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ヤミイ

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 大きくなあれ。
 もっともっと、大きくなあれ。
 僕は頬の内側の筋肉と唇を使い、先生の熱い膨らみをブリーフの上から圧迫する。
 圧迫しながら、正中線に沿ってじゅるりと舌を這わせていく。
「くあ」
 先生がわずかに背中をのけぞらす。
 その整った顔は心なしか紅潮し、通った鼻梁の下で鼻孔が膨らんでいる。
「く、くうう」
 眉間に縦じわを寄せ、感じいったようにかすかにうめく。
 もどかしげにシャツのボタンを外し、裸の胸をさらけ出す。
 シャツの下から、分厚い胸板に咲く、ピンク色のふたつの蕾が現れた。
 可愛い僕の蕾たち。
 遠目にも、もう勃起しているのがわかる。
 ブリーフの下の怒張した”それ”を舌全体でしばらく味わった後、僕はいったん先生を口から吐き出した。
 見ものだった。
 僕の口から吐き出された先生のその部分は、薄いブリーフの記事を押し上げてくっきり形を刻んでいる。 
 ブリーフが水色なだけに、唾液に濡れて半ば透けてしまい、エラの輪郭まで明瞭に浮き出てしまっているのだ。
 右手の人差し指と中指を縦に走る隆起の脇に当て、左手でブリーフを股間に貼りつくように引っ張ってやる。
「あう」
 パンパンに張ったナイロンに押さえられ、先生の隆起がまるで彫刻のように更に克明に浮き上がった。
 下腹にかけてバナナを埋め込んだみたいに盛り上がった太い”畝”に、僕はそっと指を這わせていく。
 両側から指でなぞると、剥き出しの時よりいやらしく、先生の”部分”が血管一本一本まではっきり浮き上がる。
 おお、すごい。
 これって…。
 気のせいか、匂いがきつくなってきたようだ。
 僕はブリーフの生々しい染みに鼻を擦りつけ、かぐわしい先生の分泌物の匂いを肺の奥まで吸い込んだ。
 隆起の頂点の黒い染みも、さっきより大きくなっている。
 二本の指で隆起を挟み、畝に沿って何度も何度も上下させていると、
「お、お願いだ…」
 大きく腰をうねらせ、先生がすがるような眼で僕を見た。
「ぬ、脱がせて…」
 ブリッジするように股間の中心を持ち上げ、僕の顔に擦りつけようとした。
 ふっと僕は嗤った。
 なんて、恥ずかしい男だろう。
 勉強を教えに来るたびに、授業時間中に教え子に凌辱されて悶え狂い、射精する家庭教師なんてー。
 まさしく、クズ中のクズ。
 でも、そんな先生が僕は愛おしくてならないのだ。
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