21 / 52
二十話 『道具屋との戦闘』
しおりを挟む
「名前教えてもらってもいいか?」
いつまでもメスゴリラ呼ばわりでは人としてどうかと思う。鎧に包まれ筋肉質の体付きだったから男に見えてたけど、実際はかなりの金髪美女だ。余りにも失礼過ぎたと反省する。
「私はアイカって言います。頼みってなんです? 彼女にしたいとか、そっち系は無理ですけど、できるだけユウキの望みに近いことならしてあげられますよ」
そう言って胸を押さえていたバスタオルを手で広げようとしてくる。
「い、いや、違うんだ。ジュエルを盗られたから取り返すのを手伝って欲しい!」
俺はそう言って、アイカの手を押さえてそうじゃないと伝えた。アイカは目をパッと見開き輝きを取り戻すと、
「触っても良かったんですけど……。今からでも行けるけど、どんな相手なんです?」
「最初は親切心で話してくるけど、金目のものを狙ってくる。アイカも気をつけた方がいい。しかも、仲間がいるから」
アイカは脱衣所でタオルの中に鉄の鎧を入れて器用にも着替え始める。
「行けます! 場所はどこですか?」
「道具屋だ。しかも宿屋の向かいの!」
俺は自販機から買ったコーヒー牛乳を飲むと答える。
えっ? と言いい懐疑の表情を浮かべて俺を見る。
「ふざけてません?」
「それが大真面目なんだよ! このゲームどうやら町人がパラメータがやたら強くて、性格に難アリなやつも多いみたいなんだ。面倒事になるかもしれないけど行ける?」
アイカはなんかソワソワしてるトイレでも我慢しているんだろうか?
「大丈夫です! 先程助けて頂きましたし、当分パーティ組んでもいいぐらいです」
早口で興奮している。
「それじゃ行こうか? エリカにバレる前に片付けたい」
俺たちは宿屋から出ると向かいの道具屋へと歩く。外はもう雨があがり空には虹がかかっていた。
俺もエリカもこの世界で死んだら終わりだ。エリカを連れていくのは今回は危険な感じがする。何となく嫌な予感がした。
「ジュエルかえしてください!」
大きな声を出しながらアイカは力一杯ドアを引くとドアごと外れてしまった。勢い余ってアイカの頭にドアがぶつかる。
「いったーい」
「大丈夫ですか? 怪我したかもしれませんから、傷とかないか見させて頂いても宜しいですか?」
カウンターの方から優しそうな声が聞こえてきた。
またこのパターンだ。中から先程の女性が出てくる。そして俺の顔を見てギョッとした表情にすぐに変わり、カウンターの奥の方に向かって声を張り上げる。
「パパー、大変よー!」
「性懲りも無くきやがって、お前も人質にしてやろうか?」
そこに現れたのは、大きな棍棒を両手に抱えた男。背は2mは有るだろうか、上半身裸で至る所に古い刀や爪の様な傷があり、数々の修羅場をくぐり抜けてきたことが分かる。
アイカは床で頭を抱えて転げ回っているし、戦力にもなりはしない。さて、どうしたものか。
呼吸を整えると息を吸い杖に1段階魔力を溜めておく。
──はやいっ。
と、思った瞬間、巨大な棍棒が真横から飛んできた。避けられない。
「グハッ!」
この一撃はヤバい。肋骨が何本かいった。ヒューヒューして立ち上がれない。──くそっここでくたばるのか俺は……。
仰向けに倒れ込む。作戦失敗だ。作戦もなんもなかったけど。もしやこいつら……。
「報復に来ると思ってドアの金具を外しといて正解だったわね! まさかこんなに上手くいくなんておもわなかったけど。相手がバカで良かったわ!」
カウンターの上で、あぐらをかいて、扇子を持ってパタパタ仰いでいる。その白のスカートから三角のベージュの色がチラリと見え、少しドキドキしたその時──。
──俺のHPは半分回復した。折れたアバラは『ラッキースケベ』の効果によりくっつく。
床に転がったまま、すぐに息を吸い、杖に二段階目の魔力を溜めると、杖を思いっきりふってやった。
「ファイアーボール!」
業火の如く、直径1メートルの炎の塊がこのカウンターの女目掛けて飛んでいく。
だが、間一髪、先程の男が棍棒で打ち返しやがった。俺の横10センチ位、頬を掠めながらファイアーボールは飛んでいき、後方でどーーんと何かにぶち当たった。
──まずい。あっちは宿屋だろうが。こいつは本当にヤバい。本当に町人なのか?
「その女も捕まえて、売り飛ばしましょ」
荒縄を手にした棍棒野郎がアイカに近づく、慣れた手つきで強引に手首を縛っている。
「やめろおおおおおおー」
俺は杖を引っ掴んで振りかぶり大男の背中を強打した。
バキッ!
杖の先端が折れて飛んでいった。くっそおおおおおー!
硬すぎる。運営さん。町人の設定おかしくないか?
「きゃあああああああ!」
大男はアイカの縛られた両腕の紐を壁のフックにかける。
「こりゃ見せしめだな! おい坊主よく見ておくんだな!」
アイカの兜を外すと滑らかな金髪が肩までサラリと、
「上玉じゃねええか、お前あっちに行ってなさい!」
そう言って舌なめずりしながら、娘を奥の部屋に行かせる。いやらしい目でアイカを見ている。くそう何とかなんねえか! 俺のせいでえらいことになった。
そいつは興奮しながらアイカの胸のプレートに手をかけ一気に引きちぎった。
ボーンと飛び出す二つのスライムが上下にフラフラと揺れている。俺のHPはMAXになった。
おー! と思わず声を上げて大男が顔を埋めようとしたその時、
外からガヤガヤと声が聞こえた。
「なに、なに、なに! この部屋から攻撃されたみたいですけど、モンスターの襲来なの?」
「分かりません。宿屋の女将さんは掃除のしすぎで腰を痛めていますし。私達に様子を見て欲しいと言ってましたね!」
この声はエリカとメグにゃん。来ちゃダメだろ。
シースルーの服を着たエリカにメイド服のメグがいた。
「ユウキー、これは一体? あなたもあいつの仲間なの?」
「ユウキがこんなことするはずないわ。何かの間違いよ。違うって言いなさいよ!」
駄目だ。この二人は俺もいっしょになってアイカをひん剥いていると勘違いしている。
「いや違うんだ。俺は助けようとしたんだ」
そう言って床に転がる何か固いものを掴んだ! まじかそれはアイカの胸当てだった。
「やっぱりそうだったのね。とにかく証拠写真だけでも撮っときましょ」
メグにゃんは鞄をごそごそしてインスタントカメラを取り出す。そして中腰になり写真をパシャパシャ撮りだした。
「やめてくれー!本当に違うんだよー! あいつに俺たちのジュエルを奪われたから取り戻しに来ただけなんだって!」
「違うでしょ。私のジュエルよ! ユウキそこだけはっきりさせておいて頂戴」
「そいつむちゃ強いから逃げたほうがいい! 誰か仲間を連れてきてくれないか」
俺は焦り、早口でまくし立てる。
そんな表情を見てエリカがただ事ではないと理解したのか、
「メグ、もしかしたら本当なのかもしれないわ。あの半裸の男をどうにかしないといけないわね」
「ですね。私は踊り子ですし何もできませんけど応援だけでもよろしいですか?」
メグは体をくねらせながらヘンテコダンスをしている。手をすぼめ口元に当ててもう片方の手はすぼめた手で腰に当て左右に開いたり閉じたり、これってニワトリダンスか? そもそもダンスと言えるかどうか?
「しょうがないわね。私が攻撃してみわ」
エリカはそういうと剣を鞘から抜き小脇に抱える。きらりと光る剣。あれいつもの剣と違うような。
「こないだの道具屋さんからサービスで頂いたの。何でも斬れる聖剣カリバンらしわよ」
「すごーい!」
「残念だったな、俺の肉体はどんなものでも折ることのできる肉体よ!」
さあ打ってみろとこっちに近づいてくる。
エリカは上に剣を掲げると、この大男に向けて剣を叩きつけた。
カーン!
金属音が部屋の中に響き、聖剣カリバンは先が折れて飛んでいく!
「嘘でしょ! そんなはずはないわ。だって道具屋の人がこの剣は折れないって!」
「ごめんそもそもこれどうやって手に入れたの?」
「こないだ、回復薬と魔法薬を買いに行ったときに、シースルーの服でいったらぼっちがーとか言いながら興奮してきて気づいたら聖剣あげるから写真撮らせてと言われたの。きもかったから足で蹴飛ばして剣だけもらってきたわ」
「それはただの鉄の剣だ。ちなみに前の剣は鋼だから前の剣の方がいい」
期待して損した。もうあかん。ここでゲームオーバーかもしれない。諦めて俯きかけたその時カウンターの下にある物を見つけた。
──その名は赤色の三角コーン。
もしかしたらこれでいけるかもしれない。アイカの胸を見てにやつく大男をしり目に作戦会議に入る。
頷くメグにゃんと、あきれ果てるエリカ。
いつまでもメスゴリラ呼ばわりでは人としてどうかと思う。鎧に包まれ筋肉質の体付きだったから男に見えてたけど、実際はかなりの金髪美女だ。余りにも失礼過ぎたと反省する。
「私はアイカって言います。頼みってなんです? 彼女にしたいとか、そっち系は無理ですけど、できるだけユウキの望みに近いことならしてあげられますよ」
そう言って胸を押さえていたバスタオルを手で広げようとしてくる。
「い、いや、違うんだ。ジュエルを盗られたから取り返すのを手伝って欲しい!」
俺はそう言って、アイカの手を押さえてそうじゃないと伝えた。アイカは目をパッと見開き輝きを取り戻すと、
「触っても良かったんですけど……。今からでも行けるけど、どんな相手なんです?」
「最初は親切心で話してくるけど、金目のものを狙ってくる。アイカも気をつけた方がいい。しかも、仲間がいるから」
アイカは脱衣所でタオルの中に鉄の鎧を入れて器用にも着替え始める。
「行けます! 場所はどこですか?」
「道具屋だ。しかも宿屋の向かいの!」
俺は自販機から買ったコーヒー牛乳を飲むと答える。
えっ? と言いい懐疑の表情を浮かべて俺を見る。
「ふざけてません?」
「それが大真面目なんだよ! このゲームどうやら町人がパラメータがやたら強くて、性格に難アリなやつも多いみたいなんだ。面倒事になるかもしれないけど行ける?」
アイカはなんかソワソワしてるトイレでも我慢しているんだろうか?
「大丈夫です! 先程助けて頂きましたし、当分パーティ組んでもいいぐらいです」
早口で興奮している。
「それじゃ行こうか? エリカにバレる前に片付けたい」
俺たちは宿屋から出ると向かいの道具屋へと歩く。外はもう雨があがり空には虹がかかっていた。
俺もエリカもこの世界で死んだら終わりだ。エリカを連れていくのは今回は危険な感じがする。何となく嫌な予感がした。
「ジュエルかえしてください!」
大きな声を出しながらアイカは力一杯ドアを引くとドアごと外れてしまった。勢い余ってアイカの頭にドアがぶつかる。
「いったーい」
「大丈夫ですか? 怪我したかもしれませんから、傷とかないか見させて頂いても宜しいですか?」
カウンターの方から優しそうな声が聞こえてきた。
またこのパターンだ。中から先程の女性が出てくる。そして俺の顔を見てギョッとした表情にすぐに変わり、カウンターの奥の方に向かって声を張り上げる。
「パパー、大変よー!」
「性懲りも無くきやがって、お前も人質にしてやろうか?」
そこに現れたのは、大きな棍棒を両手に抱えた男。背は2mは有るだろうか、上半身裸で至る所に古い刀や爪の様な傷があり、数々の修羅場をくぐり抜けてきたことが分かる。
アイカは床で頭を抱えて転げ回っているし、戦力にもなりはしない。さて、どうしたものか。
呼吸を整えると息を吸い杖に1段階魔力を溜めておく。
──はやいっ。
と、思った瞬間、巨大な棍棒が真横から飛んできた。避けられない。
「グハッ!」
この一撃はヤバい。肋骨が何本かいった。ヒューヒューして立ち上がれない。──くそっここでくたばるのか俺は……。
仰向けに倒れ込む。作戦失敗だ。作戦もなんもなかったけど。もしやこいつら……。
「報復に来ると思ってドアの金具を外しといて正解だったわね! まさかこんなに上手くいくなんておもわなかったけど。相手がバカで良かったわ!」
カウンターの上で、あぐらをかいて、扇子を持ってパタパタ仰いでいる。その白のスカートから三角のベージュの色がチラリと見え、少しドキドキしたその時──。
──俺のHPは半分回復した。折れたアバラは『ラッキースケベ』の効果によりくっつく。
床に転がったまま、すぐに息を吸い、杖に二段階目の魔力を溜めると、杖を思いっきりふってやった。
「ファイアーボール!」
業火の如く、直径1メートルの炎の塊がこのカウンターの女目掛けて飛んでいく。
だが、間一髪、先程の男が棍棒で打ち返しやがった。俺の横10センチ位、頬を掠めながらファイアーボールは飛んでいき、後方でどーーんと何かにぶち当たった。
──まずい。あっちは宿屋だろうが。こいつは本当にヤバい。本当に町人なのか?
「その女も捕まえて、売り飛ばしましょ」
荒縄を手にした棍棒野郎がアイカに近づく、慣れた手つきで強引に手首を縛っている。
「やめろおおおおおおー」
俺は杖を引っ掴んで振りかぶり大男の背中を強打した。
バキッ!
杖の先端が折れて飛んでいった。くっそおおおおおー!
硬すぎる。運営さん。町人の設定おかしくないか?
「きゃあああああああ!」
大男はアイカの縛られた両腕の紐を壁のフックにかける。
「こりゃ見せしめだな! おい坊主よく見ておくんだな!」
アイカの兜を外すと滑らかな金髪が肩までサラリと、
「上玉じゃねええか、お前あっちに行ってなさい!」
そう言って舌なめずりしながら、娘を奥の部屋に行かせる。いやらしい目でアイカを見ている。くそう何とかなんねえか! 俺のせいでえらいことになった。
そいつは興奮しながらアイカの胸のプレートに手をかけ一気に引きちぎった。
ボーンと飛び出す二つのスライムが上下にフラフラと揺れている。俺のHPはMAXになった。
おー! と思わず声を上げて大男が顔を埋めようとしたその時、
外からガヤガヤと声が聞こえた。
「なに、なに、なに! この部屋から攻撃されたみたいですけど、モンスターの襲来なの?」
「分かりません。宿屋の女将さんは掃除のしすぎで腰を痛めていますし。私達に様子を見て欲しいと言ってましたね!」
この声はエリカとメグにゃん。来ちゃダメだろ。
シースルーの服を着たエリカにメイド服のメグがいた。
「ユウキー、これは一体? あなたもあいつの仲間なの?」
「ユウキがこんなことするはずないわ。何かの間違いよ。違うって言いなさいよ!」
駄目だ。この二人は俺もいっしょになってアイカをひん剥いていると勘違いしている。
「いや違うんだ。俺は助けようとしたんだ」
そう言って床に転がる何か固いものを掴んだ! まじかそれはアイカの胸当てだった。
「やっぱりそうだったのね。とにかく証拠写真だけでも撮っときましょ」
メグにゃんは鞄をごそごそしてインスタントカメラを取り出す。そして中腰になり写真をパシャパシャ撮りだした。
「やめてくれー!本当に違うんだよー! あいつに俺たちのジュエルを奪われたから取り戻しに来ただけなんだって!」
「違うでしょ。私のジュエルよ! ユウキそこだけはっきりさせておいて頂戴」
「そいつむちゃ強いから逃げたほうがいい! 誰か仲間を連れてきてくれないか」
俺は焦り、早口でまくし立てる。
そんな表情を見てエリカがただ事ではないと理解したのか、
「メグ、もしかしたら本当なのかもしれないわ。あの半裸の男をどうにかしないといけないわね」
「ですね。私は踊り子ですし何もできませんけど応援だけでもよろしいですか?」
メグは体をくねらせながらヘンテコダンスをしている。手をすぼめ口元に当ててもう片方の手はすぼめた手で腰に当て左右に開いたり閉じたり、これってニワトリダンスか? そもそもダンスと言えるかどうか?
「しょうがないわね。私が攻撃してみわ」
エリカはそういうと剣を鞘から抜き小脇に抱える。きらりと光る剣。あれいつもの剣と違うような。
「こないだの道具屋さんからサービスで頂いたの。何でも斬れる聖剣カリバンらしわよ」
「すごーい!」
「残念だったな、俺の肉体はどんなものでも折ることのできる肉体よ!」
さあ打ってみろとこっちに近づいてくる。
エリカは上に剣を掲げると、この大男に向けて剣を叩きつけた。
カーン!
金属音が部屋の中に響き、聖剣カリバンは先が折れて飛んでいく!
「嘘でしょ! そんなはずはないわ。だって道具屋の人がこの剣は折れないって!」
「ごめんそもそもこれどうやって手に入れたの?」
「こないだ、回復薬と魔法薬を買いに行ったときに、シースルーの服でいったらぼっちがーとか言いながら興奮してきて気づいたら聖剣あげるから写真撮らせてと言われたの。きもかったから足で蹴飛ばして剣だけもらってきたわ」
「それはただの鉄の剣だ。ちなみに前の剣は鋼だから前の剣の方がいい」
期待して損した。もうあかん。ここでゲームオーバーかもしれない。諦めて俯きかけたその時カウンターの下にある物を見つけた。
──その名は赤色の三角コーン。
もしかしたらこれでいけるかもしれない。アイカの胸を見てにやつく大男をしり目に作戦会議に入る。
頷くメグにゃんと、あきれ果てるエリカ。
0
あなたにおすすめの小説
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
魔力ゼロの俺だけが、呪いの装備を『代償なし』で使い放題 ~命を削る魔剣も、俺が持てば『ただのよく切れる剣』~
仙道
ファンタジー
現代日本で天才研究者だった相模登(さがみ のぼる)は、ある日突然、異世界へ転移した。 そこは『スキル』と『魔力』が全てを決める世界。
しかし登には、ステータス画面もなければ、魔力も、スキルも一切存在しなかった。
ただの一般人として迷宮に放り出された彼は、瀕死の女騎士と出会う。彼女の前には、使う者の命を瞬時に吸い尽くす『呪いの魔剣』が落ちていた。
武器はそれしかない。女騎士は絶望していたが、登は平然と魔剣を握りしめる。 「なぜ……生きていられるの?」 登には、剣が対価として要求する魔力は存在しない。故に、魔剣はデメリットなしの『ただのよく切れる剣』として機能した。
これは、世界で唯一「対価」を支払う必要がない登が、呪われた武具を次々と使いこなし、その副作用に苦しむ女騎士やエルフ、聖女を救い出し、無自覚に溺愛されていく物語。
親がうるさいのでVRMMOでソロ成長します
miigumi
ファンタジー
VRが当たり前になった時代。大学生の瑞希は、親の干渉に息苦しさを感じながらも、特にやりたいことも見つからずにいた。
そんなある日、友人に誘われた話題のVRMMO《ルーンスフィア・オンライン》で目にしたのは――「あなたが求める自由を」という言葉。
軽い気持ちでログインしたはずが、気づけば彼女は“ソロ”で世界を駆けることになる。
誰にも縛られない場所で、瑞希は自分の力で強くなることを選んだ。これは、自由を求める彼女のソロ成長物語。
毎日22時投稿します。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる