外務省夢叶える課［～幻の、政党戦争～。比較的、平和主義の仮想フィクション物語］です。

エピソード2

「じゃあ、お疲れ。」

　俺は独身だ。他の省庁からの事務応援の事務関係に適した、役人として、今日も難しい資料のメール、手紙等の、仕分け、制作を行う業務だ・・。こればかりはコンピューターに面と向かって仕事をしなければならない・・。それだけの、交渉の記録は別のコンピューターになっており、自分のような、事務員では印刷、メールの送信はできなくなっている作りだ。もちろん、写真で撮っても認識できないようになっている・・。

　俺は独身だった。


　事態が動いたのは２日後..。
演説会場..願いの党。夢叶え代表..。


「私は、この夢叶え政策の業務を外務省にお願いしたいと思う、という所存で戦っていきたい。」

「嘘だろ。」
　先輩が言う。

「願いの党は、多くの省庁の職業や、その適性について党内にて話し合いを重ねて参りました..。」

「警察庁が関われば、事件になる。経産省が行えば政府が主力を政策に頼りきれない..法務省が行えば、法律、立法に国民の直接的な声が届いてしまう..。」



「国民の皆さんの願いに答えるのは、機密も必要、話を聞き願いを叶えるという、国際的にも例のない政策、そして何より、交渉のプロの外務省の皆さんに、この願いの党、公約でもあります、願いの党、夢叶え良夫、夢叶え政策を外務省の皆さんに行っていただきたい..国民のみなさんの願いは外務省に掛かってるんです。」

「大変な、ことになった..。」


「もはや、口のありすぎた我々の成功を政策で利用するとは、こんな政党があっていいのか..国民の支持を集めるのは省庁ではなく政治家だ..。」

「機密なんて、どの省庁にもあるに決まっているじゃないか..パソコンの種類が違く思え、同じ機密を持っているはずなのにイメージだけで決めつける、そんな政策を我々がやるなんて、国民から収入を得て、それを外交の道具にするなんて、聞いたことがない..狂ってる、クレイジーな政策だよ。」

「しかし、機密性には長けているどこの省庁にも負けないことがある..この政治家は嘘を言っているわけではない..。」


「都合つけているだけさ。」




「この政策は皆さんに掛かってるんです！国民のみなさんが利用していただき、成功すれば、国民のみなさんの声に答える、それが成功になる、国際的にも願いが叶う、そういう国作りをしてもらうために本当に答えてくれるのは国民の、国民のみなさんの声、国民のみなさん自身の国なんです。」