様々な日常を描いていく

和泉響

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少し切ない話

心の欠片

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 美しい海と山に囲まれたこの村には、村人に魔女と呼ばれている一人の研究者がいる。魔女とは、村の子どもが親しみを込めて彼女に付けたあだ名だった。彼女は村の岬の上に研究所を建て、そこに独りで暮らしていた。
「魔女さんは何について研究されているの?」
 村人がそう尋ねた時、彼女は溶けるように笑い、こう言ったという。
「人魚について、よ」

 揺らめく海藻の間から漏れ出す、声。
「人魚の心の欠片を飲んだ人間は二十五歳の姿になり、人魚になる。心の欠片を飲まれた人魚はただの魚になり、心を失う」
 ごぽり、と口から泡が出ては水中を上っていく。きらきらと太陽の光が海底で踊っている。
「人魚は不老であり、二十五歳の姿から全く変わらない。心の欠片を人間に飲まれるか、大量失血する以外は、死ぬ事も出来ない」
 小さい頃祖父に教えて貰った、人魚の掟。この掟を知らない人魚はいない。
 ゆっくりと背びれをくねらせながら、明るく青い水の中を泳ぐと、ふわふわと小魚も泳いでいった。
 どぼ、と視界の端に金色の翼が映った。一瞬時が止まったかのような錯覚がした。翼は力なく海水を押し分けながら沈んでいく。その光景は、美しくて儚くもあった。
 ゆらりとその翼に寄ると、翼だと思っていたのは人間の女だった。優しく抱えあげると、水面に向かって思い切り泳いだ。金色の髪の毛が、背びれと同じリズムで動いていた。
 近くの砂浜にそっと女を置き、しばらくその整った顔を眺めていた。しかし、人魚が人間に正体を明かすのは好ましくないことである。広く冷たい海に戻ろうと、身体の向きを変えた時だった。
「待って、人魚さん」
 弱々しい声が背中を撫でた。咄嗟に振り向くと、女が身体を起こしてこちらを真っ直ぐに見つめていた。吸い込まれそうなエメラルドグリーンの瞳だった。
「助けてくれてありがとう。あなたの名前は?」
 金色の髪、強い瞳、真っ直ぐな鼻、唇から発する声……全てが輝いて見えた。
「僕に、名前はありません。このことは、 決して、口外しないでください」
 こう口にするのがやっとだった。身体が異様に熱く、心臓が今までのどの瞬間よりも強く速く打ちつけていた。
 彼女は濡れた髪の毛を一纏めにすると、
「あなたの名前は……私がつけてもいいかしら?あ、私の名前はミーレよ」
 と言った。僕は自分が人魚であることを忘れたかのように、彼女に言った。
「ミーレ……僕に名前を、ください」
 彼女は僕にぐっと顔を近づけ、眼をじっと見つめて、こう言った。
「あなたの瞳は空のような青色ね。……そうね、ブルースカイから取って、ルースなんてどうかしら?」
「ルース……ありがとうございます。大切にします」
 それから彼女と砂浜で肩を並べ、お互い自己紹介をした。彼女は人魚の研究者であり、本物の人魚に会うのは初めてだと言った。
「僕は人魚……って、見ればわかると思いますが」
 下半身のぬらりとした鱗を輝かせながら、静かに笑う。彼女のような美しい女と話すことが、心地よかった。

「敬語はやめましょう、ルース。それとあなたに聞きたいことがあるの。人魚の心の欠片を飲んだ人間が、人魚になれるっていうのは……本当なの?」 
 私は目の前の人魚に問いかけた。それは村の言い伝えで、本当にそうなのか、ずっと調べていたからだ。彼はふっと表情を曇らせたが、すぐ私の眼を見て答えた。
「本当だよ」
 その眼は、真実のみを語っていた。
 それから1年間、毎日彼と浜辺や岩場などで会った。彼は魚を捕ってきて私に料理してくれたり、美しい貝殻を見せてくれたりした。何気ないこの時間が、私にとってかけがえのないものだった。こうして彼の素直さや優しさに、惹かれていった。
「ミーレは僕に毎日会っていて、仕事は大丈夫なの?」
「ええ。だって私の仕事は、あなたに会うことだから」
 本当はただ会いたいだけ、などとは恥ずかしくて言えなかった。足の裏の砂がやけに冷たく感じていた。
「……ミーレの目的が、僕の身体なら、僕は君にこの身を捧げるよ」

 彼女が毎日僕に会いに来るのは、きっと僕の身体を調べる為で、いつか僕はミーレに心の欠片を奪い取られて、身体を解剖されると思っていた。
 僕はそれでも良かった。彼女の為なら、なんでもしようと思っていた。だから僕がそう言った時、彼女がその瞳をたっぷりと潤わせて、ビー玉が転がるように大粒の涙を流したのは、意外だったのだ。
「私はあなたが……ルースが、好き。だから、そんなこと言わないで」
 頭の奥がぐっと冷えた気がした。彼女を泣かせてしまったことと、彼女も自分が好きでいてくれたことと、何もかもが混ざりあってぐちゃぐちゃになった。
「ごめん……ミーレ。僕も君が好きだ」
 幸せだ。こんな美しい人と両想いだなんて、僕は幸せ者だ。
「私と、結婚してくれますか」
「僕と、結婚してください」
 二人の声とさざ波の音色が重なった。

「ごほっ」
 そう二人で笑い合いながら、密かに結婚したのが、今日でもう五十八年前。私だけがお婆さんになってしまった。彼は当時の美しい姿のまま、私の隣に居てくれている。
「ミーレ、調子はどう?」
 彼は目を細め、私の顔をのぞき込むようにして問いかける。赤い夕焼けが、海を暖かい色合いに染めている。
「ええ、だいぶいいわよ」
 そんな彼に小さい嘘をつく。私はもう先は長くなかった。先週、何気なく村の小さな診療所に行ってみたら、もって後一ヶ月だと言われた。不思議と悲しい気持ちは湧いてこなかった。そして今日、私の生命が尽きようとしているのを感じていた。一ヶ月ももたないじゃない、と心の中で愚痴る。
「ねぇ、ルース。私、あなたが捕ってきた魚を食べたいわ」
「魚……?わかった。貝は食べない?」
 純粋な瞳が、もうぼやけ始めた私の視界に映った。彼に弱い私を見せたくなかった。
「……貝も食べたい。宜しくね」
「うん」
 彼はにかっと笑って、赤い海に飛び込んだ。冷たい飛沫が脚を濡らす。不意に喉に違和感を感じ、大きく咳き込んだ。
 ぐぽっ。
 咄嗟に口をおさえた手から、何かが滴り落ち、砂浜を赤黒く染めた。

 彼女はもう長くないのではないか。そんな疑問が頭をかすめていた。歳をとってしわが増えても、彼女は美しかった。しかし彼女の笑顔には覇気がないように見え、時折咳をする姿は苦しげだった。
 結婚した時に密かに誓った、自分自身との約束があった。彼女が死ぬ時は、自分の心の欠片を飲ませて人魚にする。例えこの心が無くなっても、彼女に生きていてほしい。
 心の欠片を飲むことを、きっと彼女は拒否するだろう。だから、こっそり飲ませなければいけない。しかし、心の欠片を飲ませることは、すなわち彼女との別れを示していた。
「それでも、僕はミーレに生きていてほしいんだ」
 自分の気持ちを再確認するように呟いた文字は、泡となって水面で割れた。
 一匹の魚と二匹の貝を脇に抱えて、浜辺にあがる。彼女は手で砂をいじりながら、笑顔で僕を迎えてくれた。既に火の用意はしてあるようだった。空には一番星が輝いていた。
 魚を手で捌き、弱々しく光る心の欠片を魚に埋め込んだ。彼女はその間、橙色の炎をエメラルドグリーンの瞳に映していた。

「あのねルース。私、もう、死んでしまいそうなの」
 怖かった。彼と話せなくなること、一緒に居られなくなること、死んでしまうこと……。弱々しく呟いたその言葉は、しかし確実に彼に届いたようだった。彼は特別驚きもせず、泣きもせず、ただ捕ってきた獲物を火にかけながら、
「ミーレ、大丈夫だよ」
 と呟いた。その言葉で安心するのと同時に、何故か胸にずしっとくる気がした。
「それはどういう意味で」
「さあ、完成したよ」
 問いかける私を遮るかのように、彼は貝と魚を差し出した。落ちないように受け取り、貝を一口食べた。とろりとしていて美味しかった。ついうっとりと眺めてしまうほど、魚もいい匂いを漂わせていた。
「食べないの?」
 不安そうに彼が聞いてきたので、首を横に振り笑った。 
「食べるわ。美味しそうで見とれていただけ」
 ぱくっ。
 かり。
 魚の内部に、かりかりとした固体が入っている。今まで食べたことのない味がしたが、不味いものではない。なんだろうか。こくっ、と飲み込むと、身体が火照ってくるように感じた。ふと彼を見ると、
 苦しそうに顔を歪めていた。
「ルース?どうしたの、ルース!」
 彼に近づくと、人間の姿の上半身に鱗が浮き出ていた。ゆっくりと二人で波が来る場所まで移動した。
「ミーレ……自分勝手で、ほんとに申し訳ない……」
 虚ろなスカイブルーの瞳に、涙を流す自分の顔が映る。しわが取れ、肌には艶とハリが出てきていた。そこに映るのは、二十代の頃の……私。
「もしかして、心の欠片を……?」
 私がそう言うと、彼は微笑みながらその頭を縦に振った。咄嗟に自分の下半身を見ると、そこにも鱗が浮き出ていた。
「どうして……!私、あなたが居なければ嫌よ!生きていけないわ!」
 溢れ出す涙は止まることを知らない。波が打ち寄せてはまた引いていき、涙と同じく一方的に私たちの身体を濡らしていた。
「僕は君に、生きていてほしい」
 彼はそう言うと同時に、私のことを力強く抱きしめた。右肩に暖かい液体が滴る。
「心が無くなったとしても、魚になってしまったとしても、僕はまた君に会えると信じてる。だから……ミーレ、生きて」
 彼が耐えきれなくなり、ゆっくりと身体を倒した。もう身体の殆どが、鱗で固まってきていた。もちろん、私の下半身も……。
「ルース、ルースっ……」
 最早名前を呼ぶことしかできない。涙はぼた、ぼた、と彼の鱗を濡らしていく。
「ミーレ……ありがとう」
 彼は動きにくそうに、それでも確実に身体を起こすと、私に優しく口づけをした。そして彼は、黒い海の中に飛び込んで行った。
 月明かりは、ただ無情に私を照らしていた。

 美しい海と山に囲まれたこの村に、ある日、人魚の死体が発見された。貝の大きな欠片を手にして、首の頸動脈を一思いに切っていた。美しいその人魚は、村の研究者のミーレ・マラであることが判明。しかし、彼女は今年八十歳を超えているはずなのに、どう見ても二十代の若々しい姿だった。
 村人は彼女をモデルとした人魚の石像を海辺の岩場に建てた。当の人魚は、ミーレ・マラとして火葬し、石像の隣の墓に入れられた。
 村は『人魚の村』として村おこしを始めた。その頃、石像の近くを泳いでいる大きな魚が話題になった。そっと石像に寄り添うように泳ぐのだ。この魚は、もしかしたら彼女に心の欠片を飲ませた元人魚かもしれない、という声もあった。
「今日もいるね、あの魚。捕まえないのかな?」
「捕まえちゃいけないらしいよ。人魚に呪われるってじいちゃんが言ってた」
 言い伝えは時の流れに乗りながら、様々な形に変化して村に浸透していく。その善し悪しは、誰にもわからない。
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