僕の彼女は、男子高校生

ぱるゆう

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発覚

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 夏休み開け、夏樹とは学校で見かけると話すようになっていた。

 いつまで立っても顔と声は一致するが、制服に違和感があり、男装しているように感じられた。

 夏樹は一緒に遊びに行きたいと言うが、土日は基本的にバイトなので無理だと言っていた。

『それに由紀が何と言うか』

『由紀ちゃんも一緒でいいよ』

『まぁ、それなら大丈夫かもしれないけど』

 放課後は?と言うと、この服装では嫌だと夏樹が言うので、なかなか予定が組めない。

 そうしているうちに、マスターから話があった。来年、由紀が受験だから、バイトは基本的に休ませるつもりだと。

『お店、大丈夫なの?お父さん』

『もちろん、母さんと2人じゃ、家のことができなくなってしまうので、パートの人を雇うつもりだよ』

『若くて美人を募集しますって書いたほうがいいよ。看板娘が店にいなくなるんだから』

『基本的に土日だし、クリスマスも出勤してもらうから、できれば、子育て終わって、時間に余裕がある人がいいんだよ』

『うちの母さんとか?』と優斗は言った。

『大歓迎だけど、無理だ』と即答された。

 ビックリして『えっ、なんで?』と言った。

『優斗の父親が許すはずがない』

 優斗は、色々と考えたが、分からなかった。『なんで?』

『父親は、母親のことを家に置いときたいんだよ。悪い虫がつかないように』

『ホントに?』

『未だに俺と2人でいても、嫌な顔をされる』

『俺は可愛い系が好きなんだと言っても、聞きやしない』

 優斗は、母さんが自分とした理由が分かった。父さんが裏切られたことを知ったら、自殺しかねないな、と思った。

 それだけ愛されてるのは嬉しいことだが、非常にストレスを感じるだろう。

 だから、母さんは、こっそり父さんから逃げる方法を考えていたのだろう。

 なんだ、母さんも僕としたかったんじゃんと思った。

『今まで気づかなかった』と優斗と由紀は同時に言った。

『確かに美人ではあるが、40超えてるんだぞ。過保護すぎだ』

『そう言うお父さんだって、いつもお母さんと出掛けてるじゃない』

『それはあれだ。荷物持ちだ、荷物持ち。母さん力ないからなぁ』

『僕も荷物持ち、頑張るよ』

『後で極意を教えてやる』

『うわっ、面白そう』

 わっはっはと客のいない店内に響いた。

『そろそろ開店するよ』

店の扉を開け、いつもの客がいつものテーブルに座る。

『おはようございます。まだ暑いですね』とテーブルに水を置く看板娘。

 マスターはコーヒーを、優斗はトーストを焼く。

 看板娘は、次々と水を置いて、それぞれ世間話をしている。

『由紀、できたよ』とマスターが声を掛ける。優斗と手分けして、コーヒーとトーストを運ぶ。

 これで一段落。毎回のことだ。

 客は新聞を読んだり、冊子を読んだり、ラジオを聞いたり、それぞれの時間を過ごしている。

 珍しく大学生っぽい団体が来た。一気に店が騒がしくなる。

 マスターがお菓子を持って行って、
『これ、サービス。悪いけど、少しボリューム下げてくるかな?』

 学生達は、静かになった。

 すかさず看板娘が
『ご協力ありがとうございます。マスター、顔怖いけど、大丈夫ですよ。注文何にしますか?』と笑顔で話す。

 看板娘は、学生達に何か言われたのだろう。楽しそうに会話している。

 優斗も何回か見た親子のツープラトン攻撃。常連の客にも新しく来た客にも、きちんと対応する姿には、毎回感心する、と思っていた。

 由紀が戻って来て、注文を流す。マスターと優斗が手際よく動く。

 優斗が注文の品を運び、由紀がそれを配った。
『ごゆっくり。でも、大きい声は出さないでくれると嬉しいです』
 と笑顔て席を離れた。

 由紀がホールで立っていると、時たま、学生達が手をふる。由紀も笑顔で手をふりかえす。

 学生達が盛り上がると、由紀がし~っと口に指を立てる。学生たちが頭を掻く。

 しばらくして学生たちが席を立った、由紀がレジに行く。また来るねと言われて、お待ちしてます、と答える。

 店の窓の外から学生達が手をふる。由紀も答える。

 常連客から、由紀ちゃんありがとう、という声が次々と起こる。どういたしましてと由紀が応える。

 当然マスターは面白くないので、不貞腐れている。

『マスター、僕もこうなるんだね?』と言うと、

『多分な』と2人で笑った。

『本当に若い頃の母さんにそっくりだよ』

『女将さんもそんな感じする』

『客相手に、絶対に嫌な顔は見せない。本当に驚かされたよ』

『そういえば、結婚って店開く前なんだよね?』

『そう。初めて母さんに、脱サラして喫茶店やるって言った時も、一言、はいって言ったたけだ。
こっちが安定しないけどいいのか?不安はないのか?って言っちゃったよ』と苦笑いした。

『はっはっ、自分で言っちゃってる』と優斗も苦笑いする。

『ホントに滑稽だったよ』と当時を思い出している顔になった。

『何を言っても、あなたと一緒なら大丈夫としか言わない。母さんを悲しませたら、地獄に落ちると思ったよ。それから必死だった』

『そして由紀が産まれた』

『女には喫茶店できないってわけじゃないんだけど、俺は男の子が欲しくてな、でも、由紀があまりにも可愛くて、もうどうでも良くなった』

『うちの父さんとは大学の時からなんだよね?』

『そう。この店を買って引越してきたら、近くでばったり会って、向こうも奥さん連れてた。

 それから両方に子供ができて、優斗と由紀が同級生になるって分かったら、みんな大喜びしたよ』

『ほら、お父さん、お客さん来たよ』と由紀

 2人は、自分のポジションでスタンバった。優斗は、マスターの話を思い出して、なんかいいなって思った。

 店を閉めて洗い物が終わった後、優斗は、マスターに
『マスター、相談していい?』

『なんだ。改まって』そして、

『由紀、ちょっといい?』と呼んだ。

 客のいない喫茶店のテーブルに、3人は座った。

『マスター、由紀の大学の話なんだけど』

『あぁ」と応じる、

『僕も行こうと思うんだ』

『ホントに?』とまず由紀が喜んだ。

『僕はこの喫茶店を継ぐよ。でも、ただ継ぐんじゃなくて、新しいこともしてみたい。もちろん、ちゃんとマスターの技は残していきたい。

 だから、迷惑かけるかもしれないだけど、色々大学で勉強したい』

『いいと思うよ』

『ホントに?』

『迷惑かけるなんて言うなよ。まだまだ俺は現役引退するつもりはない。そもそも長く働きたくて。喫茶店を始めたんだ、だから4年くらいなんてことはない。

 パートを雇う人数が増えるだけだ』

『ありがとう、マスター、うちの両親にも言ってみるよ。じゃあまた明日』と帰って行った。

『ねぇ、お父さん、一つ聞いてみたいとずっと思ってたんだけど』

『なんだ、由紀まで』

『私とユウが大学卒業して、結婚して、子供作って、多分、後10年もかからないじゃない?』

『そうかもな』

『その頃、父さんまだ、50半ばでしょ。さっきも言ってたけど、長く働きたいって。家族6人になるけど、暮らせるの?』

『無理だろうな』

『えっ、でもユウには店を継いでほしいんでしょ』

『そのつもりだ』

『どうするの?』

『父さんとしては、優斗には、外で修行してきて欲しいと思ってる。優斗には料理の才能がある。喫茶店に縛られて欲しくない』

『えっ、父さんもそう思ってたんだ』

『あいつは調味料オタクだからな。固定概念に囚われす、色んなことを試して料理を美味しくしようとする。それを伸ばして欲しい。

これから話すことは、優斗には内緒だぞ』

『分かった』

『この店を探してくれた不動産屋に、いい物件ないか話をしている』

『えっ、それって』

『修行が終わった後、優斗が何もしたいと言うか分からないが、店を持たせたい。まだ気が早いけどな』

『お父さん、ありがとう』

『だから、2人でしっかり勉強してこい』

『うん』


 優斗は家に着いた。

 両親と夕飯を食べながら、わざと
『マスターがパート雇うって。母さん、どう?』と言ってみた。

 母は『そうねぇ』と言って父を見た。

 父は『母さんは家のことで忙しいんだ。パートに行ったら誰がやるんだ』と言った。

 母は、やっぱりという顔をした。優斗も、やっぱりという顔をした。

『私には無理かな』と母さんは言った。父は安堵の表情を浮かべた。

 父が風呂に入った。

 優斗がリビングでテレビを見ていると、母が

『優斗、私が約束させたんだけど』

 とスカートを履いたまま下着を脱いだ。

『挿れて』

 優斗は、ビックリして何かを言おうとしたが、黙って、ズボンとパンツを脱いだ。 

 母が肉棒を咥えて、固くした。

『急がせて悪いんだけど』と言って、スカートをめくった。

 優斗は、後ろから挿れた。すでに濡れていて、すんなりと入った。腰をゆっくり動かしはじめた。

『激しくして」と母が言ったので、できる限り早く動いた。

 母は、口を押さえて声を我慢している。

 服を着たまましていることに興奮を覚えていたので、
『母さん、もう出そう』

『もう少し我慢して、私もいきそうだから』

 優斗はスカートを捲って、クリトリスを触った。

 母の体が仰け反って、ビクッビクッとした。
『もういい?中でいいの?』

『口に出して』と母は言った、

 優斗は、最後に目一杯動いて

『出すよ。こっち向いて』

 と肉棒を抜いた。母は振り返って咥えた。

 そして飲み込んだ。

 2人は肩で息をした。

『母さん、まだいい?興奮して収まんない」

『えっ!早くしないい!」

今度は、母をテーブルの上に座らせて、足を開かせた。

ポッカリと開いた母の穴に肉棒を埋めていく。

「はぁん!」母さんが声を出して、反射的に手で口を塞いだ。

「母さん、ヤバい、腰が止まんない」

母は、ずっとビクビクしながら仰け反って、優斗の首の後に両手を回して
唇を押しつけた。

「ううん、うぅ~」っと母は唸っている。

母の膝の下に手を入れて、抱え上げる。

「あっ」と母さんは仰け反って、口を開きっぱなしにした。

「母さん、気持ち良すぎる」

「は、や、く、だ、し、て」

時間に余裕はない。

母をソファーに運び、座らせる。

「出る」最後に一段とスピードを上げてから抜き、開いている母の口に肉棒を突っ込んだ。そして射精した。

母は口をすぼめて、射精が終わると、
肉棒を舐めた。

優斗が抜くと、飲み込んだ。

ふぅ~っと一息つくが、休んでる暇はない、優斗はパンツとズボンを脱いだ場所に戻り履いて、母の下着を手に取った。そこで、リビングのドアが動いた。

優斗は母の下着を、自分の服の中に隠した。

母はソファーから立ち上がった。

「終わったぞ」と父が言った。

「次は母さん、いいよ。僕が洗い物をやっとくから」

「あぁ、そう?じゃあ、そうさせてもらおうかしら」

母はリビングを出ていった。

「僕もトイレ行こう」と母に続く。



脱衣所で母に下着を渡した。

「母さん、父さんの束縛に耐えられないんだね」

 母は分かりやすくドキッとした。
「なっ、なんでそんなこと言うの?」声は震えていた、

 優斗は、マスターから聞いた話をした、

「あ~ぁ、バレちゃったか。色々考えて、演技したのに」

「全部演技だったの?」

「そうよ、ずっとあなたにやらしいこと言ってたのも全部。由紀ちゃんと旅行に行く朝に流した涙も全部演技」

「逆に凄い」

「だって、ストレス解消のためにセックスして、なんて言えないでしょ。だから、優斗から私を求めるように仕向けたのよ」

「そんなことしなくても、ずっと僕は母さんを求めてたのに」

「それは。この前聞いたわ。嬉しいかったわ。父さん以外で、私を求めてくれたこと。
でもね、優斗とできるって頭が覚えちゃったの。だから、さっきみたいなことを父さんから言われると、優斗としたくて堪らなくなっちゃう」

「さっきはビックリしたよ。このタイミング?って」

「バレたのが分かったら、ますます歯止めが効かなくなりそう」

「僕が気をつけるよ、母さんを守る」

「ありがとう。頼りにしてるわ」

 母が顔を近づけてきたので、舌を絡めた。また股間が固くなる。母がズボンを撫でた。

「まだしたりないの?」

「なんか僕も歯止めがきかくなったみたい」

母は服を脱いで裸になった。僕もまたズボンとパンツだけ脱いで、一緒に風呂場に入る。

シャワーを浴槽に向けて出す。

舌を絡めながら母の胸を揉む。母はな肉棒を握って上下させる。そして母が壁に手をつく。後ろから挿れた。
「あぁん、まだ固いよぉ」

「何回しても、母さんの中、気持ち良すぎる」

しばらく動いたが、
「ダメだ。敏感になってるから、もう出そう」

「中に出して。優斗の精子」

母の体にしがみついて身体を固定し、腰を強く早く動かす。

「あっ、あぁ」と母は呻き、身体を震わす。

「出すよ」優斗は腰を押し出して、射精した。

「はぁん、中でビクビクしてるぅ」

抜くと、精子が床に落ちた。母が浴槽の縁に腰掛けようとするのを支えた。

「もぉ、こんなにされたら、またして欲しくなっちゃうじゃない」

「僕は何度でも母さんとしたい。今日もまだしたいけど、流石に止めとく」

「私の身体、持つかしら?」


優斗は服を着て、リビングに戻った。父はテレビのニュースを見ていた。優斗はホッとして、洗い物を始めた。

 母が出てきた後に風呂に入り、ベッドに横になった。大学のことを話しそびれたことに気が付いた。

 まぁいい、明日話そう。少なくとも母さんは応援してくれるたろう、母とたっぷりできたことに満足して、眠りについた。

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