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自称冒険者ですが、変態聖騎士にストーカーされています(全四話)
1 カルゴンに潰された村《触手・魔物姦》
しおりを挟む「ふっざけんな!!なんでてめぇがカルゴンなんかやってんだよ!?」
魔物に占拠された村に、俺の悲鳴にも似た罵声が虚しく響いた。
「それはこちらのセリフだ!金にならない仕事はしないんじゃなかったのか!?」
「タダ働きはしねぇっつったんだよこのトリ頭!!」
「なっ、なっ、なんだと!?」
イケすかない金髪頭を振り乱して、ジルバは信じられないといった表情で俺を見下ろした。
トリ頭と言われたのが余程気に食わなかったのか、いつもお高く止まっている腹の立つほど涼しい美形が、目の前では間抜けな驚愕に染まっている。
それはそれはいい気味だった。
「ふんっ!とにかく邪魔だ!自慢の剣が錆びつくぞ!」
「舐めるな!小猿が!」
次から次へと襲いかかってくる巨大なカタツムリの化け物に、俺は魔法袋から取り出した塩を掴んでは投げ、身悶えして振り回されるカルゴンの触手をスレスレで避けていく。
その傍から白い大剣をブンブンと振り回して、ジルバは弱ったカルゴンを叩き斬っていった。
こっちは塩を撒いてさっさと逃げる作戦だったのに、毎度のことながら、なぜかこいつが大量のカルゴンを引き連れながら出てきたせいで台無しである。
「おい!マジで装備錆びるぞ!」
「ではその塩を撒くのを止めればいいだろう!?」
「やめたらやられるだろうが!!」
「貴様がこんなに誘き寄せるからだ!」
「誘き寄せてんのはてめぇだろうが!」
俺たちはギャアギャアとお互いを罵り合いながら、カルゴンに占拠された村から草地へと向かって走って行った。
このくらいの広さならいいだろう、と振り返ったところで、ジルバが俺の視界を塞ぐように立ちはだかり、呪文を唱え始めた。
金色のオーラはこの世界に魔法を伝えた神の末裔のみが操れるのだと言ったのは、どこの酒場の爺さんだったか。
「『天に召します我らが神よ。あなたの下僕たる私にその御力をお与えくださいーーー貫け!聖なる矢!!』」
冗談かと思うくらいの美声でそう唱えると、柱ほどもある光の矢が白い鎧の聖騎士の周囲に何本も現れて、水平に飛んで行った。俺たちを追いかけて並んでいたカタツムリの化け物…カルゴンの群れは、その巨大な光の柱にまるで飲み込まれるように貫かれ、煙となって消えていった。
「けっ!んなもんあるなら最初からやってろよ!」
俺は弾んだ呼吸を整えつつそう嫌味を言う。
「吠えるな小猿。魔法の間合いも知らぬ子供が、知ったような口を利くな」
「ふははっ、自分はノロマだから尺稼ぎしてくれてありがとう助かったよって?素直にそう言ったらどうなんだ?」
「…話にならん」
ジルバはそう呟くと瞼をヒクつかせて少し汚れた白いマントを翻した。
俺も不本意ながらその後を追う。
俺は、自称冒険者だ。
というのも、俺には物心ついた頃には前世の記憶があり、ここは剣と魔法の世界だという認識があったからだった。
生まれた家は貧乏子沢山。口減らしのために町の外に出て獣や魔物を狩る生活が続き、更に良い稼ぎを求めて周囲の町や村を渡り歩いた。
この世界には魔法も魔物もいたが、ギルドなんて便利な機関はなく、ただその町ごとに周囲の魔物の討伐依頼の立て札と、町人たちが積み立てた報奨金が用意されているだけだった。
俺はその報奨金と魔物や獣の死体を売って生活していた。
カルゴンは辺境地域では食用として狩られるらしいが、ほとんどが田畑を荒らすただの害獣…有害な魔物である。
たまに厄介な魔法を唱える個体もいるため、大量発生しては死活問題だ。
この地域もカルゴンたちが巣食ってしまい、村一つが潰されてしまった。被害に遭った村人たちは近隣の集落に避難している。
俺はその集落の一つで依頼を受けたのだが。
「やはり遅かったか…村人たちは一体どこに…?」
カルゴンの群れに荒された村を見て、ジルバは呆然と立ち尽くしていた。
「はあ?逃げたに決まってんだろ、お前また可笑しな電波受信したワケ?」
「デンパではない!お告げだ!」
大真面目に言い放つこいつは、神の信託とかいうものを真に受けて、世直しの旅に出ている聖騎士様らしい。
「はいはい…っとー…残りは見当たらないな…」
潰された村に戻りがてらカルゴンの残党を狩り尽くし、俺は周囲を見て回った。
「っかしーな…魔力センサーはまだ…」
旅の途中で手に入れた電流計のような魔道具を辺りに向けるが、針はまだチラチラと動いていた。
「どっかに潜んでるか…それとも…」
瓦礫の中をウロウロと歩き回ると、突然足元からゴソリと土が抜け、俺は落とし穴にズルリと落ちた。
「おわっ!!?」
「おい!大丈夫か!?」
浅く緩やかな落とし穴の底は、ベチャベチャとした液体で満たされて滑っていた。
「ぎゃ!?あ、なんだ卵か…」
上から被せられた土に塗れて、鶏の卵くらいのサイズの黄色いまん丸の卵が、ぎっしりと落とし穴の池の中に浸っていた。
俺は魔道具を濡らさないように魔法鞄にしまって、代わりに塩をばら撒いた。
「早く上がって来い。貴様ごと始末するぞ」
ジルバの野郎は落とし穴の上から何を格好つけているのか、立膝で覗き込んでいる。
「はあ?やれるもんなら…って、うぇ…ヌルヌルするぅ…」
「…大丈夫か?」
上からジルバの心配そうな声が降ってくるが、上に登ろうにも滑って仕方がない。俺はすっかり反発する気もなくして、卵の保護液のようなもののヌルヌル感触にげんなりしていた。
「気持ち悪い…」
「これに掴まれ!」
上からロープが降ってきて、俺はそれにありがたく掴まった。
スルスルと難なく引き上げられて、その腕力に少しイラッとしたが、この際こいつのお人好しには感謝をしよう。
地表に出たところで身体を投げ出すと、ベシャッと音がした。
「うえぇ…気持ち悪いよぉ…」
「少し待っていろ。『聖なる炎よ、燃えさかれ!』」
ジルバが青い火の玉をボンと落とし穴の中に放出すると、火は青白く燃え上がり、卵も保護液ごと焼けた。
今回俺は塩を撒いて騒いでいただけだったが、こいつに会った時は大抵こうなってしまうのだ。時間をかければ最少の労力と危険と費用で済む討伐も、こいつがいると何かと出費が嵩みがちで、手柄も取られがちである。
「はあ…」
「力もないくせに無理をするからだ。やはり大聖堂の孤児院に…」
「だから俺は子供じゃない。…もう、うるさい。お前、あっち行け」
弱って膝をつけば、ジルバはここぞとばかりに俺を子供扱いしてくる。
ガタイのいい人種に転生したくせに幼少期からの不摂生が祟ったのか、俺は十八になった今も子供に見られることが多い。
この聖騎士様に至っては歳の数え間違いだと断定しているらしく、十六歳までしか入れないはずの孤児院を毎度毎度勧めてくるのだ。
「そんな訳にもいかない。本当にこまった子だ…孤児院が怖いのかも知れないが、こんな生活をするよりもよほど…」
「うるさいうるさい!俺は十八歳だ!前世も合わせて四十歳になる!お前の方が若造なんだぞ!もう、いいからほっといてくれ!」
俺は、強い魔法も使えて高学歴高収入でスタイル抜群で好青年なジルバへのコンプレックスと、仕事が上手くいかなかった疲れと、何よりも全身ベトベトの粘液の気持ち悪さで気分最悪だった。これ以上自分よりも年下でハイスペックな同業者に、見当違いの説教なんてされたくなかった。
その時、ビリっとズボンが破れる音と、ピタリと腰にまとわりつく冷たい感触が走った。
「ひっ!?」
「どうした!?」
「へ!?な、なにかが!…っ!」
咄嗟に振り返ると、俺がへたり込んだ地面の周りが次々とひび割れて、無数の触手が飛び出てきた。
「うあ…!」
「小猿!下がれ!」
「きゃあ…っ!」
グイ、と身体を引き倒されて、喉から本当に猿の鳴き声のような音が出た。
しかし、それだけではなかった。
「な…!」
「っや…っ!」
地面から伸びた触手の一つが、俺のズボンも突き破り、尻の割れ目に入り込もうとしていた。
「なにっ?や…っ、やめっ…!」
「これは…カルゴンの排卵管だ!退け!叩き斬る!!」
ジルバの脳筋バカは突き出た触手を薙ぎ払い、返す刃で俺の太ももまで切断しそうな勢いで大剣を振りかぶった。
「やめろぉっ!!こ、殺す気か!…うああっ!?」
俺は咄嗟に避けようと身を返すが、その拍子に本当に触手が尻の穴に入り込んでしまった。
身体中ドロドロに加えて触手自体も粘液でヌルヌルだったせいか、太い触手のくせにヌプリと尻の中に入ってしまったのだ。
「は…っ!?あ…、あ…っ!」
「ちっ!!おい!尻を見せろ!!」
バカのジルバは人の状態も思いやることなく、俺の腰を掴んで持ち上げやがった。
「うぐっ!?や…!!んうぅ…!」
触手は一瞬ズルリと抜けそうになるが、次の瞬間ブルリと痙攣して、俺の中に勢いよく何かを大量に注ぎ込んだ。プツプツした何かが腹の中でぶつかる感触がする。
「しまっ…」
「んぐぅぅう…っ!!」
肛門に差し入れられた触手をジルバの腕が強引に掴んで引きずり出す。
「あああっ!!」
触手と同時に出たのは、黄色い粒々が混ざったヤツらの体液だった。
「ひ…っ、や…、いやだぁ…っ!」
自分の身体の中に魔物の体液が入り込んだことが気持ちが悪くて、俺はブルブルと震えた。
ジルバに引き抜かれた触手はそのまま地面から引きちぎられて放り投げられたようだったが、俺の精神状態は限界だった。
「気持ち悪い、気持ち悪い気持ち悪い…!!」
「お、おい!落ち着け…」
「もうこんな村、嫌だぁぁーーーっ!!」
俺はどこかで聞いたことのあるフレーズを叫びながら、魔法鞄から最上級の魔石を引っ掴んで空に掲げた。
「『この世の理を正してやる!!貴様らの住処はここじゃねぇ!!』」
俺が掴んだ三つの魔石から、ブワリと光が溢れ出し、赤、紫、黄緑の色の光がうねって飛んでいった。
魔物が持つ邪気が祓われる。
重苦しいばかりだった空気が、一気に清浄なものとなり、煙のように視界を漂っていた黒い邪気が消え去って、空気が澄み渡る。
近くの木々から隠れていた小鳥たちが春を喜ぶように飛び立った。
俺たちの周りに飛び散っていたベチャベチャした体液も、散乱していたカルゴンの触手も死体も全て無くなって、爽やかな風が吹きつけてきた。
寝転がった俺の隣では、膝をついたジルバが驚いた顔で俺を見下ろしていた。
「お前…」
「あ…っ!」
俺は体液まみれだった身体もスッキリと洗浄されて起き上がろうとしたが、尻の中までは洗浄されなかったらしく、腹の中はまだグチャグチャとした粘液と小さな卵で満たされていた。
「ひゃっ、なんで…!?いやだ…っ」
俺は腹の中の不快感にガクガクと震えて、また鞄から魔石を取り出そうとした。
しかしその手をジルバのバカに掴まれる。
「離せ!」
「落ち着け!浄化なら、私もできる」
「へ…?」
「尻を見せろ」
「ぎゃ…!」
またしてもバカのジルバは俺の腰を掴みあげて、今度は真正面から俺の尻の中を見ようとした。
「ひゃ…!バカ!バカ変態!」
「そんなことを言っている場合か。指を入れるぞ」
ジルバは本当にバカなのか冷静なのか、あろうことか俺の尻の穴に、ズプリと指を差し込んできた。
「きゃあぁっ!?」
「ん…?これは…ある程度出した方が早いな」
そう言うが早いか、俺の尻を鷲掴みにして、親指で尻の穴をグパッと開いた。
「げぇっ!?んう…っ!」
「どうした?出せ。このまま卵が成長すれば腹の中からカルゴンの幼体に食い破られるぞ」
「ひ…っ」
そんな脅しと強引な指のせいで、俺は尻に吐き出された卵と体液をブシャッと放り出してしまった。
「あ…っ、あ…っ」
ジルバは俺が吐き出したモノはちゃんと避けてくれたみたいだったが、プピ、ブリ、と下痢をするみたいな汚い音と、地面にドボドボビシャビシャと卵や体液が落ちる音が響いて、俺は羞恥に泣いた。
「いや…っ、見るな…っ、ばか…なんで…!や…!」
「まだだ。残ったものもひり出せ。それから浄化をかけた方がスッキリするだろう?」
そう言っては俺の尻の中に指を突っ込み、掻き出すように何度も何度も指を出し入れさせた。
「いやあ…っ!やら…っ!や…!」
ヌチャヌチャとジルバの指が体液や卵を掻き出し、ボチョボチョと中身が落ちていく。
しかしまるで中を犯されているような感覚に陥り、俺はグズグズと泣いて震えるしかなかった。
「あ…っ、あう…っ、ふぇ…っ」
「よし…これで…どうした?痛かったか?」
「うぅ…っ、ひっく…、うぇ…」
ようやく俺の様子に気づいた変態は、このあんまりな現状に気がついてくれたらしい。
今頃ビクリと驚き、慌てて尻から指を引き抜いた。
「あっ、いや、これは!処置で…!その、すまない!!お前が、魔物に食い破られないようにと…!」
そんな弁明をまくし立てて、だがしかしと言って再び俺の中に指を差し込んできた。
「ひや…!」
「す、すまない!浄化を!浄化したら終わりだから!」
「は、はやく…終われ!」
「あ、ああ…えっと…」
そう言い淀むと、ジルバはなぜか俺の尻に突っ込んだ指を凝視したまま固まってしまった。
俺は今度は一体なんなんだと身をよじった。
「は、早く…」
「えっ?あ…っ、あの…呪文…」
「もしかして、忘れたのか?」
ジルバは俺の尻と顔を慌てたように交互に見ては、しどろもどろにブツブツ言い始めた。
「いや、だ、大丈夫だ!えっと、神?ああ、神、そう、天に召します我らが神よ…えっと…その…」
「忘れてんじゃねえか!」
「少し黙っていてくれ!」
「きゃんっ!」
「あっ、す、すまん!」
口答えの返しに中をグリッと押されて、俺は情けない声で喘いだ。
ジルバはわざとなのか無意識なのか、なぜかゆるゆると俺の尻の中を掻き乱してはブツブツ何かを唱えている。
「病気?じゃないし…だから浄化だ、そう、中を…綺麗に…してから…いやだがあれは…」
「なに?なんなんだよもういいよ自分でやるから!」
「いや待て!ちゃんとしっかり洗わなくては危険…」
「きゃあんっ!?」
「あっ、す、すまない!」
「お前絶対わざと…あっ、ひあぁ…」
俺が何か言うたびにグリグリと内側を捏ねまわして、考えたくもないが、いつの間にか不快感は快感に変わってしまっていた。
ジルバはいつまでもそうしてヌチャヌチャと俺の尻を弄んでいたが、急に閃いたように明朗に呪文を唱えた。
「あっ!思い出した!『この者を愛するための慈しみを与え給えーーー腸内洗浄』!」
「へっ?ひあああんっ!?」
そうしてバカで変態な聖騎士のせいで、俺の腸内は綺麗に洗浄されてしまった。
「ぐ…っ、うぐ…っ」
無遠慮に腹の中をグルグルと駆け巡るジルバの魔力のせいで、俺は泣きながら射精した。
さすがに気まずかったのか、ジルバはチュポンと音を立てて俺の尻から指を抜き去った。
「す、すまない…その、人の尻をどうにかしたのは、これが初めてだったものだから…」
「消えろ」
「う…」
「二度と俺の前に姿を見せるな!!」
そうしてジルバを追い払った後、廃村の真ん中で俺はうずくまって泣いた。
だがしかし。
「あの、すまない。その…身体は大丈夫だろうか?」
「…」
「こ、これからどうするのだ?宿はあるのか?野宿するなら…その、私と一緒に…」
「…消えろ」
「ぐ…っ、あ、そ、そうだ。名前を…君の名前を教えてくれないか。何度も遭遇するのに、私は君の名前すら知らない」
「死ね」
一刻も早くこの男から離れたいというのに、ジルバは俺に付きまとってきた。
人の尻の穴を数十分もほじくる男だ。変態に違いない。
俺は集落まで続く道を変態聖騎士に付きまとわれてうんざりしながら、トボトボと歩いていった。
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