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エピソード14
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「私からは以上だ。」
「外務省の皆さん、初めまして。初めてこの外務省国務大臣を務めることになりました..。」
新外務大臣が挨拶をしている..。もちろん、俺は速記で記録を残していた..。中々、大役を持った大臣に幹部も中堅、若手、同席する政府職員も、同じような顔をしている..。
..結局、現在までの状況をまとめた、幹部と、それを通じて政策を訴える政府関係者の戦いのようなあえて交わりのないような会議というイメージだ..。
「という条件によって。」
「外務省夢叶え課が発足した。」
「おー。」
「また、全国の地方の職員がなまり言葉に対応する、日本語をこれ以上ない、上の日本語講師の研修も受けるんだなあ..。」
「いっそのこと、教職に転職しちゃいますか?」
「雇ってもらえるわけないだろ..。学校が国の海外交渉の象徴になっちゃうよ..。」
「まっ、総理が関係者の年金を引き上げることで何とか思い止まっている職員が多いが..。」
「世間は金だと非難を受けることもある..。」
「外務省の政局化を表ざって無くすには、この夢叶え政策を外務省が成功するしかない..。」
「何か、ある意味納得できるな..。」
「市役所に外務省のクレームがつくぐらいだったら俺たちがやろ..。」
「それが、結局、また、外務省の地位を戻す..。」
「しかし、弁護士だとか、署内での政策の実施..。」
「そのうち、でかいやまが来るぞ..。」
「同じ公務員の使用禁止や、一流企業の勤め先の国民の企業的使用自粛を通ったとしてもですか?」
「最初から、そういう政策だったんだよ..。」
「なるほど..。」
「例えば、願いじゃなく夢を聞かれた場合、どうするんですかね。」
俺は聞く。
「それは弁護士さんに聞くしかない..。」
「飛行機の機長になりたいと言えばシミュレーション型の航空記念館に案内すればいいし、プロ野球選手になりたいと言うならばバッティングセンターを紹介すればいい..。俺たちにもできる仕事だ..。」
「それでお金取れるんですかね..。」
「それは..。わからない..。」
「夢を叶えた結果いくら自分は金銭を公務員に報酬としてあげますか?と言えばいいんじゃないか?」
「ひとつ間違えば詐欺ですね..。」
「そういうときのために記録員がいるんじゃないか。」
「いや、まあそうですけど..。」
「記録を記入し、給与も、年金も増える..。」
「おめでとう。」
「プレッシャーは中々ありますね..。しかし、同僚、先輩のため..。」
「この仕事心して受けさせていただきます。」
「よく言ってくれた..。」
「さすが、若手だな..。」
「やめてくださいよ、年賀状出せなくなるじゃないですか..。」
「..大丈夫..。」
上司は言った。
「俺と一緒だ。」
..まるで出世した気持ちだ..。
「ふふ。」
「仕方ないだろ、そういう政策で顔見せるんだから国民に..。」
「全く理解はできるけど意味のわからない政策だよ..。」
「ふふ。」
上司も俺も笑うとは、かなりこの省も荒れている証拠だ..。
気持ちに負けて病にならないといいけどな..。
速記員である俺は思っていた..。
「外務省の皆さん、初めまして。初めてこの外務省国務大臣を務めることになりました..。」
新外務大臣が挨拶をしている..。もちろん、俺は速記で記録を残していた..。中々、大役を持った大臣に幹部も中堅、若手、同席する政府職員も、同じような顔をしている..。
..結局、現在までの状況をまとめた、幹部と、それを通じて政策を訴える政府関係者の戦いのようなあえて交わりのないような会議というイメージだ..。
「という条件によって。」
「外務省夢叶え課が発足した。」
「おー。」
「また、全国の地方の職員がなまり言葉に対応する、日本語をこれ以上ない、上の日本語講師の研修も受けるんだなあ..。」
「いっそのこと、教職に転職しちゃいますか?」
「雇ってもらえるわけないだろ..。学校が国の海外交渉の象徴になっちゃうよ..。」
「まっ、総理が関係者の年金を引き上げることで何とか思い止まっている職員が多いが..。」
「世間は金だと非難を受けることもある..。」
「外務省の政局化を表ざって無くすには、この夢叶え政策を外務省が成功するしかない..。」
「何か、ある意味納得できるな..。」
「市役所に外務省のクレームがつくぐらいだったら俺たちがやろ..。」
「それが、結局、また、外務省の地位を戻す..。」
「しかし、弁護士だとか、署内での政策の実施..。」
「そのうち、でかいやまが来るぞ..。」
「同じ公務員の使用禁止や、一流企業の勤め先の国民の企業的使用自粛を通ったとしてもですか?」
「最初から、そういう政策だったんだよ..。」
「なるほど..。」
「例えば、願いじゃなく夢を聞かれた場合、どうするんですかね。」
俺は聞く。
「それは弁護士さんに聞くしかない..。」
「飛行機の機長になりたいと言えばシミュレーション型の航空記念館に案内すればいいし、プロ野球選手になりたいと言うならばバッティングセンターを紹介すればいい..。俺たちにもできる仕事だ..。」
「それでお金取れるんですかね..。」
「それは..。わからない..。」
「夢を叶えた結果いくら自分は金銭を公務員に報酬としてあげますか?と言えばいいんじゃないか?」
「ひとつ間違えば詐欺ですね..。」
「そういうときのために記録員がいるんじゃないか。」
「いや、まあそうですけど..。」
「記録を記入し、給与も、年金も増える..。」
「おめでとう。」
「プレッシャーは中々ありますね..。しかし、同僚、先輩のため..。」
「この仕事心して受けさせていただきます。」
「よく言ってくれた..。」
「さすが、若手だな..。」
「やめてくださいよ、年賀状出せなくなるじゃないですか..。」
「..大丈夫..。」
上司は言った。
「俺と一緒だ。」
..まるで出世した気持ちだ..。
「ふふ。」
「仕方ないだろ、そういう政策で顔見せるんだから国民に..。」
「全く理解はできるけど意味のわからない政策だよ..。」
「ふふ。」
上司も俺も笑うとは、かなりこの省も荒れている証拠だ..。
気持ちに負けて病にならないといいけどな..。
速記員である俺は思っていた..。
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