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④
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「剥いていいか?」
先生が言った。
「もう、剥けかけてるけど・・・。根元まで」
「そ、それは・・・」
僕は口ごもった。
喉がカラカラに乾くのが分かった。
先生は僕がどうすれば一番喜ぶか、それをよく知っている。
先生が右手で僕をつかむ。
そのまま下に少ししごいた。
包皮が引っ張られる。
ぬるりとしたあの感触。
「はううっ・・・」
炬燵板の上で、僕はのけぞった。
「なんだ、濡れ濡れじゃないか」
空気にさらされた赤黒い部分に顔を近づけ、先生が嗤った。
「熱くなりすぎて、湯気まで立ってるんだが」
先生が言った。
「もう、剥けかけてるけど・・・。根元まで」
「そ、それは・・・」
僕は口ごもった。
喉がカラカラに乾くのが分かった。
先生は僕がどうすれば一番喜ぶか、それをよく知っている。
先生が右手で僕をつかむ。
そのまま下に少ししごいた。
包皮が引っ張られる。
ぬるりとしたあの感触。
「はううっ・・・」
炬燵板の上で、僕はのけぞった。
「なんだ、濡れ濡れじゃないか」
空気にさらされた赤黒い部分に顔を近づけ、先生が嗤った。
「熱くなりすぎて、湯気まで立ってるんだが」
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