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ULTIMATE〜INHERIT J.D.F
ULTIMATE〜INHERIT J.D.F第17話
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主要登場人物一覧
来宮遼介(31)…5代目主人公 警衛庁参謀部所属 2等幹士
笹倉大志(31)…警衛庁参謀部所属 2等幹士
片岡優真(31)…警衛庁参謀部所属 2等幹士
海藤辰之(31)…警衛庁参謀部所属 2等幹士
中将一郎(44)…警衛庁参謀部主任管理官 将補
梶唯我(44)…警衛庁公安科国際軍事調査部隊主任 将補
滝藤誠弥(60)…警衛隊初代幕僚総監
…………………………………………………………………
「大丈夫ですか?特殊空衛団の者です」
団員の1人が来宮達のもとへ駆け寄った。
その後、団員は順番にロープや手錠、目隠しをを外し来宮達を建物の外まで連れていった。
外ではまさに天湾軍と反日戦線が衝突していた。
「助かったか。」
柴崎がつぶやくと甲賀は柴崎の肩を軽く叩いた。
「ありがとな。なんか一瞬だけだけど、国保時代の思い出、頭に出てきたわ笑笑」
甲賀が言うと柴崎は笑みを見せた。
「そうですか笑」
その後、甲賀らは上空で待機していたヘリに乗り込んだ。
「甲賀さんって、空衛の団長してたんすね」
梶が言うと甲賀は窓から景色を見下ろしながら言った。
「意外か?」
「いえ、国保時代からずっと空衛団っすよね?」
「そうだな。空が好きなのかもしれんな。ここから見下ろす景色。なんだかんだ言って俺は好きだからな」
そう言うと甲賀は来宮に目をやった。
「お前らか?参謀の新人ってのは」
唐突に甲賀から声をかけられ笹倉は直ぐに返事した。
「あ、はい。そうっす」
「そうか。せっかくだしこの機会だ。顔見知りになっとこーや」
そう言うと甲賀は自分の名刺を来宮、笹倉、片岡、海藤に渡した。
「階級、俺らより2個上なんすね」
片岡が呟いた。
「俺は階級とか嫌いだ。階級なんかで組織を統率出来ると思うか?階級なんか作ったら、反対に階級ばかりに目がいって本来の仕事が疎かになると俺は思う。」
甲賀が言ったその時、機内が大きく揺れ、機内に設置してあるサイレンが鳴り響いた。
「あ?なんだ?」
甲賀がつぶやくと寺島は直ぐに機内の受話器を手に取った。
「操縦席応答しろ。どうした?」
「後方から数機現認しました。どうします?このまま帰還したら日本にこの正体不明の機を誘導することになりますが?」
「ちょっと待て」
そう言うと寺島は甲賀に声をかけた。
「団長、後方にて正体不明の数機が来ているらしくて」
「すぐに警告を鳴らせ」
甲賀が言うと寺島は急いで壁にあったあるボタンを押した。
そのボタンを押すと甲賀らが乗っているヘリから小型のへりが姿を現した。
そしてそのヘリに操縦免許を持っている空衛団員と数人の空衛団員が乗った。
やがてそのヘリはゆっくりと甲賀らが乗っている母機から離れ後方にいた数機に向かって発信した。
「逐一報告しろ。わかったな?」
「了解」
甲賀から無銭連絡を受け子機にいた1人の団員が直ぐに応答した。
「何が起きてんすか?」
来宮が聞いた。
「身元不明の戦闘機が迫ってきてる。ま、安心しろよ。この機はそのまま日本に戻る。もうひとつの機で対応する。」
甲賀が説明すると寺島は直ぐに受話器を手に取った。
「そのまま日本に戻れ。」
「了解です」
甲賀らを乗せた母機はそのままゆっくりと前進していった。
日本に戻った時、甲賀のもとに1本の無線連絡が入ってきた。
「身元不明機ですが、天湾空軍でした。ルートを一部変更して迂回しながら今、日本に向かってます。」
「わかった。後方を警戒しながら安全に戻ってこい。何かあればまた連絡をよこせ」
「わかりました」
天湾でのWMI緊急合同奪還作戦から数日後、
総理大臣、防衛大臣等からの許可を受けず天湾に部隊派遣したという事が国会で議論されていた。
当初は、緊急時許可が要らないとされていたWMIとの行動だったが、これにはある条件があり、許可が無く出動している場合は、許可の下りてない部隊(国)は後方支援につき、WMIが司令部隊及び主導での作戦につかなければならないとされていたのだ。
その事を追求され滝藤は幕僚総監の座を退き、甲賀は特殊空衛団長の座を退くことになった。
滝藤、甲賀には警衛隊から幹部補佐の仕事が紹介されたが滝藤はそれを拒否。そのまま警衛隊から離れることとなった。
甲賀もまた、幹部補佐の仕事を拒否し警衛隊除隊を決断した。
しかし、除隊を決めた甲賀に数日後、首席監察部は規律違反の容疑で警衛庁に任意同行をかけ、取り調べを行った。
そして首席監察部は3回目の取り調べで甲賀を規律違反の容疑で正式に逮捕した。
しかし、除隊届けを出し受理された後、警衛官ではなくなる為、その者の身柄拘束は警察のみにしか許されてはいない。
ではなぜ、甲賀は逮捕されたのか?
首席監察部は甲賀から受け取った除隊届けを受理せずに放置していたのだ。
首席監察部はどうしても甲賀を規律違反で捕まえることによって、後に同じようなことが起こらないよう見せしめで逮捕したのだ。
通常だと、幕僚総監がすぐに首席監察部に処分を下すところ、幕僚総監不在であったため(滝藤以降に幕僚総監が決まっていなかった)
首席監察部に手をあげれる者がおらず首席監察部による独裁制が警衛隊内で強まっていったのだ。
そして、紛争が起こった天湾だが、反日戦線の勢いに飲み込まれて行き、天湾軍は一気に衰退していった。
そして数ヶ月後
反日戦線のトップ、劉は天湾軍司令官の梦を射殺し天湾軍の組織を一気に壊滅して行った。
さらに数ヶ月後、ついに天湾軍は大量の死傷者を出し敗北、自身の生命を危惧した天湾最高指導官は離島に逃亡し劉は実質的な権限を握ることになった。
来宮遼介(31)…5代目主人公 警衛庁参謀部所属 2等幹士
笹倉大志(31)…警衛庁参謀部所属 2等幹士
片岡優真(31)…警衛庁参謀部所属 2等幹士
海藤辰之(31)…警衛庁参謀部所属 2等幹士
中将一郎(44)…警衛庁参謀部主任管理官 将補
梶唯我(44)…警衛庁公安科国際軍事調査部隊主任 将補
滝藤誠弥(60)…警衛隊初代幕僚総監
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「大丈夫ですか?特殊空衛団の者です」
団員の1人が来宮達のもとへ駆け寄った。
その後、団員は順番にロープや手錠、目隠しをを外し来宮達を建物の外まで連れていった。
外ではまさに天湾軍と反日戦線が衝突していた。
「助かったか。」
柴崎がつぶやくと甲賀は柴崎の肩を軽く叩いた。
「ありがとな。なんか一瞬だけだけど、国保時代の思い出、頭に出てきたわ笑笑」
甲賀が言うと柴崎は笑みを見せた。
「そうですか笑」
その後、甲賀らは上空で待機していたヘリに乗り込んだ。
「甲賀さんって、空衛の団長してたんすね」
梶が言うと甲賀は窓から景色を見下ろしながら言った。
「意外か?」
「いえ、国保時代からずっと空衛団っすよね?」
「そうだな。空が好きなのかもしれんな。ここから見下ろす景色。なんだかんだ言って俺は好きだからな」
そう言うと甲賀は来宮に目をやった。
「お前らか?参謀の新人ってのは」
唐突に甲賀から声をかけられ笹倉は直ぐに返事した。
「あ、はい。そうっす」
「そうか。せっかくだしこの機会だ。顔見知りになっとこーや」
そう言うと甲賀は自分の名刺を来宮、笹倉、片岡、海藤に渡した。
「階級、俺らより2個上なんすね」
片岡が呟いた。
「俺は階級とか嫌いだ。階級なんかで組織を統率出来ると思うか?階級なんか作ったら、反対に階級ばかりに目がいって本来の仕事が疎かになると俺は思う。」
甲賀が言ったその時、機内が大きく揺れ、機内に設置してあるサイレンが鳴り響いた。
「あ?なんだ?」
甲賀がつぶやくと寺島は直ぐに機内の受話器を手に取った。
「操縦席応答しろ。どうした?」
「後方から数機現認しました。どうします?このまま帰還したら日本にこの正体不明の機を誘導することになりますが?」
「ちょっと待て」
そう言うと寺島は甲賀に声をかけた。
「団長、後方にて正体不明の数機が来ているらしくて」
「すぐに警告を鳴らせ」
甲賀が言うと寺島は急いで壁にあったあるボタンを押した。
そのボタンを押すと甲賀らが乗っているヘリから小型のへりが姿を現した。
そしてそのヘリに操縦免許を持っている空衛団員と数人の空衛団員が乗った。
やがてそのヘリはゆっくりと甲賀らが乗っている母機から離れ後方にいた数機に向かって発信した。
「逐一報告しろ。わかったな?」
「了解」
甲賀から無銭連絡を受け子機にいた1人の団員が直ぐに応答した。
「何が起きてんすか?」
来宮が聞いた。
「身元不明の戦闘機が迫ってきてる。ま、安心しろよ。この機はそのまま日本に戻る。もうひとつの機で対応する。」
甲賀が説明すると寺島は直ぐに受話器を手に取った。
「そのまま日本に戻れ。」
「了解です」
甲賀らを乗せた母機はそのままゆっくりと前進していった。
日本に戻った時、甲賀のもとに1本の無線連絡が入ってきた。
「身元不明機ですが、天湾空軍でした。ルートを一部変更して迂回しながら今、日本に向かってます。」
「わかった。後方を警戒しながら安全に戻ってこい。何かあればまた連絡をよこせ」
「わかりました」
天湾でのWMI緊急合同奪還作戦から数日後、
総理大臣、防衛大臣等からの許可を受けず天湾に部隊派遣したという事が国会で議論されていた。
当初は、緊急時許可が要らないとされていたWMIとの行動だったが、これにはある条件があり、許可が無く出動している場合は、許可の下りてない部隊(国)は後方支援につき、WMIが司令部隊及び主導での作戦につかなければならないとされていたのだ。
その事を追求され滝藤は幕僚総監の座を退き、甲賀は特殊空衛団長の座を退くことになった。
滝藤、甲賀には警衛隊から幹部補佐の仕事が紹介されたが滝藤はそれを拒否。そのまま警衛隊から離れることとなった。
甲賀もまた、幹部補佐の仕事を拒否し警衛隊除隊を決断した。
しかし、除隊を決めた甲賀に数日後、首席監察部は規律違反の容疑で警衛庁に任意同行をかけ、取り調べを行った。
そして首席監察部は3回目の取り調べで甲賀を規律違反の容疑で正式に逮捕した。
しかし、除隊届けを出し受理された後、警衛官ではなくなる為、その者の身柄拘束は警察のみにしか許されてはいない。
ではなぜ、甲賀は逮捕されたのか?
首席監察部は甲賀から受け取った除隊届けを受理せずに放置していたのだ。
首席監察部はどうしても甲賀を規律違反で捕まえることによって、後に同じようなことが起こらないよう見せしめで逮捕したのだ。
通常だと、幕僚総監がすぐに首席監察部に処分を下すところ、幕僚総監不在であったため(滝藤以降に幕僚総監が決まっていなかった)
首席監察部に手をあげれる者がおらず首席監察部による独裁制が警衛隊内で強まっていったのだ。
そして、紛争が起こった天湾だが、反日戦線の勢いに飲み込まれて行き、天湾軍は一気に衰退していった。
そして数ヶ月後
反日戦線のトップ、劉は天湾軍司令官の梦を射殺し天湾軍の組織を一気に壊滅して行った。
さらに数ヶ月後、ついに天湾軍は大量の死傷者を出し敗北、自身の生命を危惧した天湾最高指導官は離島に逃亡し劉は実質的な権限を握ることになった。
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