Ｒ指定

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「ここか」
　指で強く押しながら、先生が訊く。
　先生が人差し指の先を当てているのは、直腸の中でも、腹に近い部分である。
　そう、あの前立腺だ。
　”鶏が先か卵が先か”ではないけれど、前立腺とペニスの勃起には間違いなく因果関係がある。
　前立腺を刺激されると男性は必ず勃起するし、ペニスが勃起すると前立腺が硬くなるのだ。
「気持ちがいいのは、このコリコリした部分か」
　先生が言いながら意地悪く指を動かす。
「あ…だめっ！」
　僕は全身を硬直させて言葉とは裏腹に悦びの声を漏らす。
　下腹ではペニスがむくむくと鎌首をもたげ始めている。
　非貫通型の電動オナホールを装着しているのに、血流の集まった海綿体の力はなかなかのものだ。
　胸に張りつけた乳首バイブの感触が急に意識されてきた。
　まだ作動してもいないのに、それを装着させられていると意識するだけで興奮が倍加する。
　ちらっと横目で見ると、壁一面の鏡にはとんでもなく浅ましい僕の姿が映っていた。
　女装して、胸をはだけ、乳首に吸盤を取りつけられ、まくり上げられたミニスカートの下から剥き出しになった桃のようなお尻には先生に指を深々と突っ込まれ、生白い太腿の間からはチクワを嵌めた青バナナみたいな勃起ペニスを反り返らせ…。
「こんなの、恥ずかしすぎる…」
　僕はすすり泣いた。
　もちろん、嬉し泣きだった。
「これだけで、もう、僕、射精しそうなほど、恥ずかしいんです…」