外務省夢叶える課[~幻の、政党戦争~。比較的、平和主義の仮想フィクション物語]です。

さとなか達也

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エピソード6

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 そして選挙当日..。

「願いの党、大躍進です!」

「こちら、願いの党、神川氏の事務所前です。当確、当確がでました!新人の神川氏、野党の候補、与党の新人との対決にこの地区勝利に沸いています。すごい歓声です..。」

「夢叶え良夫氏6年ぶりに国政復帰です。願いの党、党首、議員として、国政に復帰しました!」

「願いの党、すごい躍進です。」

「こちら、願いの党の候補に敗れた事務所です..。」

「こちらも、野党と願いの党接戦、午前0時を回るところですがどちらが票を取るか接戦となっております!」


「一方、比例区では願いの党苦戦を強いています..。」 



「当確、当確が出ました。夢叶え政策を訴えた願いの党10議席獲得です!」


 翌日、午前8時。


「今回の選挙戦の大半が判明しました。与党は議席を過半数に保持に持っていきました・・。」
・・。


「そして、何と、前回の選挙2議席だった、願いの党が今回13議席を獲得、何と6倍の議席獲得で野党の顔としてその地位を強める結果となりました。」


 「比例区では苦戦を強いたものの、地方の全般において、知名度を上げたことが、ひとつ、そして、都内で願いの党代表である、夢叶え氏の支持の獲得と、当選で、首都、地方からも支持を集めた形です・・。」

 俺は、そのニュースを見ながら一通りの一日のニュースを見て、今日も外務省へ入庁した。記録係だが、やはり、その影響が一番にあると言われている外務省での勤務だ。

 「おはようございます。大変なことになりましたね。」

  俺は言う。

 「ああ、野党の無視していることから支持はまた上がるだろう・・。」

 「10議席以上の獲得だ・・。野党勢力と一線をなす、政策としても、無視はできない・・。」

 「しかし、夢叶え政策で必要な明言を避けているのが今朝までの状態だ・・。」

 「そうですね。海外での反応は?」

 「実際、国内の選挙戦を海外からの目線で見る報道は少ないのだが、こちらの情報筋だと、同じような福祉団体、非営利組織の相談役だった、候補が国際的にも例を見ない、政策で、国の議員として当選したことに賛否両論らしい・・。」


 「むしろ、名前の通り政策を考えられる政治家など、国際的にもいないと言ったほうが先決だろう。」



 「ただ、国際情勢としても、注視しているらしい・・。我が国としても、今回の願いの党の政策については報道をある程度規制してもらいたいとも関係筋に話してある・・。」



 「やはり、国内の受けがよかったのが、国際的には裏目に出ている・・。しかし、その声で当選したのもまた事実・・。」



 「どんどん、注目が集まる政治ショーだよ。・・しかし、与党も無視はできない・・。」


 「首相も政策共闘の可能性はゼロかという質問に、10議席以上獲得した政党に、全くのゼロの声だったとは言えないとテレビ番組で発言をしている・・。」


 「沈静化を狙いたいのが本音ではあるが、しかし、国内外の影響を増した、そして、その一因の夢叶え政策を、与党は無視できないであろう・・。」


 「非常に計算高いところに、法整備の弁護士や、官僚も今朝7時から、官民一体の非公式会議を行っている・・。」

 「ならば、夢叶え政策は与党共闘政策となるのですか?」

 「いや、今回の結果だと、与党共闘政策ではなく、与党共同政策になるかもしれない・・。」

 「ただ、今回の票が、全く無駄になってしまう票にさせたくないのは与党快和党、願いの党も一緒の意見と思われる・・。」


 「俺達の仕事は国内外に渡るが、国内政策に当たるとなると、人員に困るな。」

 先輩がそう言い、この部署での今朝の朝礼が始まった。」



「夢叶え氏の当選で、一気に政策の基盤が見え始めた..。これは、一部の期間の間と思っていたが、さすがに、12議席とは..。」

 先輩も驚いていた..。


「確かに、このような政策を実施すると国際的にも注目の、結果だった..。」

「新鮮さが票を集めるってことですか?」

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