僕は家畜人 ~”連続絶頂” どうせ逝くなら、君の手で~

ヤミイ

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88 ぬくもりを求めて①

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 久々の休日ー。
 僕は汗まみれでベッドから身を起こした。
 薄いカーテンを透して、強い夏の陽光が差し込んできている。
 冗談抜きで、暑かった。
 カラカラに喉が渇いていた。
 狭い1DKのマンションの一室。
 ほぼ一跨ぎで冷蔵庫に辿り着き、冷やしておいた麦茶を飲んだ。
 ふう…。
 生き返った心地がした。
 見下ろしたベッドは、汗で湿ったシーツがよじれ、見るも無残な状態を呈してしまっている。
 いや、シーツに沁み込んでいるのは汗だけではない。
 ついしてしまった自慰による、わずかに残っていた精液も、である。
 畜舎であんなに出したのに、またしても夜中に悶える全裸の己を夢想しながらオナってしまったのだった。
 胸の底にぽっかりと開いたままの空白。
 それを埋めるためには、快楽に耽るしかない。
 そう思ったから…。 
 エアコンをつける前に、まず部屋の空気を入れ替えたほうがよさそうだった。
 僕の部屋は5階である。
 窓を開けると、あるかなきかの微風が流れ込んできた。
 全裸のまま、窓際に立つ。
 下を見ると、歩道を歩く通行人たちの姿が目に入ってきた。
 窓枠から、萎えたペニスを突き出した。
 誰かこっちを見るかもしれない。
 そう思ったとたん、
 ムクッ。
 ペニスが反応した。
 とっさに両手の指で乳首をつまむ。
 刺激を与えると、
「あ」
 甘ったるい声が出た。
 道路を隔てた向かい側には同じくらいの高さのマンションが立っていて、目の前の部屋の窓に僕が映っていた。
 全裸で乳首を弄りながら、少しずつ陰茎を勃たせている若い男…。
 こうなるともう、完全に、変態だった。
 見つかったら、ヤバい。
 そう思うけど、やめられなかった。
 乳首が、気持ち、いい。
 僕は隠れたチクニストなのだ。
 陰茎はすでに窓枠を離れ、30度くらいの角度を保っている。
 長さもすでに15センチに達しそうなほどの勢いだ。
 精子は完全に涸れている。
 なのに、まだこんなにも勃起できるなんて…。
 左手で右の乳首を弄りながら、二の腕の裏側の柔らかい部分で左の乳首を撫でさする。
 こうすると、片手一本で両方の乳首を愛撫できるから、右手を空けることができるのだ。
 右手を空けたのは、むろん勃起してきた陰茎を触るため。
 人差指と親指で先をつまんで包皮をめくると、案の定、中の亀頭はすでにカウパー腺液でたっぷりと濡れていた。
 ああ、これが、僕の、ぬる、チン…。
 めくるときのヌルッとした感触と、その時過敏な亀頭の表面に感じる絶妙な快感が僕は好きなのだ。
 包皮を雁首の下までめくり上げて縮緬状の首輪にしておき、サクランボ色に充血した亀頭をムキっと縊り出す。
 そいつを窓から突き出して、濡れた裏筋を人差し指の腹で撫で出すと、どんどん気持ち良くなってきた。
 左手で両方の乳首をまさぐりながら、右手で熱したゴムの棍棒みたいな陰茎を強く握って扱き出す。
「ああ…ん、い、いい…」
 声に出して、言ってみる。
「チクビ、チンチン、いい…」
 通勤通学の時間帯になったせいか、下の歩道では通行人が増えてきていた。
 サラリーマンや男子学生に混じって、女子中高生やOLもいる。
「み、見て…」
 今や急角度でそそり立った陰茎を指先で抓み、左右に振って、ねだるような口調で僕はつぶやいた。
「見てよ…恥ずかしい、僕の、裸を…チンチンを…」
 その時だった。
 ふいにガラッという音が響いたかと思うと、
「きゃっ」
 悲鳴が僕の耳をつんざいた。
 声のした方に目を向けた僕は、棒を呑んだようにフリーズした。
 目の前のマンションの一室。
 窓が開いて、その向こうに口を手で覆った若い女性が立っていたのである。
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