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ヤミイ

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 ぷつん。
 張り詰めていたレオタードが切れ、布が一気にゆるんだ。
 僕は先生の下半身から、もはや身体を包む役を果たさなくなった布を取り去った。
 勃起陰茎を穴から出す時、エラの張った雁首が引っかかり、無理に通すと先生が「ひゃうっ」と鳴いた。
 上半身部分は先生が自分で脱ぎ捨てた。
 だから今僕の目の前にあるのは、犬のように這いつくばった先生の裸身である。
 こうして改めて近くで鑑賞すると、先生はほれぼれするほど均整の取れた美しい体つきをしていた。
 一見すると、助清や佐平みたいにマッチョではなく、どちらかというとスレンダーだ。
 なのに、よく見るとわかるのだが、その身体は意外に筋肉質なのだ。
 特に、太腿から下腹にかけての筋肉が素晴らしい。
 六つに割れた腹などは、アスリートもかくやと思わせるほどだった。
 周囲を回って先生の裸体をじっくり鑑賞すると、僕はお尻の前に戻った。
「もっと上げて」
 頬肉をパシンと平手で叩いてやる。
 その瞬間、ハッと先生が息を呑むのが分かった。
 え? ひょっとして・・・?
 その反応に、ピンときた。
 性交中にお尻を叩く行為を、スパンキングという。
 一般的には、女性に愛好者が多いと言われている。
 挿入時にお尻をはたかれると、興奮が倍加するらしいのだ。
 もしかすると、先生も?
 マゾっけの強いこの人なら、十分あり得る。
「好きなんですか?」
 もう一発、叩いてやった。
 乾いた音が、静かなダイニングに響き渡る。
「く・・・」
 四つん這いになったまま目を閉じ、先生は全裸の躰を震わせている。
「足りないんですね?」
 僕はスリッパを脱いだ。
 朝起きた時、部屋から履いてきたものだ。
「これならどうですか?」
 スリッパの裏を、先生のプリっとした真っ白なお尻に、思い切り叩きつけてやる。
 ぱあんっ。
 いい音がして、
「あうっ!」
 先生が、背中を大きくしならせた。
 横からのぞき込むと、目尻に涙が滲み、乳首がトキントキンに尖っていた。
 勃起陰茎が何度も当たったためだろう、へそのあたりが男の淫汁、カウパー腺液で濡れている。
 じっと見ていると、かすかに先生の口が動いた。
「やめ・・・ないで・・・くれ」
 震えながらお尻を持ち上げ、先生は、確かにそう懇願したようだった。

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