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春花の願い
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私は物心がついた頃から、よく笑い、よく泣く夏樹の顔が好きだった。
私も鏡を見ながら笑顔を作ろうとするが、どこかぎこちなく、夏樹みたいにはできなかった。
そんな夏樹は、夏樹と同じような泣き虫の男の子をよく見ていた。その男の子は、決まった女の子を見ていた。
そのうち、両親の離婚で家を売ることになった。
私は母親に、夏樹は父親に付いていくことになり、夏樹と一緒にいられなくなることが分かった。
その時、初めて、夏樹のように泣くことができた。
小学校に通うようになると、防犯のため、携帯を持たされた。私は母親に、誕生日もクリスマスも何もいらないからと、もうひとつ携帯を買ってくれれるように頼んだ。
最終的には、祖母が買ってくれた。
また、祖母に頼んで、夏樹に会いに行った。夏樹は変わらす、よく笑い、よく泣いた。私は嬉しかったのだが、うまく笑えなかった。
夏樹に携帯を渡し、毎日話すようになった。会えない寂しさを和らげることができた。
小学校の高学年になると、2人で会うようになった。夏樹は私の部屋に来たがり、来ると、私の服を着ていた。
夏樹は『お姉ちゃんと一緒』と鏡を見ながら喜んでいた。その頃、私もそれか普通でないことは分からなかった。ただ夏樹と一緒にいることが嬉しかった。
中学に入ると、母が再婚し、実家の近くに引っ越した。
新しい父親は優しくしてくれたが、私はよそよそしくしかできなかった。
私は実家に、そのまま残った。
夏樹と会う回数は増えた。祖母と祖父も喜んでくれたので、週末は泊まることも多くなった。本当の父親は、夏樹が祖母の家に行くことには、何も言わなかった。
夏樹と一緒に風呂に入り、一緒に寝た。その頃は。体の違いは気にならなかった。
楽しい日々だった。しかし、中学2年生になったある朝、突然、それは起こった。
朝、目が覚めた。夏樹は寝ていた。夏樹の寝顔を見るのが好きだった。
夏樹を起こさないようにベッドを出ようとした時、私の手に硬いものが当たった。
私は布団をめくった。
すると、夏樹の下のパジャマが盛り上がっていた。
私は、多分興奮していたんだと思う。それが何か確かめたくて仕方がなかった。
夏樹のパジャマとパンツを脱がせた。
すると、目の前に夏樹のペニスが飛び出してきた。
私は驚いて、声を出してしまった。
夏樹が目を擦りながら、起きた。上半身を起こすと、パジャマが脱がされていることに気付ぎ、急いで布団で隠した。
夏樹に『見た?』と言われ、頷いた。
夏樹は確か『最近、朝起きるとこうなっている。たまにおしっこじゃない白い液が出てる』と言っていた。
そして『こんなもの早く無くしたい。お金貯めて、お姉ちゃんと同じ体になるんだ』と言った。
私が『どうするの?』と聞くと、『女の子の体にする手術がある』と嬉しそうに言った。
『でも、いっぱいお金がかかるの』と残念そうに言った。
私は、それを聞いて初めて、今まで夏樹に抱いていた感情が、恋愛感情だということに気が付いた。
夏樹が男でなくなることが嫌だと思った。でも、そんなことを言ったら、夏樹に嫌われて、会えなくなってしまうかもしれない。
私は、頭の中を高速回転させた。その結果、私の中の欲望という悪魔が勝ってしまった。
『夏樹、私がお金を出してあげる』と言った。
『えっ、ホント?でも、どうやってお金稼ぐの?』と当然の質問をされた。
実は、中学生になった時、株のことを知り、これなら子供の自分でも、大人と変わらないお金を稼ぐことができると思い、祖母に頼み、祖母名義で取引口座を開設した。
必死に勉強した。それから面白いように金額が増えていった。
祖母名義で作った通帳を夏樹に見せた。
数百万の金額が記載されていた。
夏樹は驚いたが、自分の夢が叶うと喜んだ、
そこで、私は条件を出した。
一つは、手術は高校を卒業した後にすること
もう一つは、手術するまでは、夏樹の体を私の好きにさせること。
夏樹は少し悩んだが、あっけらかんと『いいよ』と言った。
私の言っていることが本当に分かっているのか確かめたが、
『お姉ちゃんならいいよ』と言った。
私は怒って、夏樹のペニスを握り『こういうことされるんだよ』と言った。
夏樹は少し顔を歪ませて、もう一度、『お姉ちゃんならいいよ』と言った。
私は『分かった。お金は私が必ず何とかする。約束する』と言った。
私は。そのまま、夏樹のペニスを握った。
熱くなっていた。
『お姉ちゃん、手が震えてるよ』と夏樹は言った。
今となっては笑えることだけど、当時は、握ったはいいが、何をしたらいいか分からなかった。夏樹に聞いても分かるはずはない。
スマホで検索した。すると色々出てきたから、一つずつ試すことにした。
握った手を上下に動かした。
夏樹が『変な気持ちになってくる』と言った。私も変な興奮を感じた。
次に舌で舐めた。すると、先の部分が開いて、中が見えた。
よくよく写真を見てみると、何か写真と違っていたので、もっと先の部分を舐めてみた。すると、中から違う部分が現れ始めた。
今度は手を動かしながら、舐めてみた。すると、写真と同じようになった。
出てきた部分を舐めてみたら、
夏樹から『あぁぁ』と声がした。夏樹の顔を見ると、目をつぶって顔の歪みが増していた。
夏樹のきれいな顔が歪んでいることに、ものすごく興奮した。
私は口に咥えて、口の中で舐め回した。初めは苦くて変な味がしたが、すぐになくなった。
夏樹が
『お姉ちゃん、なんか変なんだ。頭がぼうっとしてくる。それにオチンチンから、何か出そうだよ』と言った。私はどんどん興奮して、夢中でなって口の中で舐めた。
『お姉ちゃん、何か出る。出ちゃうよ。あぁぁあ』と夏樹が言った瞬間、口の中に何が飛び出してきた。
私は、反射的に唇に力を入れた。そして、これが精子であることに気が付いた。
夏樹の赤ちゃんの元。全部口で受け止めた。臭い、ヌルヌルすると思ったけど、全部飲み込んだ。
夏樹はしばらくグッタリしていた。
でも、ペニスは元気なままだった。
精子を私の中に入れれば妊娠することは、学校で習ったし、分かっていた。
でも、その時の私の欲求は、その考えを凌駕してしまった。
私は自分の股間を触ってみた。生理でもないのに、パンツがビショビショになっていた。
私はパジャマとパンツを脱いで、夏樹に跨った。
夏樹のペニスを持ち、私の膣に当てて徐々に腰を下ろしていった。
また、夏樹のきれいな顔が歪んでいる。
始めは気持ち良かったけど、途中でもの凄く痛くなった。すぐに抜いてしまいたくなるほど。
でも、夏樹が入ってくる喜びで止められなかった。
なんとか最後まで挿れることができた。
手でしたことを膣でやることは分かっていたけど、痛くてしばらく動けなかった。
スマホでまた検索した。この痛みをどうすればいいのか。
すると我慢するしかないって書いてあった。
その関連ページに、大人のキスの項目があったので、見てみた。舌を絡める動画があった。
私は夏樹に『舌を出して』と言って、私の舌と絡ませてみた。そうしたら、夏樹が上半身を起こして、積極的に絡ませていた。
しばらくしたら口を離して、
『変な気持ちになる。もっともっとしたくなる』と私の首に手を回して、また絡めてきた。
すると痛いのが薄らいできて、腰を動かしてみたら、あんまり痛くなくなっていた。
私は上半身を起こして、腰を上下に動かした、
肉と肉がぶつかる音がした。
『お姉ちゃんの中にいると、どんどん変な気持ちになっちゃう』
『私も、夏樹が中にいるのが分かるよ。夏樹、私のこと好き?』
『お姉ちゃん、大好き』
『私も夏樹のことが好きよ』
『お姉ちゃん、お姉ちゃん、あぁぁ』
『夏樹、はぁ、はぁ、止まらない、気持ちいい』
私は、腰を振り続けた。
『お姉ちゃん、また出ちゃう、出ちゃうよ』
『私も頭が真っ白になってきた』
『お姉ちゃん、赤ちゃんできちゃうんでしょ。もう止めようよ』
『うん。でも、止まらないの』
『ダメぇ、もう我慢できない!』
咄嗟に春花は我に返り、膣から抜いた、そして咥えた。
また、口の中に夏樹の臭いが広がった。
射精が終わっても、春花は愛おしそうに舐め続けた。
そして飲み込んだ。
春花は夏樹の横に寝転んて、夏樹の目を見た。目の焦点が合っていない。
『夏樹、私だけの夏樹。夏樹は私のものよ』
『お姉ちゃん』
それから、夏樹が泊まりにくる日は、毎回、夏樹の体を求めた。夏樹は一度も拒まなかった。
夏樹は学校で男子から虐められることもあったが、いつも女子が守ってくれると言っていた。
女子は、自分より美しい顔をし、優しい性格の夏樹に、中性的な魅力を感じていたのだろう。
しかし、我慢できなくなった女子から、何度も告白はされたらしい。
優しい夏樹は、はっきりと断れなかった。ましてや女性が恋愛対象でないとも言えない。よく泣きついてきた。
仕方なく私は、夏樹の学校まで行って、その子が帰るのを待ち伏せして諦めさせた。
そのうち、女子生徒の間で抜け駆けはしないという約束ができたらしい。
しかし、新入生は別である。
3年になる前に、前髪を伸ばして顔を隠すことを提案した。
夏樹は提案にのった。取り巻きの子達は、自分達だけが夏樹の顔を独占している気になったのだろう。喜んでくれたらしい。
それから告白はなくなった。
私も初めのうちは告白されたが、告白してきた相手にボロクソ言い、その噂が広まり、告白してくる強者は現れなくなった。
そして夏樹に、高校に合格したら、2人で暮らそうと言った。
父親も再婚する話を夏樹にしていたらしく、夏樹はとても喜んでくれた。
私は女子校を希望し、夏樹は共学を希望したので、湊ヶ丘、港第一は学校が近くて、望み通りだった。
夏樹は苦労して勉強したと言っていたが、無事に2人共、合格することができた。
高校に合格した日に、祖母に、夏樹と2人で暮らすと告げた。
祖母はもちろん反対した。初めは冷静に話をしたが、最終的には家出すると脅かし、高校に近い部屋を契約してもらった。
同じ日に、夏樹も父親に話した。
もちろん反対した。夏樹が泣きついて来たので、父親のもとに行って、夏樹と家出すると脅し、しぶしぶ了承させた。
祖母が、祖父と母にかなり怒られたことを知った私は、高校に行かないと母と祖父を脅し、有耶無耶にした。
今は、2人の高校の授業料は、本当の父と母が払ってくれているが、家賃や食費は私が払っている。
定期的に連絡する事を条件に出されたので、祖母と本当の父親とは連絡はとっている。
一緒に暮らし始めた時は、幸せだった。夏樹は料理が得意だったので、毎日作ってくれた。
そして毎日、体を重ねた。
夏樹といる時だけ、自然に笑えるようになっていた。
早いうちにユッキーとナッキーのことは分かったので、お互いに話していた。
夏樹はナッキーのことを楽しそうに話した。
私は嫉妬した。
でも夏樹に嫌われたくなかったので、私は男の夏樹が好きで、女の夏樹が誰を好きでもかまわないと、無理にこじつけて、感情を殺した。
そして、夏樹はナッキーに告白すると言い出した。
私は、バレたら気持ち悪いと思われて、話すらできなくなると脅かしたが、夏樹の決心は変わらなかった。
それどころか、私と似たウィッグを付け、私の制服を着て告白すると言い出した。
夏樹のズルさに呆れたが、
駅とかで会っても話しかけないことを約束させることで、了承した。
駅で話しかけられるのは、夏樹ではなく私なのだ。
夏樹とは、それまで何度も出かけていた。2人で服を選び、流行りのスイーツを食べた。外では夏樹の望む通り、妹として扱った。
そして夏樹の告白はうまくいき、私は家に置いていかれる日ができた。
私は何も考えないように、夏樹の手術のことを調べた。
男の夏樹がいなくなるまで、あまり時間は残っていない、男の夏樹を失いたくない、私は焦っていた。
手術は、性器を取らなくても、胸を作るだけのものもある。この辺りで夏樹は満足してくれるだろうか考えた。
夏樹は女になりたいとは言っていない。私になりたいと言った。
多分無理だと思った。夏樹の望みは、顔以外の全てなのだろう。
いっそ妊娠してしまおうか?男の夏樹の代わりに夏樹の子供を育てるのも、悪くないかもしれないと思った。
それとも、ナッキーに、体が女になっても自分が受け入れることはない、たから危険なことをするのは止めてほしいと説得してもらおうか、とも考えた。
私からは止めてとは言えない。
でも、男の夏樹なしでは、私はもう生きていけない。
夏樹、一生のお願いだから私の望みを叶えてと、夏樹の前で、何度も心の中で叫んだ。
嘘つきと夏樹に言われるのが怖かくて、それは声になることはなかった。
私も鏡を見ながら笑顔を作ろうとするが、どこかぎこちなく、夏樹みたいにはできなかった。
そんな夏樹は、夏樹と同じような泣き虫の男の子をよく見ていた。その男の子は、決まった女の子を見ていた。
そのうち、両親の離婚で家を売ることになった。
私は母親に、夏樹は父親に付いていくことになり、夏樹と一緒にいられなくなることが分かった。
その時、初めて、夏樹のように泣くことができた。
小学校に通うようになると、防犯のため、携帯を持たされた。私は母親に、誕生日もクリスマスも何もいらないからと、もうひとつ携帯を買ってくれれるように頼んだ。
最終的には、祖母が買ってくれた。
また、祖母に頼んで、夏樹に会いに行った。夏樹は変わらす、よく笑い、よく泣いた。私は嬉しかったのだが、うまく笑えなかった。
夏樹に携帯を渡し、毎日話すようになった。会えない寂しさを和らげることができた。
小学校の高学年になると、2人で会うようになった。夏樹は私の部屋に来たがり、来ると、私の服を着ていた。
夏樹は『お姉ちゃんと一緒』と鏡を見ながら喜んでいた。その頃、私もそれか普通でないことは分からなかった。ただ夏樹と一緒にいることが嬉しかった。
中学に入ると、母が再婚し、実家の近くに引っ越した。
新しい父親は優しくしてくれたが、私はよそよそしくしかできなかった。
私は実家に、そのまま残った。
夏樹と会う回数は増えた。祖母と祖父も喜んでくれたので、週末は泊まることも多くなった。本当の父親は、夏樹が祖母の家に行くことには、何も言わなかった。
夏樹と一緒に風呂に入り、一緒に寝た。その頃は。体の違いは気にならなかった。
楽しい日々だった。しかし、中学2年生になったある朝、突然、それは起こった。
朝、目が覚めた。夏樹は寝ていた。夏樹の寝顔を見るのが好きだった。
夏樹を起こさないようにベッドを出ようとした時、私の手に硬いものが当たった。
私は布団をめくった。
すると、夏樹の下のパジャマが盛り上がっていた。
私は、多分興奮していたんだと思う。それが何か確かめたくて仕方がなかった。
夏樹のパジャマとパンツを脱がせた。
すると、目の前に夏樹のペニスが飛び出してきた。
私は驚いて、声を出してしまった。
夏樹が目を擦りながら、起きた。上半身を起こすと、パジャマが脱がされていることに気付ぎ、急いで布団で隠した。
夏樹に『見た?』と言われ、頷いた。
夏樹は確か『最近、朝起きるとこうなっている。たまにおしっこじゃない白い液が出てる』と言っていた。
そして『こんなもの早く無くしたい。お金貯めて、お姉ちゃんと同じ体になるんだ』と言った。
私が『どうするの?』と聞くと、『女の子の体にする手術がある』と嬉しそうに言った。
『でも、いっぱいお金がかかるの』と残念そうに言った。
私は、それを聞いて初めて、今まで夏樹に抱いていた感情が、恋愛感情だということに気が付いた。
夏樹が男でなくなることが嫌だと思った。でも、そんなことを言ったら、夏樹に嫌われて、会えなくなってしまうかもしれない。
私は、頭の中を高速回転させた。その結果、私の中の欲望という悪魔が勝ってしまった。
『夏樹、私がお金を出してあげる』と言った。
『えっ、ホント?でも、どうやってお金稼ぐの?』と当然の質問をされた。
実は、中学生になった時、株のことを知り、これなら子供の自分でも、大人と変わらないお金を稼ぐことができると思い、祖母に頼み、祖母名義で取引口座を開設した。
必死に勉強した。それから面白いように金額が増えていった。
祖母名義で作った通帳を夏樹に見せた。
数百万の金額が記載されていた。
夏樹は驚いたが、自分の夢が叶うと喜んだ、
そこで、私は条件を出した。
一つは、手術は高校を卒業した後にすること
もう一つは、手術するまでは、夏樹の体を私の好きにさせること。
夏樹は少し悩んだが、あっけらかんと『いいよ』と言った。
私の言っていることが本当に分かっているのか確かめたが、
『お姉ちゃんならいいよ』と言った。
私は怒って、夏樹のペニスを握り『こういうことされるんだよ』と言った。
夏樹は少し顔を歪ませて、もう一度、『お姉ちゃんならいいよ』と言った。
私は『分かった。お金は私が必ず何とかする。約束する』と言った。
私は。そのまま、夏樹のペニスを握った。
熱くなっていた。
『お姉ちゃん、手が震えてるよ』と夏樹は言った。
今となっては笑えることだけど、当時は、握ったはいいが、何をしたらいいか分からなかった。夏樹に聞いても分かるはずはない。
スマホで検索した。すると色々出てきたから、一つずつ試すことにした。
握った手を上下に動かした。
夏樹が『変な気持ちになってくる』と言った。私も変な興奮を感じた。
次に舌で舐めた。すると、先の部分が開いて、中が見えた。
よくよく写真を見てみると、何か写真と違っていたので、もっと先の部分を舐めてみた。すると、中から違う部分が現れ始めた。
今度は手を動かしながら、舐めてみた。すると、写真と同じようになった。
出てきた部分を舐めてみたら、
夏樹から『あぁぁ』と声がした。夏樹の顔を見ると、目をつぶって顔の歪みが増していた。
夏樹のきれいな顔が歪んでいることに、ものすごく興奮した。
私は口に咥えて、口の中で舐め回した。初めは苦くて変な味がしたが、すぐになくなった。
夏樹が
『お姉ちゃん、なんか変なんだ。頭がぼうっとしてくる。それにオチンチンから、何か出そうだよ』と言った。私はどんどん興奮して、夢中でなって口の中で舐めた。
『お姉ちゃん、何か出る。出ちゃうよ。あぁぁあ』と夏樹が言った瞬間、口の中に何が飛び出してきた。
私は、反射的に唇に力を入れた。そして、これが精子であることに気が付いた。
夏樹の赤ちゃんの元。全部口で受け止めた。臭い、ヌルヌルすると思ったけど、全部飲み込んだ。
夏樹はしばらくグッタリしていた。
でも、ペニスは元気なままだった。
精子を私の中に入れれば妊娠することは、学校で習ったし、分かっていた。
でも、その時の私の欲求は、その考えを凌駕してしまった。
私は自分の股間を触ってみた。生理でもないのに、パンツがビショビショになっていた。
私はパジャマとパンツを脱いで、夏樹に跨った。
夏樹のペニスを持ち、私の膣に当てて徐々に腰を下ろしていった。
また、夏樹のきれいな顔が歪んでいる。
始めは気持ち良かったけど、途中でもの凄く痛くなった。すぐに抜いてしまいたくなるほど。
でも、夏樹が入ってくる喜びで止められなかった。
なんとか最後まで挿れることができた。
手でしたことを膣でやることは分かっていたけど、痛くてしばらく動けなかった。
スマホでまた検索した。この痛みをどうすればいいのか。
すると我慢するしかないって書いてあった。
その関連ページに、大人のキスの項目があったので、見てみた。舌を絡める動画があった。
私は夏樹に『舌を出して』と言って、私の舌と絡ませてみた。そうしたら、夏樹が上半身を起こして、積極的に絡ませていた。
しばらくしたら口を離して、
『変な気持ちになる。もっともっとしたくなる』と私の首に手を回して、また絡めてきた。
すると痛いのが薄らいできて、腰を動かしてみたら、あんまり痛くなくなっていた。
私は上半身を起こして、腰を上下に動かした、
肉と肉がぶつかる音がした。
『お姉ちゃんの中にいると、どんどん変な気持ちになっちゃう』
『私も、夏樹が中にいるのが分かるよ。夏樹、私のこと好き?』
『お姉ちゃん、大好き』
『私も夏樹のことが好きよ』
『お姉ちゃん、お姉ちゃん、あぁぁ』
『夏樹、はぁ、はぁ、止まらない、気持ちいい』
私は、腰を振り続けた。
『お姉ちゃん、また出ちゃう、出ちゃうよ』
『私も頭が真っ白になってきた』
『お姉ちゃん、赤ちゃんできちゃうんでしょ。もう止めようよ』
『うん。でも、止まらないの』
『ダメぇ、もう我慢できない!』
咄嗟に春花は我に返り、膣から抜いた、そして咥えた。
また、口の中に夏樹の臭いが広がった。
射精が終わっても、春花は愛おしそうに舐め続けた。
そして飲み込んだ。
春花は夏樹の横に寝転んて、夏樹の目を見た。目の焦点が合っていない。
『夏樹、私だけの夏樹。夏樹は私のものよ』
『お姉ちゃん』
それから、夏樹が泊まりにくる日は、毎回、夏樹の体を求めた。夏樹は一度も拒まなかった。
夏樹は学校で男子から虐められることもあったが、いつも女子が守ってくれると言っていた。
女子は、自分より美しい顔をし、優しい性格の夏樹に、中性的な魅力を感じていたのだろう。
しかし、我慢できなくなった女子から、何度も告白はされたらしい。
優しい夏樹は、はっきりと断れなかった。ましてや女性が恋愛対象でないとも言えない。よく泣きついてきた。
仕方なく私は、夏樹の学校まで行って、その子が帰るのを待ち伏せして諦めさせた。
そのうち、女子生徒の間で抜け駆けはしないという約束ができたらしい。
しかし、新入生は別である。
3年になる前に、前髪を伸ばして顔を隠すことを提案した。
夏樹は提案にのった。取り巻きの子達は、自分達だけが夏樹の顔を独占している気になったのだろう。喜んでくれたらしい。
それから告白はなくなった。
私も初めのうちは告白されたが、告白してきた相手にボロクソ言い、その噂が広まり、告白してくる強者は現れなくなった。
そして夏樹に、高校に合格したら、2人で暮らそうと言った。
父親も再婚する話を夏樹にしていたらしく、夏樹はとても喜んでくれた。
私は女子校を希望し、夏樹は共学を希望したので、湊ヶ丘、港第一は学校が近くて、望み通りだった。
夏樹は苦労して勉強したと言っていたが、無事に2人共、合格することができた。
高校に合格した日に、祖母に、夏樹と2人で暮らすと告げた。
祖母はもちろん反対した。初めは冷静に話をしたが、最終的には家出すると脅かし、高校に近い部屋を契約してもらった。
同じ日に、夏樹も父親に話した。
もちろん反対した。夏樹が泣きついて来たので、父親のもとに行って、夏樹と家出すると脅し、しぶしぶ了承させた。
祖母が、祖父と母にかなり怒られたことを知った私は、高校に行かないと母と祖父を脅し、有耶無耶にした。
今は、2人の高校の授業料は、本当の父と母が払ってくれているが、家賃や食費は私が払っている。
定期的に連絡する事を条件に出されたので、祖母と本当の父親とは連絡はとっている。
一緒に暮らし始めた時は、幸せだった。夏樹は料理が得意だったので、毎日作ってくれた。
そして毎日、体を重ねた。
夏樹といる時だけ、自然に笑えるようになっていた。
早いうちにユッキーとナッキーのことは分かったので、お互いに話していた。
夏樹はナッキーのことを楽しそうに話した。
私は嫉妬した。
でも夏樹に嫌われたくなかったので、私は男の夏樹が好きで、女の夏樹が誰を好きでもかまわないと、無理にこじつけて、感情を殺した。
そして、夏樹はナッキーに告白すると言い出した。
私は、バレたら気持ち悪いと思われて、話すらできなくなると脅かしたが、夏樹の決心は変わらなかった。
それどころか、私と似たウィッグを付け、私の制服を着て告白すると言い出した。
夏樹のズルさに呆れたが、
駅とかで会っても話しかけないことを約束させることで、了承した。
駅で話しかけられるのは、夏樹ではなく私なのだ。
夏樹とは、それまで何度も出かけていた。2人で服を選び、流行りのスイーツを食べた。外では夏樹の望む通り、妹として扱った。
そして夏樹の告白はうまくいき、私は家に置いていかれる日ができた。
私は何も考えないように、夏樹の手術のことを調べた。
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手術は、性器を取らなくても、胸を作るだけのものもある。この辺りで夏樹は満足してくれるだろうか考えた。
夏樹は女になりたいとは言っていない。私になりたいと言った。
多分無理だと思った。夏樹の望みは、顔以外の全てなのだろう。
いっそ妊娠してしまおうか?男の夏樹の代わりに夏樹の子供を育てるのも、悪くないかもしれないと思った。
それとも、ナッキーに、体が女になっても自分が受け入れることはない、たから危険なことをするのは止めてほしいと説得してもらおうか、とも考えた。
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ある日、夕夏のメッセージに返信しようとしたら、間違ってとんでもない言葉を送ってしまったのだった。
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