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エピソード15

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 3か月後、俺は速記術の持ち前の力を活かし、都内の夢叶え政策の速記を担当することになった・・。
 「さすがに、署内や、弁護士の上で速記をするなんて、よく、できた政策のありかただよ。」
 上司は言った。
 「そうですね。」
 「それにしても、内閣が発足してから、夢叶え大臣は、野党でもトップの次期首相候補の支持率がある・・。」
 「しかし、一方では、得意の経済貿易の交渉については苦しんでいるようだ・・。何せ、政策の顔が世論には広い・・。減税まで主張した、大臣が、果たして既存の政治の与党での協力は限界があるだろう・・。」
 「内閣と言っても、与党側は願いの党の支持率を下げたい考えだ・・。」
 「そう理解すれば、今回の外務省起用についても納得がいくだろう・・。」
 「しかし、国民がその政策に頼りたいという支持率が高いのは・・残念ながら、一部、認めざる負えない・・。」
 「それは決して政治だけの問題ではないかもな・・。」
 「そうですね・・。」
 後三か月で法律は施行の段階に入る・・。既に、施行から半年まで、対応人数の席が埋まっている・・。
 政局側としても、元事務次官、田地場氏の政党が、全国の地方議員に、今回の政策について、ある程度の説明をし、これも世間の注目を浴びるようになった・・。
 形としては、与党、願いの党、田地場元事務次官の三角関係で、国民の注目を浴びる可能性になった・・。
 しかし、田地場元事務次官は、海外に歴訪をしている・・。海外交渉分野の強みを出す、珍しい政党だ・・。
 政策理念は、「政策と平和と貿易と海外での国益。」
 支持率も上がりを見せている・・。
 「君も、半年は、政策を続けることになっている・・。」
 「書類等の確認を、もう一度、都内担当として、管理してほしい・・。若手は話を聞く方に周ってほしいというのが、この外務省の考えだ・・。中堅や、上が直接話を聞く方針にはあまり、肯定的ではない・・。その場合、記録が大きく幹部が動く理由になるだろう・・。」
 「そのためにはまず、しっかりとした記録だ・・。上も君には期待をしている・・。」
 「頑張ってくれ。」
 「はい。」
 情報公開も公約とした夢叶え氏とそれを認める形となった政府政権・・。準備が整ったのが奇跡的だが、それも当たり前と多くの職員は感じていた・・。コミュニケーションに長けた分野の職員と、弁護士の付き添い・・。
 相談者とトラブルにならない限り、外務省が責任を取られるわけではない・・。
 官という、存在で居続ければいいのだ・・。この省では、それに長けている・・。
 ミーティングでもその能力の高さが伺えた・・。
 思ったより、きつい政策運営ではない・・。
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