で世界を駆けることになる。
誰にも縛られない場所で、瑞希は自分の力で強くなることを選んだ。これは、自由を求める彼女のソロ成長物語。
毎日22時投稿します。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる