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「そ、それは・・・」
僕は耳朶まで真っ赤になった。
無性に恥ずかしくなり、無意識のうちにうつむき、両手でズボンの前を押さえていた。
やはり、知られていたのか。
あの痴態をー。
ということは、今頃、本社は、僕の話題で持ちきりということか・・・。
「大丈夫だ。俺の言うことを聞けば、君のことは、愛好者の間でとどめておいてやる」
僕の心を読んだかのように、彼がささやいた。
「愛好者って・・・?」
なんだろう?
ちらと彼の顔を盗み見る。
「幸い、この会社には、俺と同じ性向を持つ社員はそれほど多くない。営業所長を筆頭に、ほんの数人さ。それに、何なら、社員たちには箝口令を敷いてやってもいい。彼らにしても、いじめの当事者としてやり玉にあげられて、みすみすネットで炎上したくはないだろうからな」
蝋のように白い顏の中でそこだけ赤い唇の端を吊り上げて、彼がひそやかな声でそう言った。
僕は耳朶まで真っ赤になった。
無性に恥ずかしくなり、無意識のうちにうつむき、両手でズボンの前を押さえていた。
やはり、知られていたのか。
あの痴態をー。
ということは、今頃、本社は、僕の話題で持ちきりということか・・・。
「大丈夫だ。俺の言うことを聞けば、君のことは、愛好者の間でとどめておいてやる」
僕の心を読んだかのように、彼がささやいた。
「愛好者って・・・?」
なんだろう?
ちらと彼の顔を盗み見る。
「幸い、この会社には、俺と同じ性向を持つ社員はそれほど多くない。営業所長を筆頭に、ほんの数人さ。それに、何なら、社員たちには箝口令を敷いてやってもいい。彼らにしても、いじめの当事者としてやり玉にあげられて、みすみすネットで炎上したくはないだろうからな」
蝋のように白い顏の中でそこだけ赤い唇の端を吊り上げて、彼がひそやかな声でそう言った。
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