176 / 855
168
しおりを挟む
まずい展開だった。
人々の輪は次第に狭まってくる。
何人かはスマホを取り出し、僕の裸体を撮影している。
動画を撮って、ネットにアップするつもりなのか。
この変態少年の僕を・・・。
ペニスを勃起させた姿を、見知らぬ他人の前に晒している全裸の僕を・・・。
そのなかには、本気で警察に通報しようとしている者もいるに違いない。
一か八かだ。
逃げるなら、一番前の女子大生グループが笑いに気を取られている今しかない。
床を蹴り、僕は駆け出した。
リーダー格の女子大生とその隣の和服姿の女を押しのけて、先生のいる方へ行こうとしたのだ。
が、甘かった。
「なに逃げてんだよ!」
ドスの効いた声がして、やにわに腕をつかまれ、床に投げ飛ばされた。
「うっ」
したたかに腰を打ちつけ、僕は顔をしかめた。
股倉を全開にし、節くれだった肉棒を屹立させた僕を、女子大生グループがのぞきこんでいる。
「そこに正座してな。警察呼ぶって言ってるだろ。おまわりさんが来るまで、おとなしく待ってろよ」
リーダー格の女が、真っ赤なルージュを塗りたくった大きな唇をゆがめて、穿き捨てるように言った。
「そ、それだけは・・・」
言われた通り正座をして、土下座しようとした時だった。
「逃げられないよう、こうしといてやるよ」
女がタイトミニを太腿のあたりまでずり上げて片脚を上げ、いきなり僕の股間を踏みつけた。
「げっ」
僕はうめいた。
ピンヒールが、その尖った踵でカチコチの肉棒を踏みしめ、床に釘付けにしたのである。
人々の輪は次第に狭まってくる。
何人かはスマホを取り出し、僕の裸体を撮影している。
動画を撮って、ネットにアップするつもりなのか。
この変態少年の僕を・・・。
ペニスを勃起させた姿を、見知らぬ他人の前に晒している全裸の僕を・・・。
そのなかには、本気で警察に通報しようとしている者もいるに違いない。
一か八かだ。
逃げるなら、一番前の女子大生グループが笑いに気を取られている今しかない。
床を蹴り、僕は駆け出した。
リーダー格の女子大生とその隣の和服姿の女を押しのけて、先生のいる方へ行こうとしたのだ。
が、甘かった。
「なに逃げてんだよ!」
ドスの効いた声がして、やにわに腕をつかまれ、床に投げ飛ばされた。
「うっ」
したたかに腰を打ちつけ、僕は顔をしかめた。
股倉を全開にし、節くれだった肉棒を屹立させた僕を、女子大生グループがのぞきこんでいる。
「そこに正座してな。警察呼ぶって言ってるだろ。おまわりさんが来るまで、おとなしく待ってろよ」
リーダー格の女が、真っ赤なルージュを塗りたくった大きな唇をゆがめて、穿き捨てるように言った。
「そ、それだけは・・・」
言われた通り正座をして、土下座しようとした時だった。
「逃げられないよう、こうしといてやるよ」
女がタイトミニを太腿のあたりまでずり上げて片脚を上げ、いきなり僕の股間を踏みつけた。
「げっ」
僕はうめいた。
ピンヒールが、その尖った踵でカチコチの肉棒を踏みしめ、床に釘付けにしたのである。
10
あなたにおすすめの小説
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる