75 / 91
アキノのボディーガード 4
しおりを挟む
「好きな人いるんでしょ?どんな人なの?何で告白しないの?ゆ~くんから告白されたら断る人なんていないのに」
「そんなに一度に聞かないでよ」
「ねぇねぇ、どんな人?」
「お嬢様で、とっても綺麗な人なんだ」
「お嬢様?大っきい家に住んでるとか?」
「うん、ビックリするくらい大きい」
「へぇ~、お金持ちなんだ」
「うん。あっ、別に逆玉の輿狙いとかじゃないからね」
「フフフッ、逆玉ね。それで美人なんだ?」
「うん、とっても綺麗なんだ」
「私は?」普段、顔のことを気にしないアキノだったが、ここまで言われたら張り合いたくなってきた。
「えっ!もちろんアキノさんも」
「あ~ちゃん」
「あっ!あ~ちゃんは可愛いと思うよ。僕が出会った中でもトップスリーに入る」
「ナンバーワンは?」
「えぇっ!・・・もちろん、春奈さん」
「春奈って言うんだ」
「あっ!」勇吏は口が滑ったと気付いた。
「内緒にしてね」勇吏はお願いという気持ちを込めて言った。
「フフフッ、言っても誰もわからないよ」
「父さんは分かるから」
「お父さんも知ってるんだ?」
「うん」
「あっ!ここが大学」と校門をくぐった。
「あっ!大丈夫?僕が入って」
「誰も分からないわよ」
ふと勇吏は辺りを見回した。大勢と視線が合った。
「なんか見られてるよ」
「そう?いつものことよ」
「そうなんだ。大変だね」
「ずっと昔からよ。もう慣れるしかないわ。ゆ~くんの英語みたいにね。フフフッ」
「ハッハッハッ、ホントだ」
「それで、ナンバーツーは?」
「えっ?まだ続けるの?」
「だって、気になるじゃん」
「家族は外してるからね」
「分かった」
「ナンバーツーは、あ~ちゃん」
「えっ!嬉しい」顔のことで、初めて嬉しいとアキノは思った。
「当然だよ。こんなに可愛いんだから」
「へへへッ」アキノは照れた。
「それで、ナンバースリーは?」
「世羅さんかな」
「世羅さん?」
「高木世羅。モデルの」
「えっ?何で急にモデルが出てくるのよ」
「えっ?春奈さんのお母さんだから」
「はぁ?高木世羅と知り合いなの?」
「うん、父さんの元カノが、世羅さん」
「えっ!ホントに?あっ、確かに高木世羅って、お嬢様だ」
「うん、だから春奈さんもお嬢様」
「お嬢様で美人って納得した」
「分かってくれた?」
「うん」
そこで
「おはよう、アキノ」と声がかかった。
アキノが振り返ると、講義仲間の女子3人組だった。
「おはよう」とアキノは返した。
「で、誰?」と言う3人組は、勇吏をガン見していた。というか、その周りの人も足を止めて見ていた。
「あぁ、ゆ~くん、私の彼。誰も信じてくれないから、連れてきたの。あっ、でもうちの学校じゃないから、内緒ね」
「内緒って・・・」3人組は周りを見渡した。
「あ~ちゃんと仲良くしてれて、ありがとうございます」と勇吏は笑顔で少し頭を下げた。
「はぁ~」と3人組だけでなく、周りの人もため息をついたような気がした。
「なんかやってるの?凄い身体だけど」と3人組の一人が言った。
確かに腕は太くて固い、アキノは勇吏を見上げた。
「陸上と格闘技をやってます。でも、格闘技は本格的じゃないけど」と勇吏は言った。
「そうなんだ。イケメンで背が高くて、優しそうで、強い・・・・」と一人が呟いた。
「大学生?」
「はい、大学1年です」
「どこの?」
「えっ!言っちゃっていいのかな?」と勇吏はアキノを見て言った。
「う~ん、それは内緒ってことで」アキノは言った。遠距離恋愛だと分かると、意味がなくなる可能性があると思ったからだ。
「えっ?」3人組は声を揃えた。
「まぁまぁ」とアキノは笑って誤魔化した。
「じゃあ、講義行ってくる。カフェテリアで待ってて。2時限目はないから、後で行く」
「うん、分かった」と勇吏は立ち止まった。そして、組んでいた腕を離して3人組と歩いていくアキノを見送った。
「そんなに一度に聞かないでよ」
「ねぇねぇ、どんな人?」
「お嬢様で、とっても綺麗な人なんだ」
「お嬢様?大っきい家に住んでるとか?」
「うん、ビックリするくらい大きい」
「へぇ~、お金持ちなんだ」
「うん。あっ、別に逆玉の輿狙いとかじゃないからね」
「フフフッ、逆玉ね。それで美人なんだ?」
「うん、とっても綺麗なんだ」
「私は?」普段、顔のことを気にしないアキノだったが、ここまで言われたら張り合いたくなってきた。
「えっ!もちろんアキノさんも」
「あ~ちゃん」
「あっ!あ~ちゃんは可愛いと思うよ。僕が出会った中でもトップスリーに入る」
「ナンバーワンは?」
「えぇっ!・・・もちろん、春奈さん」
「春奈って言うんだ」
「あっ!」勇吏は口が滑ったと気付いた。
「内緒にしてね」勇吏はお願いという気持ちを込めて言った。
「フフフッ、言っても誰もわからないよ」
「父さんは分かるから」
「お父さんも知ってるんだ?」
「うん」
「あっ!ここが大学」と校門をくぐった。
「あっ!大丈夫?僕が入って」
「誰も分からないわよ」
ふと勇吏は辺りを見回した。大勢と視線が合った。
「なんか見られてるよ」
「そう?いつものことよ」
「そうなんだ。大変だね」
「ずっと昔からよ。もう慣れるしかないわ。ゆ~くんの英語みたいにね。フフフッ」
「ハッハッハッ、ホントだ」
「それで、ナンバーツーは?」
「えっ?まだ続けるの?」
「だって、気になるじゃん」
「家族は外してるからね」
「分かった」
「ナンバーツーは、あ~ちゃん」
「えっ!嬉しい」顔のことで、初めて嬉しいとアキノは思った。
「当然だよ。こんなに可愛いんだから」
「へへへッ」アキノは照れた。
「それで、ナンバースリーは?」
「世羅さんかな」
「世羅さん?」
「高木世羅。モデルの」
「えっ?何で急にモデルが出てくるのよ」
「えっ?春奈さんのお母さんだから」
「はぁ?高木世羅と知り合いなの?」
「うん、父さんの元カノが、世羅さん」
「えっ!ホントに?あっ、確かに高木世羅って、お嬢様だ」
「うん、だから春奈さんもお嬢様」
「お嬢様で美人って納得した」
「分かってくれた?」
「うん」
そこで
「おはよう、アキノ」と声がかかった。
アキノが振り返ると、講義仲間の女子3人組だった。
「おはよう」とアキノは返した。
「で、誰?」と言う3人組は、勇吏をガン見していた。というか、その周りの人も足を止めて見ていた。
「あぁ、ゆ~くん、私の彼。誰も信じてくれないから、連れてきたの。あっ、でもうちの学校じゃないから、内緒ね」
「内緒って・・・」3人組は周りを見渡した。
「あ~ちゃんと仲良くしてれて、ありがとうございます」と勇吏は笑顔で少し頭を下げた。
「はぁ~」と3人組だけでなく、周りの人もため息をついたような気がした。
「なんかやってるの?凄い身体だけど」と3人組の一人が言った。
確かに腕は太くて固い、アキノは勇吏を見上げた。
「陸上と格闘技をやってます。でも、格闘技は本格的じゃないけど」と勇吏は言った。
「そうなんだ。イケメンで背が高くて、優しそうで、強い・・・・」と一人が呟いた。
「大学生?」
「はい、大学1年です」
「どこの?」
「えっ!言っちゃっていいのかな?」と勇吏はアキノを見て言った。
「う~ん、それは内緒ってことで」アキノは言った。遠距離恋愛だと分かると、意味がなくなる可能性があると思ったからだ。
「えっ?」3人組は声を揃えた。
「まぁまぁ」とアキノは笑って誤魔化した。
「じゃあ、講義行ってくる。カフェテリアで待ってて。2時限目はないから、後で行く」
「うん、分かった」と勇吏は立ち止まった。そして、組んでいた腕を離して3人組と歩いていくアキノを見送った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
小さい頃「お嫁さんになる!」と妹系の幼馴染みに言われて、彼女は今もその気でいる!
竜ヶ崎彰
恋愛
「いい加減大人の階段上ってくれ!!」
俺、天道涼太には1つ年下の可愛い幼馴染みがいる。
彼女の名前は下野ルカ。
幼少の頃から俺にベッタリでかつては将来"俺のお嫁さんになる!"なんて事も言っていた。
俺ももう高校生になったと同時にルカは中学3年生。
だけど、ルカはまだ俺のお嫁さんになる!と言っている!
堅物真面目少年と妹系ゆるふわ天然少女による拗らせ系ラブコメ開幕!!
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
田舎に帰ったら従妹が驚くほど積極的になってた話
神谷 愛
恋愛
久しぶりに帰った田舎には暫くあっていない従妹がいるはずだった。数年ぶりに帰るとそこにいたのは驚くほど可愛く、そして積極的に成長した従妹の姿だった。昔の従妹では考えられないほどの色気で迫ってくる従妹との数日の話。
二話毎六話完結。だいたい10時か22時更新、たぶん。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる