僕は家畜人 ~”連続絶頂” どうせ逝くなら、君の手で~

ヤミイ

文字の大きさ
56 / 152

55 禁断の施術⑧

しおりを挟む
「そんな目で、見ないで…」
 恥ずかしくなり、僕は両手で前を隠した。
 複雑な気分だった。
 これは誉め言葉と取っていいのだろうか。
 僕は年齢の割に童顔で、背も低いほうだ。
 外見的なことで褒められた記憶など、いまだかつて一度もない。
 それが、思わぬ部位を称賛されるなんて…。
 しかも、リナのような容姿端麗な女性・・・いや、そうではないのか。
 トランスジェンダーをすら超越した両性具有者。
 それをなんて呼べばいいのだろう?
「施術の前に、もう少しだけ、楽しませていただいてよいかしら?」
 熱のこもったまなざしでもう一度僕の顏を見つめると、返事も待たずリナはブラトップとショーツを脱ぎ捨てた。
「どう? これが、アンドロギュヌス」
 全裸になったリナは、裸体の隅々まで僕に見せつけるようにポーズを取った。
「ほ、ほんとだ…」
 驚きで、続く言葉が見つからない。
 よく日焼けしたリナのスレンダーなボディは、確かに若い女性のものである。
 小ぶりながら胸もちゃんと膨らんでいるし、牝イルカのような優雅な曲線は、男の躰にはないものだ。
 だが、女性と決定的に違うのは、本来つるんとなっているはずの下腹部から、あの肉の棒が屹立していること。
 ただし、睾丸はなく、ペニスの後ろには女性器らしき二列の襞が垣間見える。
 どこを見ていいのか、わからなかった。
 お椀型にこんもりと盛り上がった胸の双丘に咲く、一対の桜色の可憐な乳首か、あるいは僕を挑発するようにそそり立ち、完全にむけた先っちょを露で光らす肉の棒か。
「素敵・・・」
 ぼうっとしていると、リナが僕の前に立ち、躰を寄せてきた。
「くっ」
 ついつい喘いでしまったのは他でもない。
 リナの勃起したペニスが、半勃ち状態の僕の陰茎に触れたのだ。
「兜合わせって、知ってる?」
 僕の陰茎に己の陰茎を添わせ、右手の手のひらで二本一緒にそっと包み込むと、リナが艶めかしく囁いた。
「これ、とっても気持ち、いいんですよ。兜合わせは、女には味わえない、男だけの快楽のひとつなんです」
 
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

完全なる飼育

浅野浩二
恋愛
完全なる飼育です。

処理中です...