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ヤミイ

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 気を取り直して、尻の頬肉をつかんだ両手に再度力を入れる。
 みしっという湿った音とともに、先生の肛門が広がった。
 僕はゆっくり腰を突き出し、棍棒のように硬直した勃起陰茎をしわくちゃの陰嚢の上に滑らせる。
 やがて包皮に包まれた亀頭が肛門に到達すると、先生の括約筋がイソギンチャクの口のようにひくついた。
 僕の陰茎の先は包皮で包まれているのだが、十分勃起しているので、亀頭の形がくっきり浮き出て見える。
 張り出した雁首から上は砲弾型にふくらみ、包皮の先端からは亀頭の頭、すなわち鈴口がのぞいている。
 柚葉がその雁首の下のくぼみを指でつまみ、陰茎の進行方向を修正する。
 先生の肛門は真上から見ると噴火口みたいに真っ赤で、中で粘液に包まれた内壁が蠢いているのが見える。
 目を凝らすとずっと奥にピンク色の光沢があり、どうやらそれが直腸壁にめりこんだローターだということがわかる。
「いいですよ。入れちゃってください」
 僕の陰茎を指で支え、柚葉が言う。
「う、うん」
 うなずいて、もう少し腰を前に突き出してみた。
 ずぶり。
 粘着質の音が響く。
 包皮がめくれ、過敏になった亀頭の表面が、先生の肛門の括約筋に包まれた。
「く」
 半身を反らして、僕はうめく。
「痛いですか?」
 心配そうに、柚葉が僕の横顔を見る。
「す、少し」
「やっぱり、BL漫画のようにはいかないですかね?」
「大丈夫…。もう少し、濡れてくれば」
 そう。
 問題は僕の亀頭のほうだ。
 しばらく放置されていたので、カウパー腺液が乾きかけている。
 柚葉の手で『強』に設定し直されたとはいえ、ローターの振動に、躰がそろそろ慣れてきたせいもあるだろう。
「どうすればいいですか?」
 訊いてくる柚葉に、僕は懇願した。
「乳首を、触って…。なんなら、舐めてくれても、いい…」

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