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十八話 『漆黒の傘開く』
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「うわあああああーっ!」
ブタゴリラにぶん投げられて、宿屋の通りを隔てた向かいの道具屋の網戸に俺の頭が突き刺さった。
「また来たわー! 何で二度も人が飛んでくるのよーー!」
慌てている声が聞こえた。
顔を上げると、カウンターに肘をついて座るピンクの髪色でポニーテールの女性が両手を頬に当ててポカンと口を開き、信じられないといった表情でこちらをじっと見ている。
「・・・・・・。」
俺は頭を網戸からなんとか外すとカウンター前で、頭を抱えて蹲る。HPバーすなわち俺の命は残り二割程になっていた。あのバカゴリラのせいで八割も削られてしまったのだ。
頭がクラクラしてきた。脳震盪でも起こしてるかのかもしれない。網戸といえども凄い勢いでぶつかったのだ。大丈夫な訳がない。顔にぶつかり、目の開きが良くない。少しショボショボして腫れているのだろう。
「大丈夫ですか? 何があったんです?」
心配そうに俺に声をかけるポニーテールの上半身裸エプロンの19歳ぐらいの女性がカウンターを身軽に飛び越えるとこちらに向かって走って来る。
ちょい待て、目がおかしいのか? 頭を打ったからそんな風に見えているのかもしれない。
──ハァハァハァ、下は・・・・・・下は・・・・・・下はどうなっているんだ? 興奮しながら目を大きく開けて、視線を下ろすとベージュの短パンがちらりと見えた。安堵する反面、残念な気持ちが強く込み上げてきた。何で履いてるんだよ・・・・・・ったく。
「何ともないです」
「大丈夫なわけないじゃないですか? 顔は腫れて真っ赤ですし。ほっといたら悪化しちゃいますよ。」
そう言って俺の横にしゃがみこむと、俺を胸元にグイッと引き寄せる。自然と大きな巨乳に顔が沈み込む。ラッキーとばかり相手に任せる。こればっかりはしょうがない。これは男のサガってやつなんだ。
薄手のエプロン1枚だけなのだから、ダイレクトに胸の柔らかさが顔に伝わってくる。これはどれぐらいの大きさがあるんだ? 単純に、頭の中の電卓をうつとエリカの二倍は少なく見積ってもありそうだ。痛みを忘れながら堪能していると、
「テンメエーっ! うちの娘に何晒しとるんやー! ワレ、シバキ回したろかあああー!」
手に棍棒を持ったガタイのいい男が奥の方から現れるのがぼやけて見えた。
──何が起こってるんだ? どうしてこのゲームは街人もヤバいやつが多いんだ。リアルの世界にもこんなやつは滅多にいないだろ。
あーそうか、最初から娘を裸エプロンで誘惑して金銭を要求するあれか・・・。美人局か? こんな美人局初めて見たわ。
俺を抱く女性は小声でごめんなさいね。と、優しく言うと俺のローブのポケットからジュエルの入った巾着袋を奪い、表情は悪意に満ちたものへと豹変する。ニヤつきながら、
「結構入ってるわよ! ボロい商売よね! こんな簡単に引っかかるなんてほんとバカ! バカよ! 楽でいいわー!」
甲高い耳障りな声をあげる。巨乳女は、俺を足蹴りして、扉を開けると外の豪雨の中へおもいっきり蹴飛ばしやがった。
「グエッ・・・・・・」
──バカヤロウ! なんでいつも最後はこうなんだ。これじゃあ家で親にゲームを壊された時と一緒じゃないか? ずぶ濡れになり地面に崩れ落ちる・・・・・・。
その時だった。酷い雨音の中に軽やかな足音が聞こえた。それは聞きなれた音だった。地面に這いつくばりながらなんとか顔を上げると、レースの付いた黒い傘が開き、そして俺のすぐ横にはゴスロリの十字架の入ったプリーツスカートの女性がいた。
「ユウキ何やられてんのよ・・・・・・、少し面白かったけど」
そこには酷く心配するエリカの顔があった。何で涙ぐんでるんだよ。元はと言えば、お前が・・・・・・。
エリカは泥だらけの俺を運ぼうと、電車で助けた時のように逆に俺をおんぶしようとする。──無理だろ・・・・・。エリカは身長150位、俺は170程、体格的に無理だ・・・・・・。その気持ちだけで十分だ。
傘を片手にずぶ濡れになりながら、それでも、俺を引きずりながら宿屋へと運ぶ。
「ツグミー! 早く来てくれない? ユウキがユウキが大変なのー!」
「何なんですか? なんで私がユウキなんかを助けないといけないんです?」
「元はと言えばあなたのせいでしょ? 分かってたの。ツグミは皆から注目される為に紐パンを利用してたってこと位お見通しなのよ!」
確信に触れるエリカ。ツグミは目がキョドっている。この子は本当は根が真面目なんだ。だから嘘がバレてしまう。
「違います。掲示板に書き込んだの私じゃないです」
「それなら、ウインドウ開いて! あなたじゃない証拠を見せなさいよ! あとビデオのデータも見せてもらえるかしら?」
エリカが、こんな強気な態度に出るのは珍しい。腕なんか組んじゃって、
「ツグミちゃん親衛隊の名にかけて、それはない! 証拠を見せて、もし何も無かったらどうしてくれるんだ?」
こいつはさっき俺をぶん投げた戦士。何言ってやがるんだ!
「いいわよ! もし何も無ければあなたの好きな事させてあげるわよ! さあツグ早く見せなさい!」
ツグミは観念したのか、ビデオを鞄から取り出す、マイクロSDカードを見せて、
「これだけど・・・・・・」と、言ってエリカに見せるとわざとらしく、廊下に落とす。そしてそこでわざとコケて、SDカードをバキッと掌て押さえて握りつぶしやがった。
俺は廊下の壁にもたれ掛かかりながら見ていた。
──なんて最低なやつなんだ。
「ごめん、エリカが戦士さんに酷い目にあわされるとおもったから、こうするしかなかったんです。私は嘘は付いてません。信じてください」
あーこの手できたか! アイドル顔負けの営業スマイル。このメス猫はどこでこんな技を学んできたんだろう。背中にゾゾゾッと寒いものを感じた。
ツグ紐パン親衛隊の三名は感動して涙を流している。一体どこに感動ポイントがあったんだ。ふとエリカを見ると、
「ツグミ悪かったわね。私たちこのままの仲でいましょうね!」
エリカはツグミの頭を撫でてよしよししてやっている。
これは完全にツグミの術にハマっているのではないだろうか。あかん力がっ・・・・・・。頭が床に触れる音がした。
「ユウキいいいいいー! ツグ回復魔法お願い!」
「はい! ヒーリングですね!」
二人の声が遠くから聞こえ体に暖かいものを感じながら俺は深い眠りに付いた。
☆
気づけば夕方を回っていたらしい。テレビの音で目が覚めた。床にはダンボールがしかれその上に寝かせられていた。
「ユウキ、起きた? 良かった! お風呂貸切にしてもらうから今から行きましょ! そもそも私のせいでもあるし、ユウキは何も悪くないのに」
エリカはゴスロリの服が濡れたのかパジャマに着替えていた。一足先にお風呂に行ったのだろう。顔が火照っていて可愛らしい。
が、体力があまり回復してない。HPのバーを見ると半分ほど、ツグミのヒーリングはそれほど回復量がないのかもしれない。
──でもよくあいつ呪文使ってくれたな。エリカがまた上手くやってくれたんだ。感謝しないと。
「私のせいでこんなことになったんだから、背中ぐらい流すわ!」
そう言ってエリカはビニールのカバンにスクール水着を入れこもうとする。胸のとこには宮内エリカと白地の布に黒のマジックで書かれている。
「いやいや、いいよ。そんな事しなくても飛ばされた俺をおんぶというか引きずってくれただけでも嬉しいんだよ。」
「大丈夫だから! 戦士の方いるかしら?」
「エリカさんどうされました?」
目の前には俺をぶん投げたゴリラが大人しく突っ立ってる。
「ユウキの背中を流してあげて、そして親睦を深めて頂戴」
「エリカさんの頼みならなんだって聞きます。先程の懐の深さ私はよく分かってます。ツグミ親衛隊の隊長やってますけど、あの子は何か心に闇があるのかもしれませんね」
「エリカの水着は? あとツグは?」
──おいおい、エリカのスクール水着は一体! 俺はゴリラにひょいと担がれるとそのまま風呂場へと連れて行かれるのであった。
ツグミから俺とエリカのリアルの状態を聞きたかったのだが、またしても聞き損ねてしまった。それよりも、このゴリラに俺の体を弄ばれる感じがして寒気ボロが出てきた。
あと、1番の問題は道具屋にエリカのジュエルを取られた事だ。見つかったらタダでは済まない。エリカに見つかる前に何とかしなくては・・・・・・。
ブタゴリラにぶん投げられて、宿屋の通りを隔てた向かいの道具屋の網戸に俺の頭が突き刺さった。
「また来たわー! 何で二度も人が飛んでくるのよーー!」
慌てている声が聞こえた。
顔を上げると、カウンターに肘をついて座るピンクの髪色でポニーテールの女性が両手を頬に当ててポカンと口を開き、信じられないといった表情でこちらをじっと見ている。
「・・・・・・。」
俺は頭を網戸からなんとか外すとカウンター前で、頭を抱えて蹲る。HPバーすなわち俺の命は残り二割程になっていた。あのバカゴリラのせいで八割も削られてしまったのだ。
頭がクラクラしてきた。脳震盪でも起こしてるかのかもしれない。網戸といえども凄い勢いでぶつかったのだ。大丈夫な訳がない。顔にぶつかり、目の開きが良くない。少しショボショボして腫れているのだろう。
「大丈夫ですか? 何があったんです?」
心配そうに俺に声をかけるポニーテールの上半身裸エプロンの19歳ぐらいの女性がカウンターを身軽に飛び越えるとこちらに向かって走って来る。
ちょい待て、目がおかしいのか? 頭を打ったからそんな風に見えているのかもしれない。
──ハァハァハァ、下は・・・・・・下は・・・・・・下はどうなっているんだ? 興奮しながら目を大きく開けて、視線を下ろすとベージュの短パンがちらりと見えた。安堵する反面、残念な気持ちが強く込み上げてきた。何で履いてるんだよ・・・・・・ったく。
「何ともないです」
「大丈夫なわけないじゃないですか? 顔は腫れて真っ赤ですし。ほっといたら悪化しちゃいますよ。」
そう言って俺の横にしゃがみこむと、俺を胸元にグイッと引き寄せる。自然と大きな巨乳に顔が沈み込む。ラッキーとばかり相手に任せる。こればっかりはしょうがない。これは男のサガってやつなんだ。
薄手のエプロン1枚だけなのだから、ダイレクトに胸の柔らかさが顔に伝わってくる。これはどれぐらいの大きさがあるんだ? 単純に、頭の中の電卓をうつとエリカの二倍は少なく見積ってもありそうだ。痛みを忘れながら堪能していると、
「テンメエーっ! うちの娘に何晒しとるんやー! ワレ、シバキ回したろかあああー!」
手に棍棒を持ったガタイのいい男が奥の方から現れるのがぼやけて見えた。
──何が起こってるんだ? どうしてこのゲームは街人もヤバいやつが多いんだ。リアルの世界にもこんなやつは滅多にいないだろ。
あーそうか、最初から娘を裸エプロンで誘惑して金銭を要求するあれか・・・。美人局か? こんな美人局初めて見たわ。
俺を抱く女性は小声でごめんなさいね。と、優しく言うと俺のローブのポケットからジュエルの入った巾着袋を奪い、表情は悪意に満ちたものへと豹変する。ニヤつきながら、
「結構入ってるわよ! ボロい商売よね! こんな簡単に引っかかるなんてほんとバカ! バカよ! 楽でいいわー!」
甲高い耳障りな声をあげる。巨乳女は、俺を足蹴りして、扉を開けると外の豪雨の中へおもいっきり蹴飛ばしやがった。
「グエッ・・・・・・」
──バカヤロウ! なんでいつも最後はこうなんだ。これじゃあ家で親にゲームを壊された時と一緒じゃないか? ずぶ濡れになり地面に崩れ落ちる・・・・・・。
その時だった。酷い雨音の中に軽やかな足音が聞こえた。それは聞きなれた音だった。地面に這いつくばりながらなんとか顔を上げると、レースの付いた黒い傘が開き、そして俺のすぐ横にはゴスロリの十字架の入ったプリーツスカートの女性がいた。
「ユウキ何やられてんのよ・・・・・・、少し面白かったけど」
そこには酷く心配するエリカの顔があった。何で涙ぐんでるんだよ。元はと言えば、お前が・・・・・・。
エリカは泥だらけの俺を運ぼうと、電車で助けた時のように逆に俺をおんぶしようとする。──無理だろ・・・・・。エリカは身長150位、俺は170程、体格的に無理だ・・・・・・。その気持ちだけで十分だ。
傘を片手にずぶ濡れになりながら、それでも、俺を引きずりながら宿屋へと運ぶ。
「ツグミー! 早く来てくれない? ユウキがユウキが大変なのー!」
「何なんですか? なんで私がユウキなんかを助けないといけないんです?」
「元はと言えばあなたのせいでしょ? 分かってたの。ツグミは皆から注目される為に紐パンを利用してたってこと位お見通しなのよ!」
確信に触れるエリカ。ツグミは目がキョドっている。この子は本当は根が真面目なんだ。だから嘘がバレてしまう。
「違います。掲示板に書き込んだの私じゃないです」
「それなら、ウインドウ開いて! あなたじゃない証拠を見せなさいよ! あとビデオのデータも見せてもらえるかしら?」
エリカが、こんな強気な態度に出るのは珍しい。腕なんか組んじゃって、
「ツグミちゃん親衛隊の名にかけて、それはない! 証拠を見せて、もし何も無かったらどうしてくれるんだ?」
こいつはさっき俺をぶん投げた戦士。何言ってやがるんだ!
「いいわよ! もし何も無ければあなたの好きな事させてあげるわよ! さあツグ早く見せなさい!」
ツグミは観念したのか、ビデオを鞄から取り出す、マイクロSDカードを見せて、
「これだけど・・・・・・」と、言ってエリカに見せるとわざとらしく、廊下に落とす。そしてそこでわざとコケて、SDカードをバキッと掌て押さえて握りつぶしやがった。
俺は廊下の壁にもたれ掛かかりながら見ていた。
──なんて最低なやつなんだ。
「ごめん、エリカが戦士さんに酷い目にあわされるとおもったから、こうするしかなかったんです。私は嘘は付いてません。信じてください」
あーこの手できたか! アイドル顔負けの営業スマイル。このメス猫はどこでこんな技を学んできたんだろう。背中にゾゾゾッと寒いものを感じた。
ツグ紐パン親衛隊の三名は感動して涙を流している。一体どこに感動ポイントがあったんだ。ふとエリカを見ると、
「ツグミ悪かったわね。私たちこのままの仲でいましょうね!」
エリカはツグミの頭を撫でてよしよししてやっている。
これは完全にツグミの術にハマっているのではないだろうか。あかん力がっ・・・・・・。頭が床に触れる音がした。
「ユウキいいいいいー! ツグ回復魔法お願い!」
「はい! ヒーリングですね!」
二人の声が遠くから聞こえ体に暖かいものを感じながら俺は深い眠りに付いた。
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気づけば夕方を回っていたらしい。テレビの音で目が覚めた。床にはダンボールがしかれその上に寝かせられていた。
「ユウキ、起きた? 良かった! お風呂貸切にしてもらうから今から行きましょ! そもそも私のせいでもあるし、ユウキは何も悪くないのに」
エリカはゴスロリの服が濡れたのかパジャマに着替えていた。一足先にお風呂に行ったのだろう。顔が火照っていて可愛らしい。
が、体力があまり回復してない。HPのバーを見ると半分ほど、ツグミのヒーリングはそれほど回復量がないのかもしれない。
──でもよくあいつ呪文使ってくれたな。エリカがまた上手くやってくれたんだ。感謝しないと。
「私のせいでこんなことになったんだから、背中ぐらい流すわ!」
そう言ってエリカはビニールのカバンにスクール水着を入れこもうとする。胸のとこには宮内エリカと白地の布に黒のマジックで書かれている。
「いやいや、いいよ。そんな事しなくても飛ばされた俺をおんぶというか引きずってくれただけでも嬉しいんだよ。」
「大丈夫だから! 戦士の方いるかしら?」
「エリカさんどうされました?」
目の前には俺をぶん投げたゴリラが大人しく突っ立ってる。
「ユウキの背中を流してあげて、そして親睦を深めて頂戴」
「エリカさんの頼みならなんだって聞きます。先程の懐の深さ私はよく分かってます。ツグミ親衛隊の隊長やってますけど、あの子は何か心に闇があるのかもしれませんね」
「エリカの水着は? あとツグは?」
──おいおい、エリカのスクール水着は一体! 俺はゴリラにひょいと担がれるとそのまま風呂場へと連れて行かれるのであった。
ツグミから俺とエリカのリアルの状態を聞きたかったのだが、またしても聞き損ねてしまった。それよりも、このゴリラに俺の体を弄ばれる感じがして寒気ボロが出てきた。
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