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ヤミイ

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 柚葉は実においしそうに僕の陰茎を吸った。
 さらにその後、餃子みたいに亀頭を包皮で包んだまま、中に舌を差し込み、精液とカウパー腺液を攪拌して、一滴残らず舐め取った。
 僕の陰嚢を握って揉みしだき、精嚢にたまった精液を絞り出すことも忘れなかった。
 清楚系で地味な雰囲気の柚葉が、射精した僕の股間に自ら顔をうずめる光景は、やはり異常だった。
「おいしい」
 たっぷり僕の精液を堪能すると、口の周りに付着した残滓を舌先で舐め取り、柚葉が言った。
「さすがに若いだけあって、彼のより味が濃いですね。深いコクがあるし、まろみも最高。お口の中に広がる森林の香りといい、私、すっかりファンになってしまいました」
「でも、こんなことしたら・・・」
 僕はゆっくり身を起こしながら、遠回しに柚葉に抗議した。
「あなたの見たがっていた、肛門性交ができないですよ。ここまで精を搾り取られたら、いくら僕でも・・・」
「それなら、大丈夫ですよ」
 柚葉がいたずらっぽく微笑んで、僕の目の前に何かを突き出してみせた。
「これがあなたのリモコンなんでしょう? 今さっき、コートのポケットから失敬しちゃいました」
「ま、待って。返してくれ。だって、そ、それは・・・」
 僕は手を伸ばし、柚葉に詰め寄った。
 しまった。いつのまに。
 これでは僕の優位性が・・・。
「観念なさい」
 手首をつかもうとした、その瞬間だった。
 柚葉がリモコンのスイッチを親指でスライドさせた。
 ふいに高周波の音が響きー。
「あうっ」
 肛門の奥で突如として沸き起こった強い振動に、僕はその場でつま先立ちになった。
 下半身に広がる疼くような快感で、声が出ない。
 萎れかけていた男根が、徐々に重量を持ち、生き物みたいにむっくり起き上がり始めた。
「ほおら、もう、勃ってきました」
 僕の股間を指差して、柚葉がくすくす笑い出した。
「あなたって、本当に恥ずかしい受験生ですね。まるで、そのいやらしい肉の棒を、ただ勃起させてお汁を出すだけのために、この世に生まれてきたみたい」

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