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3章 大学入学編
小鳥遊美奈とのCM撮影 3
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「お待たせしました!」
ブレザーに着替えた小鳥遊さんが戻ってくる。
「よし、早速撮影に移るぞ」
その声を聞いて、森野監督がスタッフたちに指示を出す。
俺は監督から指示が出るまでその場で待機していると、小鳥遊さんが近づいてくる。
「私、ブレザーを着るのは初めてなんです。似合ってますか?」
そして少し不安そうな声で聞いてくる。
「あぁ。とても似合ってるよ」
大人気アイドルである小鳥遊さんのブレザー姿は文句なしで似合っており、並の高校生じゃ太刀打ちできないくらいの可愛さを持っていた。
「ほんとですか!?良かったぁ!」
俺の言葉に安堵したのか、小鳥遊さんの顔がパーっと笑顔になる。
(こんな笑顔を見せられたら絶対ファンになるわ。可愛すぎだろ)
その笑顔を間近で見た俺は、小鳥遊さんの笑顔に見惚れてしまう。
「……?リン様?どうしましたか?」
「っ!な、なんでもない」
突然固まった俺を不思議に思った小鳥遊さんが上目遣いで聞いてきたため、そっぽを向きながら誤魔化す。
すると、そのタイミングで監督から声がかかる。
「夏目くん、小鳥遊さん。撮影を始めるぞー」
「「はいっ!」」
そう応えた俺たちは急いで監督のもとへ向かい、指示をもらう。
「今回、シュート練習を終えた夏目くんに小鳥遊さんがタオルとポカリ⚪︎エットを渡すシーンを撮影する」
そう言って監督が俺にバスケットボールを、小鳥遊さんにタオルとポカリ⚪︎エットを手渡す。
「あと小鳥遊さんは夏目くんのことを凛先輩と呼び、夏目くんは小鳥遊さんのことを美奈と呼ぶように」
「「分かりました!」」
その後も細かい説明をもらい、俺たちは指示通りに動き出した。
「よーい……アクションっ!」
監督の声でCM撮影が始まる。
~以下、CM撮影~
「はぁ…はぁ…あと1本」
俺はバスケットボールを両手で持ち、フリースローを打つために構える。
ゴール下には無数のバスケットボールが転がっており、額からは汗が流れている。
「ふぅ……」
俺は一度大きく息を吐いて集中する。
そして…
「はっ!」
という掛け声と共にシュートを放つと、ボールが綺麗な放物線を描いてゴールに吸い込まれる。
「よしっ、少し休憩するか」
そう呟いた俺はその場に腰掛けると、1人の女の子が駆け寄ってくる。
「凛先輩っ!お疲れ様です!」
そう言ってバスケ部のマネージャーである美奈が、俺にタオルとポカリ⚪︎エットを手渡す。
「ありがとう。美奈」
「……えへへ、美奈って呼んでくれました……」
すると嬉しそうな顔で何かを呟く。
聞き取ることはできなかったが、この場面で美奈にセリフはなかったため、気にすることなくタオルで汗を拭い、ポカリ⚪︎エットを口にする。
「凛先輩はまだ帰らないのですか?」
「あぁ。もう少し練習しようと思う」
そう言ってタオルとポカリ⚪︎エットを近くに置いてあるバックの上に置く。
「タオルは明日、洗濯して返すよ。だから美奈は先に帰っていいぞ」
「いえ、私も先輩の自主練に付き合います!だって私はバスケをする先輩を見るのが好きですから!」
そう言って美奈が眩しい笑顔を見せる。
「っ!」
その眩しい笑顔に心臓が跳ね、セリフを忘れかける。
「そ、そこまで言われたら断ることはできないな」
俺は見惚れたことを誤魔化すように立ち上がり、ボールを持つ。
「なら今日は一緒に帰るぞ。可愛い美奈を暗い夜道の中、帰らせるわけにはいかないからな」
「~~っ!はいっ!」
俺の言葉に、美奈が頬を染めながら笑顔で頷いた。
~完~
「カットぉーっ!」
監督の声が体育館中に響き渡る。
「うん、とても良かったぞ。文句なしだ」
「「ありがとうございます!」」
監督からの褒め言葉に俺たちは笑顔を見せる。
「あとは撮った動画にナレーションを付けるだけだ」
今撮った動画だけではポカリ⚪︎エットのCMにならないため、ナレーションを付けてポカリ⚪︎エットのCMにするらしい。
「今から撮った動画のチェックに入るから、2人は休憩しててくれ。この動画が問題なければ撮影は終了だ」
とのことで、俺たちは休憩となる。
「リン様っ!少し、外を散歩しませんか?」
すると小鳥遊さんから散歩の提案をされる。
「そうだな、やることもないから散歩してみるか」
「はいっ!」
俺は嬉しそうに並んで歩く小鳥遊さんを横目に見つつ、外の散歩へと向かった。
ブレザーに着替えた小鳥遊さんが戻ってくる。
「よし、早速撮影に移るぞ」
その声を聞いて、森野監督がスタッフたちに指示を出す。
俺は監督から指示が出るまでその場で待機していると、小鳥遊さんが近づいてくる。
「私、ブレザーを着るのは初めてなんです。似合ってますか?」
そして少し不安そうな声で聞いてくる。
「あぁ。とても似合ってるよ」
大人気アイドルである小鳥遊さんのブレザー姿は文句なしで似合っており、並の高校生じゃ太刀打ちできないくらいの可愛さを持っていた。
「ほんとですか!?良かったぁ!」
俺の言葉に安堵したのか、小鳥遊さんの顔がパーっと笑顔になる。
(こんな笑顔を見せられたら絶対ファンになるわ。可愛すぎだろ)
その笑顔を間近で見た俺は、小鳥遊さんの笑顔に見惚れてしまう。
「……?リン様?どうしましたか?」
「っ!な、なんでもない」
突然固まった俺を不思議に思った小鳥遊さんが上目遣いで聞いてきたため、そっぽを向きながら誤魔化す。
すると、そのタイミングで監督から声がかかる。
「夏目くん、小鳥遊さん。撮影を始めるぞー」
「「はいっ!」」
そう応えた俺たちは急いで監督のもとへ向かい、指示をもらう。
「今回、シュート練習を終えた夏目くんに小鳥遊さんがタオルとポカリ⚪︎エットを渡すシーンを撮影する」
そう言って監督が俺にバスケットボールを、小鳥遊さんにタオルとポカリ⚪︎エットを手渡す。
「あと小鳥遊さんは夏目くんのことを凛先輩と呼び、夏目くんは小鳥遊さんのことを美奈と呼ぶように」
「「分かりました!」」
その後も細かい説明をもらい、俺たちは指示通りに動き出した。
「よーい……アクションっ!」
監督の声でCM撮影が始まる。
~以下、CM撮影~
「はぁ…はぁ…あと1本」
俺はバスケットボールを両手で持ち、フリースローを打つために構える。
ゴール下には無数のバスケットボールが転がっており、額からは汗が流れている。
「ふぅ……」
俺は一度大きく息を吐いて集中する。
そして…
「はっ!」
という掛け声と共にシュートを放つと、ボールが綺麗な放物線を描いてゴールに吸い込まれる。
「よしっ、少し休憩するか」
そう呟いた俺はその場に腰掛けると、1人の女の子が駆け寄ってくる。
「凛先輩っ!お疲れ様です!」
そう言ってバスケ部のマネージャーである美奈が、俺にタオルとポカリ⚪︎エットを手渡す。
「ありがとう。美奈」
「……えへへ、美奈って呼んでくれました……」
すると嬉しそうな顔で何かを呟く。
聞き取ることはできなかったが、この場面で美奈にセリフはなかったため、気にすることなくタオルで汗を拭い、ポカリ⚪︎エットを口にする。
「凛先輩はまだ帰らないのですか?」
「あぁ。もう少し練習しようと思う」
そう言ってタオルとポカリ⚪︎エットを近くに置いてあるバックの上に置く。
「タオルは明日、洗濯して返すよ。だから美奈は先に帰っていいぞ」
「いえ、私も先輩の自主練に付き合います!だって私はバスケをする先輩を見るのが好きですから!」
そう言って美奈が眩しい笑顔を見せる。
「っ!」
その眩しい笑顔に心臓が跳ね、セリフを忘れかける。
「そ、そこまで言われたら断ることはできないな」
俺は見惚れたことを誤魔化すように立ち上がり、ボールを持つ。
「なら今日は一緒に帰るぞ。可愛い美奈を暗い夜道の中、帰らせるわけにはいかないからな」
「~~っ!はいっ!」
俺の言葉に、美奈が頬を染めながら笑顔で頷いた。
~完~
「カットぉーっ!」
監督の声が体育館中に響き渡る。
「うん、とても良かったぞ。文句なしだ」
「「ありがとうございます!」」
監督からの褒め言葉に俺たちは笑顔を見せる。
「あとは撮った動画にナレーションを付けるだけだ」
今撮った動画だけではポカリ⚪︎エットのCMにならないため、ナレーションを付けてポカリ⚪︎エットのCMにするらしい。
「今から撮った動画のチェックに入るから、2人は休憩しててくれ。この動画が問題なければ撮影は終了だ」
とのことで、俺たちは休憩となる。
「リン様っ!少し、外を散歩しませんか?」
すると小鳥遊さんから散歩の提案をされる。
「そうだな、やることもないから散歩してみるか」
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俺は嬉しそうに並んで歩く小鳥遊さんを横目に見つつ、外の散歩へと向かった。
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