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番外編

3.幼少期〜勘違いの始まり〜

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「セシリア!!!」
「アイリス!!!」

1週間ぶりにやっとアイリスに会えましたわ!!

「セシリア!会いたかった!どうだった?婚約者決まりそう?」
「アイリスったら・・・。まだ分からないわ」
「まぁ、まだまだいるんだよね?婚約者候補」

「えぇ。また来週から候補の方々とお会いするわ」

本当に、お父様はこんなに会わせて何がしたいのでしょう・・。

「うぅ・・・またしばらく会えないのかー」
「ふふふ。寂しがってくれているのは申し訳ないけど、嬉しいわ。
・・・あ。そういえば、今日、婚約者候補の方がいらっしゃるの」

「え!?今日、セシリアと2人で遊ぶんじゃないの!?」

そうゆう反応になりますわよね・・・。

「そうなの。アイリス、ごめんなさいね」

「うぅ・・・どんなやつか、私が見極めてやる!!」

「ふふふ。もう、アイリスったら。」

とっても頼りになる親友ですわ。











「リープリング嬢」
「あら。フレーゲル様、ようこそお越しくださいました。こちら友人のアイリス・オトマールですわ。アイリス、こちらダボ・フレーゲル様ですわ。」
「初めまして。オトマール嬢。ダボ・フレーゲルと申します。」
「初めまして。アイリス・オトマールです。」

あら?なんだか、フレーゲル様のアイリスへ向ける視線が・・・
フレーゲル様はアイリスのことが好みなのかしら?

「挨拶も済みましたし、こちらでティータイムにしましょう。」

ふふふ。お茶会しながら、観察でもしようかしら!
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