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ヤミイ

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 Tフロントショーツの縦紐を押しのけ、その横から突き出した肉色の筒。
 柚葉にTバックの紐も脇にずらされたため、僕は肛門も剥き出しだ。
 先生もそうだけど、だからショーツは今や何の意味もなしていない。
 ただ僕らの下半身のいやらしさを際立たせているだけだ。
「あふ…くうぅ…」
 僕は眉間に皺を寄せ、湧き上がる快楽の波に耐えていた。
 波動のように湧き上がる愉悦の疼きに、股間で僕の陰茎が急速に育ち始めている。
 全身から送り込まれる血液で海綿体が充填され、鎧のような筋肉をまとい始めている。
 サキュバスのような柚葉に精液を吸い取られ、最初床と水平の位置にあった肉の竿が、カクン、カクンと鎌首をもたげていく。
 そのさまは、あたかも戦闘機の爆撃に備えて空を警戒する戦艦大和の主砲のようだ。
 肉茎が膨張するにつれ、徐々に包皮が後退し、先端から光沢のあるピンクのドームが顏を出してくる。
 目のない赤児の頭部のようなそれは、いうまでもなく精液と我慢汁で濡れ光る僕の亀頭である。
 握りこぶしにも似たその筋肉の塊は、先っちょに縦に割れ目があり、まるで小さな口のようだ。
「素敵です。素敵すぎます」
 机にもたれて震える僕の前にひざまずき、柚葉が性器の変化を観察する。
 ぎりぎりまで顔を寄せ、どうやら先端の匂いを嗅いでいるようだ。
「いい匂い・・・。さっきと違って、少し、アンモニアの成分が含まれているようです。もしかして、あなた、尿意を催しているのではありませんか?」
「え、ええ・・・そうかもしれません」
 僕はうなずいた。
「僕も先生も、朝起きてからずっと裸同然ですから・・・」
「それはさぞ冷えるでしょうね。暖房の効いた室内に居ても、季節は冬ですから。でも、性交中に尿意を我慢できなくなったら、どうするのです?」
 親指と人差し指で輪を作り、僕の亀頭を覆った餃子状の包皮をそっと剥きながら、柚葉が訊いてきた。
 少しずつピンクのドームの露出部分が増え、白い湯気を上げ始めた。
「それは…そのまま、放尿するしか、ないでしょうね。その、先生の、直腸内に…」
 間欠泉の如く突き上げる快感に腰をガクガクさせながら、途切れ途切れに僕は答えた。


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