僕は家畜人 ~”連続絶頂” どうせ逝くなら、君の手で~

ヤミイ

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118 渉の謎⑦

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 弱点を把握すれば後は簡単だった。
 僕の乳首弄りに中年男は1分ともたなかった。
 だぶだぶの乳房を揉みながら乳首をランダムに弄っていると、
「あふ、ああん、出、出ちゃう!」
 突然僕の陰茎を口から吐き出して太い首をのけ反らせた。
「ああ、ああ、ああ、イ、イク・・・」
 ガクンガクン。
 小太りの躰がシートの上で上下に弾み、
 ちゅぷうっ!
 やにわに男の股間の”ツチノコ”が、口から白いものを吐き出した。
「だひゃあっ! で、デチャッタ・・・」
 どびゅっ。
 どびゅっ。
 どびゅびゅっ!
 汚濁をまき散らす己のペニスを茫然と見下ろしながら、中年男がつぶやいた。
「もう、いいですか?」
 僕はすっかり弛緩してシートからずりおちそうになったふたりの痴漢に向けて、静かに言った。
「あなたたちのテクニックでは、僕を先に逝かせるのは無理ですよ。まずご自分の早漏を治してから再チャレンジしてくださいね」
「あ、ああ…」
 先に漏らしたせいで賢者タイムに入っていた、マッチョのほうがうっとりとした表情を顔に浮かべて僕を見た。
「どうして、おまえは、そんなに・・・?」
「上手いんだ? と、そう訊きたいんですか? 理由は簡単です」
 僕はマッチョマンに向けて、にっこり微笑んでみせた。
「僕の場合、特に上級のテクニックがあるわけではありません。ただ、自分がされると気持ちいいことを、他人にしてあげることができるだけです。なぜって、僕は、男がどうされるとイッちゃうか、誰よりも知り尽くしているものですから」
 そうなのだ。
 それがここ数日で僕が身につけた術だった。
 一ノ瀬渉との遭遇も、ソウルフーズのバイトも、度重なる痴漢電車での体験も、そしてあの、マスミとかいう痴女による凌辱も、すべて僕にそれを教えるために起きた出来事といっていい。
 唾液にまみれた性器をボデイスーツに開いた穴の中に押し込み、サマーコートの前を閉じて地下鉄を降りた僕は、自信が全身にみなぎるのを感じて、烈しく勃起した。
 この調子で渉と再会できたら、今度は僕のほうが主導権を握れるかもしれない。
 今まで自分は完全なM男だと思い込んでいたけど、ひょっとしてその逆の素質もあったりして…。
 トイレで同期の男と警備員に嬲りモノにされ、あまつさえ、上司に陰茎をつかまれたまま、全裸で廊下を引きずられていった渉・・・。
 その姿がふいに脳裏にフラッシュバックして、僕は危うく漏らしかけた。
 せっかく格納した陰茎が出口を探して動き始め、痴漢たちに開けられた破れ目からいきなり外に先の濡れた頭を突き出したのである。
 

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