R指定

ヤミイ

文字の大きさ
643 / 855

635

しおりを挟む
 僕の口の中で、先生の生殖器官がピクリと反応した。
 もう限界を超えるくらいまで勃起しているのに、また少し膨らんだのだ。
「吊るして・・・」
 僕の亀頭を唇に挟んだまま、先生がうわ言のようにささやいた。
 そのとたん、チュプッとカウパー腺液が鈴口から洩れ、僕の舌の味蕾を刺激した。
 見ると、先生は目の周りを紅潮させ、うっとりと目をつぶっている。
 おそらく、あられもない姿で吊るされる自分を早くも妄想して、またぞろ欲情しているのだろう。
 先生は僕に負けず劣らず、ナルシストなのだ。
 せっかくだから、これはもう、鏡に大写しにしてあげるべきだろう。
「わかりました」
 僕はうなずいた。
 まずは、そのまま両足を拘束して吊るした恰好のまま、怒張した陰茎の根元を細い革バンドで縛る。
 それを、天井のレールから引き下げた新たなロープに連結する。
 次に、別の革バンドで睾丸のつけ根を縛り、同じことをする。
 迷った末、直腸はやめておくことにした。
 あまりにやわらかくて、力をかけたらすぐに千切れそうだったからだ。
 それに、吊るした後愛撫する部分は、別に取っていたほうがいい。
「行きますよ」
 操作盤で新しい二本のロープの長さを調節する。
 陰茎を中心にして、先生の裸体が逆さまに吊るしあげられていく。
「あああ・・・」
 甘い声で鳴く先生。
 根元をきつく緊縛された巨大な勃起ペニスが、見る間に赤紫色に変色していく。
 その頂で膨らむ濡れ濡れの亀頭は、今しも爆発しそうにパンパンに張っている。
 二本の新たなロープがぴんと張ったところで、いよいよ足かせを解きにかかった。
 両脚を解放してしまえば、先生の体重を支えるのは陰茎と睾丸だけになる。
 これまでも何度かペニスだけで吊るされた先生だけに、その強度は保証済みだ。
 けれど、もしもということもある。
 さすがの僕も、両脚を解き放つ時は、ドキドキした。
 カチャッ。
 結束バンドの留め具が外れる音。
 それとともに、先生の躰が一瞬がくんと下がった。
 でも、少しだけだった。
 落下が止まると、逆立ちになった先生が、恍惚とした表情で、喘いだ。
「ち、ちんちんが・・・」
 

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

BL短編集

田舎
BL
タイトル通り。Xくんで呟いたショートストーリーを加筆&修正して短編にしたやつの置き場。 ※こちらは激しい描写や♡描写のない作品となります。

仕方なく配信してただけなのに恋人にお仕置される話

カイン
BL
ドSなお仕置をされる配信者のお話

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

処理中です...