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おこぼれ話42 「1」は書くときなぜ曲げない?「8」は一筆書きじゃないとダメ?
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今回は数字にまつわる話をしよう。まずは「1」の話だ。
1年生の時の算数の授業。最初は1~10までの数字の描き方を覚えることから始まる。
しかし僕はあることに疑問を思った。「1」の書き方だ。
僕がこれまで触れてきた「1」といえば先端が曲がっているものであった。下に線がついているバージョンだって触れている。
しかし授業で教えられた書き方といえば先端が曲がりもしない、下に線もないただまっすぐな1本線であった。
印刷物では先端が曲がっているのに何で曲げないんだ?
僕は解せぬながらも渋々受け入れながら授業で練習していた。周りのみんなはこのことに誰一人疑問を持ってない様子であった、疑問にもってたのは僕ぐらいだったのだろう。このことを先生に聞いても質問がマニアックすぎるが故に多分よい回答はかえって来ないだろうと思いあえて質問もしなかった。
だがそれでもぼくの「1」の書き方に対する疑問の念は変わることはない。
夏~秋ごろになると先生への反抗心(笑)からか「1」の先端が曲がってるバージョンをノートの記入等に用いるようになっていった。
だがある日、僕が教科書の問題に取り組んでいるとき、先生が僕の先端曲がり1(下線ついたバージョン)を見つけ…
「リョーマくん、1は曲げないでまっすぐ書きなさい」
そういった直後、先生は自らの鉛筆で僕の先端曲がり1の横にまっすぐな1を書いて訂正した。
こんなことされればますます解せなくなる…と思いきや僕は「きっとあの先端曲がりは大人にのみ使うことが許されてるんだ。子供はまっすぐ書かないとダメなんだ。」と根拠なく考えるようになっていき、以降1はまっすぐ書くようになっていった。
でもなぜ先端曲がりの1があるんだろうという疑問は残っていた。だが時がたって英語を学ぶにつれ、アルファベットの「l」との混合を防ぐためだということに気づいた。
もうひとつは「8」の話だ。
僕は1年生の初め頃、どうしても8が正しい書き方で書けなかった。
もちろん授業で練習したが、他の数字の書き方は秒で覚えたのに、なぜだか「8」の正しい書き方だけ覚えられなかったのだ。
仕方なく、僕は8を書くときは一筆書きではなく、〇を上に2つ重ねた状態で書いていた。
だが先生や親の目からは一筆書きで書いたものではないと一瞬で見破られ、担任の先生はおろか、進研ゼミの赤ペン先生にも指摘される始末。
この状況を見て、夏休みから母のもと正しい8の書き方猛特訓を開始。
練習として、母は余った紙に中心となる縦線を書いてくれ、それを中心にして一筆書きの8を練習した。
しかしその縦線もなぜか書き方にインプットされてしまい、2学期が始まってしばらくは縦線に蛇が巻き付いているような字を「8」として書くようになっていった。でも先生は「不思議な字」と呼びながらも笑って許してくれた。
結局僕が正しい8をかけるようになったのはこの年の年末ごろである。
あの時なぜ8だけにあれだけ苦戦したかは自分でもよくわからない。数字の中で一番複雑(個人の見解)だからか?
1年生の時の算数の授業。最初は1~10までの数字の描き方を覚えることから始まる。
しかし僕はあることに疑問を思った。「1」の書き方だ。
僕がこれまで触れてきた「1」といえば先端が曲がっているものであった。下に線がついているバージョンだって触れている。
しかし授業で教えられた書き方といえば先端が曲がりもしない、下に線もないただまっすぐな1本線であった。
印刷物では先端が曲がっているのに何で曲げないんだ?
僕は解せぬながらも渋々受け入れながら授業で練習していた。周りのみんなはこのことに誰一人疑問を持ってない様子であった、疑問にもってたのは僕ぐらいだったのだろう。このことを先生に聞いても質問がマニアックすぎるが故に多分よい回答はかえって来ないだろうと思いあえて質問もしなかった。
だがそれでもぼくの「1」の書き方に対する疑問の念は変わることはない。
夏~秋ごろになると先生への反抗心(笑)からか「1」の先端が曲がってるバージョンをノートの記入等に用いるようになっていった。
だがある日、僕が教科書の問題に取り組んでいるとき、先生が僕の先端曲がり1(下線ついたバージョン)を見つけ…
「リョーマくん、1は曲げないでまっすぐ書きなさい」
そういった直後、先生は自らの鉛筆で僕の先端曲がり1の横にまっすぐな1を書いて訂正した。
こんなことされればますます解せなくなる…と思いきや僕は「きっとあの先端曲がりは大人にのみ使うことが許されてるんだ。子供はまっすぐ書かないとダメなんだ。」と根拠なく考えるようになっていき、以降1はまっすぐ書くようになっていった。
でもなぜ先端曲がりの1があるんだろうという疑問は残っていた。だが時がたって英語を学ぶにつれ、アルファベットの「l」との混合を防ぐためだということに気づいた。
もうひとつは「8」の話だ。
僕は1年生の初め頃、どうしても8が正しい書き方で書けなかった。
もちろん授業で練習したが、他の数字の書き方は秒で覚えたのに、なぜだか「8」の正しい書き方だけ覚えられなかったのだ。
仕方なく、僕は8を書くときは一筆書きではなく、〇を上に2つ重ねた状態で書いていた。
だが先生や親の目からは一筆書きで書いたものではないと一瞬で見破られ、担任の先生はおろか、進研ゼミの赤ペン先生にも指摘される始末。
この状況を見て、夏休みから母のもと正しい8の書き方猛特訓を開始。
練習として、母は余った紙に中心となる縦線を書いてくれ、それを中心にして一筆書きの8を練習した。
しかしその縦線もなぜか書き方にインプットされてしまい、2学期が始まってしばらくは縦線に蛇が巻き付いているような字を「8」として書くようになっていった。でも先生は「不思議な字」と呼びながらも笑って許してくれた。
結局僕が正しい8をかけるようになったのはこの年の年末ごろである。
あの時なぜ8だけにあれだけ苦戦したかは自分でもよくわからない。数字の中で一番複雑(個人の見解)だからか?
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