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番外編

1.幼少期〜勘違いの始まり〜

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ごきげんよう。セシリア・リープリングですわ。
わたくしは今、6歳ですの!!!
そして、今日は婚約者候補の方達とお会いする日ですの。
素敵な方と婚約ができるのを楽しみにしていますのよ。
そのために、早朝から準備して、応接室で素敵な殿方を待っているんですの。

-コンコン
「フレーゲル侯爵様がいらっしゃいました。」

あぁ!!いよいよだわ!!!

「本日はお茶会にお招きいただき、ありがとうございます。侯爵家のベネディクト・フレーゲルと申します。こちらは息子のダボでございます。」
「本日はお茶会にお招きいただき、ありがとうございます。ダボ・フレーゲルと申します。」


あら?思っていたよりも普通の方ですわ。
でも、優しそうな方ですわ!

「ようこそいらっしゃいました、フレーゲル侯爵殿。
ダボくんは初めましてだね。私はリープリング公爵当主のオタカル・リープリングだよ。今日はよろしくね。
セシリア、挨拶を。」

「はい。お父様。お初にお目にかかります。セシリア・リープリングですわ。
 我が家の庭はとても素敵ですの。ダボ様、お庭へ案内いたしますわ。」
「えぇ。是非お願いします。」

どんな方なのか、まずは知りませんとね!
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