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ヤミイ

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 先生が、すねたように僕を見る。
 でも、僕にはわかる。
 それはポーズで、本当は悦んでいるのだ。
 自分だけ頻繁に射精させられ、恥辱まみれになっている。
 その姿を脳内スクリーンに大写しにすることで、このナルシストはより欲情してしまうのである。
「乳首ぐらい自分で弄りなさい」
 僕は更にそう先生に耳打ちする。
「肉蛇口の精液の量を調整するためには、睾丸も握る必要があるのです。だからここから先は、いつもオナる時にやるように、自分の乳首は自分で愛撫してください」
「ああ…」
 僕が手を放すと、先生は一時の中断も惜しむように、両手の指で自らの乳首をつまんだ。
 つまんでひっぱり、乳頭のくぼみに爪を立てる。
 カチコチに勃起させておいて、人差し指でテロテロ弾く。
「くううん…」
 男のくせにずいぶんと長い乳首をカチコチに勃起させ、それを両手の指でくりくりねじりながら、先生がひどく甘い鼻声を漏らした。
「いつもそうやってるんですね。本当に恥ずかしい人だ」
 そう愚弄しておいて、僕は右手で先生の勃起陰茎を握り直し、左手を下に差し入れ、睾丸袋をつかんだ。
 先生の陰嚢は、明らかにさっきよりも大きく膨らんでいる。
 このわずかな時間にも、精液を生産し続けているからに違いない。
 僕は右手の扱きをスピードアップし、それに合わせて睾丸袋をもみくちゃにした。
 むろん、先生の肛門にぶち込んだ勃起生殖器の上下運動も忘れない。
 このまま先生の中に僕のいのちの源を思いっきりぶちまけて、先生を孕ませてやるー。
 それくらいの意気込みで突いて突いて突きまくる。
「あ、あ、あ、あ、あ、い、い、いく、いくう」
 赤紫色に充血した亀頭を膨張させ、間欠泉のように先生が喘ぐ。
 睾丸袋の中でふたつの精巣がぐるぐる動き、肉竿の中で尿道がどくんどくんを始めている。
「みなさん、集まってください」
 頃合いとみて、僕は観客たちに声をかけた。
「集まって、また一列に並んでくれますか。今度はコップの類いは不要です。なぜなら、先生の亀頭に口をつけて、じかにエキスを飲んでもらうからです。もちろん、フェラチオを体験したい方は、短時間であるならば、それもかまいません。そしてこの聖杯儀式は、先生の精液が涸れるまで、何周でも可能です」
 僕のその言葉を聞くなり、観客たちのなかに、熱いどよめきが広がった。
 

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