外務省夢叶える課［～幻の、政党戦争～。比較的、平和主義の仮想フィクション物語］です。

エピソード4

　「塩野さん、今回の願いの党の公約の追加について、与野党から意見が分かれるものの、官僚政治を一面に出したと言えますよね。」
　「はい、夢叶え氏は恐らく海外に住む国民について、大使館に同じようなことが起きないように、そして、今日までの人員の少なさの指摘を同時に説明したものでしょう。・・しかし、官僚が主導してきているのは手順や、方法であり、それを決めるのは政党であるとこの願いの党は官僚主導政治を、立法の元と解釈できる表現を繰り返し訴えてきたというところだと思います。」
　「与党からの応酬が強いと言えど、夢叶え氏は６年前まで与党にいましたから、そのときの経験が辿り着き、自らの思いでもあった、実行しやすい財源確保の政策がやっとこの６年で実現できたとアピールする狙いがあると思います。」
　「なるほど。」

　「では、与党の反応です。」

　今日も俺は仕事を終える・・。もし、公務員が外務省に、仕事をお願いしたいと政策を利用したら、代替えすれば法律違反になる・・。
　その前に法整備を行うことを公約にしていた・・。しかし、公務員の仕事は例外にあることは既に決まっているものと言えよう。すると、国民の一部の願いを叶えたことで報酬が得られる・・ということか・・。しかし、機密に関することもどこまで公表し願いに答えるのか・・。

　未だ、実現するのには多くの時間が掛かるだろう。与党出身の代表で画期的であり、その力から指示や出馬する元議員たちの動きも外務省だけではなく、多くの官僚が見守りを見せていた・・。もちろん、与党からは批判が多く受け取れた・・。確かに、機密事項の取り扱いについて重要な法律を成立した与党として批判をするのは、当然のものだった・・。野党からは、合流をせず、与党側の意見と似ているとの声も出ている・・。

　そして、今日も、一日が終わる・・。
 「主軸政策に国際的に例のない政策を打ち出すなんてプラスがない..。」



　演説のニュースを見る職員..。

「願いの党は、各省庁と外務省の教育のもと、国民の皆様に願いを叶える、夢叶え政策を与党大一党になれば半年で実現します！」

「もはやこの人自身が夢だ。」
　先輩は嘆く。



「関係会議で平等を保っているから今まで、省庁の平等性を保ってきたのに..失敗したら、俺たちの立場もない..。」


「大体、全省庁の協力なんて、外務省が指示して半年でできるわけないでしょ。」

「その点の法律を通す間でも、後３０日で２１０日なら、一部稼働もできるが..その職員の給与など、規制改革が一番じゃないか..。」
「それをこの後訴えるんですよ..。」