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ロープのよじれが戻ると、自然と回転は止まった。
ひと息つけると思いきや、
「まだだ」
彼が小包状態の僕の腰に両手を当て、反対方向にまたしても回転を加え始めた。
クチュクチュクチュ・・・。
「ハア、ハアアア~!」
快感を貪るように、粘液の音を立てながら、Kが自ら肛門を突き上げる。
僕は斜め下を向き、その赤い穴に勃起した陰茎をぶっ刺したまま、ゆるりと自転を開始した。
引き攣れる包皮。
Kの窮屈な肛門内で、再び亀頭が剥き出しになる。
「ア、ア、ア、ア、ア、ア・・・」
スッタカートで喘ぐのは、今度は僕の番。
ぐり、ぐり、ぐり。
捻じ込まれる肉の棒。
彼は一度目と少しやり方を変え、僕に回転を加えながら両手で押している。
つまり、ねじ回しのように回しながら、僕のマジガチ陰茎をKの肛門にぶっ刺していくのだ。
剥けた亀頭の先が、何かに当たるのが分かった。
直腸最深部に出っ張った、弾力のある、ゴムみたいなもの。
まさかこれ、男のGスポットと呼ばれる、あの膨らみか?
僕がその可能性に思い至るのと、両の太腿を胸に引きつけ、ちんぐり返したKが大きくのけぞるのとが、ほとんど同時だった。
「ハアーあ~ん、アアア~ン、ヒャイイイイ~ン!」
ムクムクムク・・・。
メキメキメキ・・・。
射精直後だというのに、Kの陰茎が変化し始めた。
Kの両の太腿の間で萎えていたユムシのような肉の管に、明らかに血液が集中し始めている。
見る間に太さと長さを増し、冬眠から覚めた蛇のように、ゆっくりと頭部をもたげる男性器。
ゆらり。
鎌首を持ち上げると、眼のないホライモリみたいな生白い頭部が、僕と彼を交互に見た。
「来た」
僕を回す手を速めながら、彼がにたりと笑った。
「もうすぐメスイキだ。これでこいつは涸れるまで射精し続けることだろう。いわば、やり放題ブッフェの精液ドリンクバーのできあがりさ」
ひと息つけると思いきや、
「まだだ」
彼が小包状態の僕の腰に両手を当て、反対方向にまたしても回転を加え始めた。
クチュクチュクチュ・・・。
「ハア、ハアアア~!」
快感を貪るように、粘液の音を立てながら、Kが自ら肛門を突き上げる。
僕は斜め下を向き、その赤い穴に勃起した陰茎をぶっ刺したまま、ゆるりと自転を開始した。
引き攣れる包皮。
Kの窮屈な肛門内で、再び亀頭が剥き出しになる。
「ア、ア、ア、ア、ア、ア・・・」
スッタカートで喘ぐのは、今度は僕の番。
ぐり、ぐり、ぐり。
捻じ込まれる肉の棒。
彼は一度目と少しやり方を変え、僕に回転を加えながら両手で押している。
つまり、ねじ回しのように回しながら、僕のマジガチ陰茎をKの肛門にぶっ刺していくのだ。
剥けた亀頭の先が、何かに当たるのが分かった。
直腸最深部に出っ張った、弾力のある、ゴムみたいなもの。
まさかこれ、男のGスポットと呼ばれる、あの膨らみか?
僕がその可能性に思い至るのと、両の太腿を胸に引きつけ、ちんぐり返したKが大きくのけぞるのとが、ほとんど同時だった。
「ハアーあ~ん、アアア~ン、ヒャイイイイ~ン!」
ムクムクムク・・・。
メキメキメキ・・・。
射精直後だというのに、Kの陰茎が変化し始めた。
Kの両の太腿の間で萎えていたユムシのような肉の管に、明らかに血液が集中し始めている。
見る間に太さと長さを増し、冬眠から覚めた蛇のように、ゆっくりと頭部をもたげる男性器。
ゆらり。
鎌首を持ち上げると、眼のないホライモリみたいな生白い頭部が、僕と彼を交互に見た。
「来た」
僕を回す手を速めながら、彼がにたりと笑った。
「もうすぐメスイキだ。これでこいつは涸れるまで射精し続けることだろう。いわば、やり放題ブッフェの精液ドリンクバーのできあがりさ」
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