44 / 59
ブルトカール編
44、まさか、嫌われてなかったなんて
しおりを挟む
テオとレイシーは、ブルトカールの貴族の屋敷に潜入していた。ドルイトス伯爵という、奴隷好きの有名な貴族だ。
奴隷の数や種族などを調べて、ノエルに報告するため、気配感知を使いながら、見つからないように器用に移動していく。
「数は?」
「四二です」
「……こいつが一番腐ってんな」
「はい、いろんな種族も……人族もいます」
「そうか……」
「それから、拷問を受けている奴隷がほとんどです。栄養状態が悪く、手足を失っていたり、中には手のひらに穴が空いている者もいました」
「わかった」
テオは今すぐ助け出したい衝動を、なんとか抑えた。直接目にしてきたレイシーも、怒りのあまり眉間に深いシワがよっている。
まだ計画の途中だ。ノエルの計画なら、ここにいる奴隷たちもみんな救い出せる。
「それと、探していた悪魔族は、ここにいます」
「見たか?」
「はい、チラリとでしたが、たしかにウェーブのある赤い髪に緑の瞳でした」
「よし、戻るぞ」
***
宿屋の一室はノエルの執務室になっていた。防音と防視に加えて、侵入禁止の結界も追加されている。国王とのやりとりも始まったので、機密書類が増えたためだ。
「あぁ、ようやく国王から許可証が届いたね。これで動ける。アリシア、ライルとアシェルはどれくらいいける?」
「そうですね……能力は上級祓魔師に引けをとりませんが、経験値が足りません。少し下めの中級祓魔師ってところでしょうか」
「わかった。明日より計画に参加するから、今日はアリシアも一緒に休んでいいよ」
「承知しました」
突然の休日宣言にライルとアシェルは、歓声をあげていた。この数日間で、すっかりアリシアに懐いていたふたりは、一緒に遊んでとまとわりついている。
「ライル、アシェル。遊んでもらいたいなら、後でテオに頼むといいよ。好きなお菓子でも買ってもらうといい」
そう言って、ノエルは今日のお小遣いだと銀貨を一枚ずつ握らせた。
アリシアの休日に、オスの獣人族が一緒に遊ぶなんて……そんなの許せないね。年齢なんて関係ない。排除一択だ。
そんなノエルの心情に気づいてないのは、アリシア本人と、銀貨をもらって大喜びしているライルとアシェルだけだった。
何度か国王と手紙のやりとりをした後、ノエルは日が落ちてから、貴族の盛装に着替えはじめた。光の加減で模様が浮かぶ黒のジャケットは、ノエルの金髪を際立たせている。
「それじゃぁ、国王のところに行ってくるから、留守番よろしく。明日の朝までは、みんなゆっくりしてていいよ」
「ノエル、気をつけてな」
「うん、行ってきます」
そう言うと、ヒラリと空へ羽ばたいていった。
いま執務室にいるのはアルブスのメンバーとベリアルだ。グレシルは別室でライルとアシェルが買ってきてくれた、デザート用のお菓子を吟味している。
「よぅ、レオン。久しぶりに一緒に飲もうぜ」
ノエルがいなくなった途端に、テオが肩を組んできて逃げられないように、ガッチリとホールドされた。
「あ、いいなー、私も飲みたいです! 休みの日の締めくくりに!」
「それなら、私もお邪魔していいかしら? レイシーも来るわよね?」
「行きます。レオンに聞きたいことあるので」
俺が返事をする間もなく、元同僚たちと飲むことが決まってしまった。いや、コイツらなら全然いいんだけどさ。
「ベリアルたちも一緒に飲むか?」
「私たちはライルとアシェルと、串焼き買いに行く約束してるから大丈夫! レオン様は久しぶりだろうし、楽しんできて」
あ、気を利かせてくれたのかな。こういう気遣いができるところ、ベリアルのすごいところだと思う。
「じゃぁ、悪いけど行ってくる」
「本当に平気だから。いってらっしゃい、レオン様」
ふんわり微笑うベリアルを部屋に残して、階下の食堂兼酒場へむかった。もちろん、みんな悪魔族の角付きだ。内緒だけど、エレナが何気に一番似合ってる。
え、なんでエレナは俺のことジッと見てるの? まさか、考えてることバレてないよな……? ハハハハハ! さぁ、気を取り直して、飲もう!
「「「「「カンパーーーーイ!!」」」」」
「ぷはっ! 仕事明けの一杯は最高だな!」
たしかに今日一日めいっぱい働いたテオが、ジョッキに入った麦芽酒を飲み干した。「お姉さーん、おかわりくださーい」と速攻でうけとり、二杯目に突入している。
この飲みっぷり変わってない。このペースに煽られて、何回ツブれたことか。
「お疲れ様でーす! 今日は何にもしてないけど疲れましたー」
「あら、何だかんだノエルの様のそばで手伝ってて、疲れたのではなくて?」
アリシアはノエル様が近くで見れるのに、別の部屋にいるなんてもったいないと、結局は執務室で手伝いをしていたのだ。
「うーん、なんかもっと身体動かさないと、働いた気がしないです」
「それはわかります。私も一日に一度は、ナイフを的に当てないと落ち着かないです」
レイシーがにこやかに、物騒なこと言ってる。ていうか、『私も』の定義まちがってないか?
「それよりレイシー、聞きたいことってなんだよ?」
「あっ、あの……悪魔族で使っている、飛び道具とかあれば欲しいなと……」
本当にブレない。給料のほとんどを暗器に注ぎ込んでるのは、伊達じゃない。
「悪魔族って、基本的に魔力使うから、武器ってないんだよな。代わりにオーダーメイドならできるけど?」
多分、ロルフがそういうの得意だ。風呂のダイヤルとか器用に作ってたから。
「え……暗器のオーダーメイド……ですか?」
「うん、レイシーには世話になったから、一個作ってやるよ。どんなのがいい?」
「え、ちょ……夢のような話しで、ちょっと……ああ、もう無理! 原案考えてくるので、今日はこれで失礼します! おやすみなさい!」
感情の乏しいレイシーが、珍しく頬を赤らめて部屋に戻っていった。興奮して、鼻血とか出してないといいけど。
「さすがレオン。あのレイシーをあそこまで興奮させるなんて、やるな。……お前が戻ってきたら、みんな喜ぶのにな」
「それはないだろ? そもそも俺あっちでは嫌われまくってたし」
「え? 何をどうしたら、そんな勘違いするの!?」
「そうね、レオンが嫌われているなんて、聞いたことないわよ?」
こっちがエエエ! なんだけど!? あれは嫌われている以外ないだろ!
「だって呪われてるとか言われてたし?」
「あぁ、入ってきたばっかりの、なんも知らない新人だな。ちゃんと全員教育したぞ?」
あ、ちゃんと教えてくれてたんだ……そうか、毎月のように新人入ってきてたもんな。じゃぁ、これは?
「みんな俺と目が合うと、すぐ横むいて逸らしちゃうし?」
「そうね、でもそれは女子隊員だけよね? ドキドキして恥ずかしくて、目を逸らしてしまうと話していたわ。あなた、ノエル様と双子だって自覚ないの?」
え、恥ずかしいだけだったの? あれ、そういえば、男子隊員は目が合ってたな。ノエルとは双子だけど二卵性だからな……なんとも言えない。
だけど、さすがにこれは違うでしょ?
「でもさ、俺が行くとみんなサーって避けるんだよな。あれは嫌われてたんだろ?」
「レオンは聖神力が強すぎて、周りへの圧力半端ないんだってば。ノエル様の青い手袋みたいに、魔道具使わないと下級祓魔師はつらいと思うよ」
……………………そうなの?
「マジか——!! 全然、気づいてなかった!! なんか、今まで損してた気分……」
元職場の真実に、レオンは衝撃を受けたのだった。
その後もワイワイと四人で飲んだ酒は楽しくて、気づいたら夜明けを迎えようとしていた。
奴隷の数や種族などを調べて、ノエルに報告するため、気配感知を使いながら、見つからないように器用に移動していく。
「数は?」
「四二です」
「……こいつが一番腐ってんな」
「はい、いろんな種族も……人族もいます」
「そうか……」
「それから、拷問を受けている奴隷がほとんどです。栄養状態が悪く、手足を失っていたり、中には手のひらに穴が空いている者もいました」
「わかった」
テオは今すぐ助け出したい衝動を、なんとか抑えた。直接目にしてきたレイシーも、怒りのあまり眉間に深いシワがよっている。
まだ計画の途中だ。ノエルの計画なら、ここにいる奴隷たちもみんな救い出せる。
「それと、探していた悪魔族は、ここにいます」
「見たか?」
「はい、チラリとでしたが、たしかにウェーブのある赤い髪に緑の瞳でした」
「よし、戻るぞ」
***
宿屋の一室はノエルの執務室になっていた。防音と防視に加えて、侵入禁止の結界も追加されている。国王とのやりとりも始まったので、機密書類が増えたためだ。
「あぁ、ようやく国王から許可証が届いたね。これで動ける。アリシア、ライルとアシェルはどれくらいいける?」
「そうですね……能力は上級祓魔師に引けをとりませんが、経験値が足りません。少し下めの中級祓魔師ってところでしょうか」
「わかった。明日より計画に参加するから、今日はアリシアも一緒に休んでいいよ」
「承知しました」
突然の休日宣言にライルとアシェルは、歓声をあげていた。この数日間で、すっかりアリシアに懐いていたふたりは、一緒に遊んでとまとわりついている。
「ライル、アシェル。遊んでもらいたいなら、後でテオに頼むといいよ。好きなお菓子でも買ってもらうといい」
そう言って、ノエルは今日のお小遣いだと銀貨を一枚ずつ握らせた。
アリシアの休日に、オスの獣人族が一緒に遊ぶなんて……そんなの許せないね。年齢なんて関係ない。排除一択だ。
そんなノエルの心情に気づいてないのは、アリシア本人と、銀貨をもらって大喜びしているライルとアシェルだけだった。
何度か国王と手紙のやりとりをした後、ノエルは日が落ちてから、貴族の盛装に着替えはじめた。光の加減で模様が浮かぶ黒のジャケットは、ノエルの金髪を際立たせている。
「それじゃぁ、国王のところに行ってくるから、留守番よろしく。明日の朝までは、みんなゆっくりしてていいよ」
「ノエル、気をつけてな」
「うん、行ってきます」
そう言うと、ヒラリと空へ羽ばたいていった。
いま執務室にいるのはアルブスのメンバーとベリアルだ。グレシルは別室でライルとアシェルが買ってきてくれた、デザート用のお菓子を吟味している。
「よぅ、レオン。久しぶりに一緒に飲もうぜ」
ノエルがいなくなった途端に、テオが肩を組んできて逃げられないように、ガッチリとホールドされた。
「あ、いいなー、私も飲みたいです! 休みの日の締めくくりに!」
「それなら、私もお邪魔していいかしら? レイシーも来るわよね?」
「行きます。レオンに聞きたいことあるので」
俺が返事をする間もなく、元同僚たちと飲むことが決まってしまった。いや、コイツらなら全然いいんだけどさ。
「ベリアルたちも一緒に飲むか?」
「私たちはライルとアシェルと、串焼き買いに行く約束してるから大丈夫! レオン様は久しぶりだろうし、楽しんできて」
あ、気を利かせてくれたのかな。こういう気遣いができるところ、ベリアルのすごいところだと思う。
「じゃぁ、悪いけど行ってくる」
「本当に平気だから。いってらっしゃい、レオン様」
ふんわり微笑うベリアルを部屋に残して、階下の食堂兼酒場へむかった。もちろん、みんな悪魔族の角付きだ。内緒だけど、エレナが何気に一番似合ってる。
え、なんでエレナは俺のことジッと見てるの? まさか、考えてることバレてないよな……? ハハハハハ! さぁ、気を取り直して、飲もう!
「「「「「カンパーーーーイ!!」」」」」
「ぷはっ! 仕事明けの一杯は最高だな!」
たしかに今日一日めいっぱい働いたテオが、ジョッキに入った麦芽酒を飲み干した。「お姉さーん、おかわりくださーい」と速攻でうけとり、二杯目に突入している。
この飲みっぷり変わってない。このペースに煽られて、何回ツブれたことか。
「お疲れ様でーす! 今日は何にもしてないけど疲れましたー」
「あら、何だかんだノエルの様のそばで手伝ってて、疲れたのではなくて?」
アリシアはノエル様が近くで見れるのに、別の部屋にいるなんてもったいないと、結局は執務室で手伝いをしていたのだ。
「うーん、なんかもっと身体動かさないと、働いた気がしないです」
「それはわかります。私も一日に一度は、ナイフを的に当てないと落ち着かないです」
レイシーがにこやかに、物騒なこと言ってる。ていうか、『私も』の定義まちがってないか?
「それよりレイシー、聞きたいことってなんだよ?」
「あっ、あの……悪魔族で使っている、飛び道具とかあれば欲しいなと……」
本当にブレない。給料のほとんどを暗器に注ぎ込んでるのは、伊達じゃない。
「悪魔族って、基本的に魔力使うから、武器ってないんだよな。代わりにオーダーメイドならできるけど?」
多分、ロルフがそういうの得意だ。風呂のダイヤルとか器用に作ってたから。
「え……暗器のオーダーメイド……ですか?」
「うん、レイシーには世話になったから、一個作ってやるよ。どんなのがいい?」
「え、ちょ……夢のような話しで、ちょっと……ああ、もう無理! 原案考えてくるので、今日はこれで失礼します! おやすみなさい!」
感情の乏しいレイシーが、珍しく頬を赤らめて部屋に戻っていった。興奮して、鼻血とか出してないといいけど。
「さすがレオン。あのレイシーをあそこまで興奮させるなんて、やるな。……お前が戻ってきたら、みんな喜ぶのにな」
「それはないだろ? そもそも俺あっちでは嫌われまくってたし」
「え? 何をどうしたら、そんな勘違いするの!?」
「そうね、レオンが嫌われているなんて、聞いたことないわよ?」
こっちがエエエ! なんだけど!? あれは嫌われている以外ないだろ!
「だって呪われてるとか言われてたし?」
「あぁ、入ってきたばっかりの、なんも知らない新人だな。ちゃんと全員教育したぞ?」
あ、ちゃんと教えてくれてたんだ……そうか、毎月のように新人入ってきてたもんな。じゃぁ、これは?
「みんな俺と目が合うと、すぐ横むいて逸らしちゃうし?」
「そうね、でもそれは女子隊員だけよね? ドキドキして恥ずかしくて、目を逸らしてしまうと話していたわ。あなた、ノエル様と双子だって自覚ないの?」
え、恥ずかしいだけだったの? あれ、そういえば、男子隊員は目が合ってたな。ノエルとは双子だけど二卵性だからな……なんとも言えない。
だけど、さすがにこれは違うでしょ?
「でもさ、俺が行くとみんなサーって避けるんだよな。あれは嫌われてたんだろ?」
「レオンは聖神力が強すぎて、周りへの圧力半端ないんだってば。ノエル様の青い手袋みたいに、魔道具使わないと下級祓魔師はつらいと思うよ」
……………………そうなの?
「マジか——!! 全然、気づいてなかった!! なんか、今まで損してた気分……」
元職場の真実に、レオンは衝撃を受けたのだった。
その後もワイワイと四人で飲んだ酒は楽しくて、気づいたら夜明けを迎えようとしていた。
0
あなたにおすすめの小説
辺境に追放されたガリガリ令嬢ですが、助けた男が第三王子だったので人生逆転しました。~実家は危機ですが、助ける義理もありません~
香木陽灯
恋愛
「そんなに気に食わないなら、お前がこの家を出ていけ!」
実の父と義妹に虐げられ、着の身着のままで辺境のボロ家に追放された伯爵令嬢カタリーナ。食べるものもなく、泥水のようなスープですすり、ガリガリに痩せ細った彼女が庭で拾ったのは、金色の瞳を持つ美しい男・ギルだった。
「……見知らぬ人間を招き入れるなんて、馬鹿なのか?」
「一人で食べるのは味気ないわ。手当てのお礼に一緒に食べてくれると嬉しいんだけど」
二人の奇妙な共同生活が始まる。ギルが獲ってくる肉を食べ、共に笑い、カタリーナは本来の瑞々しい美しさを取り戻していく。しかしカタリーナは知らなかった。彼が王位継承争いから身を隠していた最強の第三王子であることを――。
※ふんわり設定です。
※他サイトにも掲載中です。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
追放された荷物持ち、スキル【アイテムボックス・無限】で辺境スローライフを始めます
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティーで「荷物持ち」として蔑まれ、全ての責任を押し付けられて追放された青年レオ。彼が持つスキル【アイテムボックス】は、誰もが「ゴミスキル」と笑うものだった。
しかし、そのスキルには「容量無限」「時間停止」「解析・分解」「合成・創造」というとんでもない力が秘められていたのだ。
全てを失い、流れ着いた辺境の村。そこで彼は、自分を犠牲にする生き方をやめ、自らの力で幸せなスローライフを掴み取ることを決意する。
超高品質なポーション、快適な家具、美味しい料理、果ては巨大な井戸や城壁まで!?
万能すぎる生産スキルで、心優しい仲間たちと共に寂れた村を豊かに発展させていく。
一方、彼を追放した勇者パーティーは、荷物持ちを失ったことで急速に崩壊していく。
「今からでもレオを連れ戻すべきだ!」
――もう遅い。彼はもう、君たちのための便利な道具じゃない。
これは、不遇だった青年が最高の仲間たちと出会い、世界一の生産職として成り上がり、幸せなスローライフを手に入れる物語。そして、傲慢な勇者たちが自業自得の末路を辿る、痛快な「ざまぁ」ストーリー!
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
空月そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。
さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。
だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。
行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。
――だが、誰も知らなかった。
ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。
襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。
「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。
俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。
無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!?
のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる