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ヤミイ

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 肛門の中で起こった振動は、アナルローターの比ではなかった。
 極太バイブは、ただ振動するだけでなく、蛇のように身をくねらせるのだ。
「あああああああっ!」
 肛門をかきまぜられ、僕は思わず腰を浮かせた。
 バイブとローターの振動がひとつになって、頭の中がフラッシュをたいたように白熱する。
「ああんっ! いいんっ!」
 先生が泡を吹く。
 腰をくねらせ、ひとつになった僕のペニスを一緒に振り回す。
 確かによかった。
 こんなワイルドな快感は、生まれて初めてだった。
 もっと、もっと、感じたい…。
「ああ…いい・・・」
 後ろ手をついて身体を伸ばし、先生と足を交差させる。
 先生も僕に倣うように、脚を曲げてしゃがんだ姿勢をあらため、長い両方の脚を前に投げ出している。
 こうすると、体育座りより足が楽だし、何よりもバイブ一本に体重がより、ずっしりとかかるのだ。
「す、すごい・・・」
 全身がひとつのいやらしい空洞になり、そこにみっしりバイブを埋め込まれたような、そんな感覚ー。
 至福の境地に達して、思わず甘酸っぱい吐息を漏らしてしまう。
 僕の両足は、先生の両の太腿の上に乗っている。
 そして、股間を擦り合わせるように接近した僕らの裸体の間には、オナホでひとまとめにされた二本の肉棒が垂直にそびえ立っている。
 チクワそっくりのオナホは独り用だから、本来、ペニス一本分の直径しかない。
 そこにふたり分のペニスが押し込まれているのである。
 オナホの先からは、なかよくズル剥けになった亀頭がふたつ並んで顔を出している。
 雁首から上が剥き出しになった亀頭たちは、真上から見ると、色も艶も形もきのこのしめじによく似ている。
 むろん、赤ん坊の握りこぶしほどもあるしめじが存在すれば、の話だが。
 僕らの亀頭はどちらもオナホにきつく首を絞められているため、亀頭部分が異様に膨らみ、充血してしまっている。
 亀頭の先端に縦にできた切れ込み、いわゆる鈴口がオナホの圧力でこじあけられて、断末魔のサンショウウオの口みたいに見える。
「はああああああ…」
 ちゅるり。
 先生の鈴口から、スキムミルクがにじみ出る。
「ぐは…」
 僕もどくんと一滴絞り出す。
 すけべな棒の先の小さな穴から、白いスキムミルクを滲ませ合いー。
 僕と先生は、密着してそそり立つ肉棒の束を相田にして、互いに熱く見つめ合う。
 ちゅき・・・。
 筋肉質のおなかをひくひくさせながら、荒い息の合間に、ジュリに聞こえないよう、先生の口が動いた。
 僕も、ちゅき・・・。
 息を調え、唇を尖らせて、ささやき返す。
 興奮で、勃ちすぎた乳首が痛い。
 切なげな表情を浮かべた先生の顔、エロスの塊のようなその裸身を目の前にして、僕は心臓を打ち鳴らす。
 先生のこと、ちゅき・・・。
 と、それが聞こえたのか、ジュリが両手で僕らのペニスをぎゅっと握りしめ、わざとらしく声を張り上げた。
「さあ、これはまだ序の口よ。まだ出しちゃだめ。今からもっともっと、気持ちよくしてあげるからね」
 

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