俺の彼女はいつも隣に

作このえ りのん:校正ヴァルキュリア

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思わぬ再会

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「よぉ拓斗。入学早々大変だなぁ?  」

この声は聞き覚えがある。

「叢雲か……卒業式以来か?  」

二人で体育館に歩を進める。

「そうだな」

こいつは倉間  叢雲。いつからかは覚えてないが、昔からの悪友だ。親が刀とか剣とかが好きで天叢雲剣から採ったらしいが、俺は詳しくは知らない。というか作者、俺が主人公なのに、友達が主人公っぽい名前とかどういう事なんだ?  
「作者)え?  名前が浮かんできて、あぁ、これでいっか。って決めたから知らない」
これでいっか。で決めてるの?  流石ダメ作者。
「作者)ダメ作者は酷くない?  一応この小説の作者なんだけど、上下関係逆じゃない?  」
クソ作者はほっといて悪友の説明に戻ろうか。
「作者)言い方酷くなったし、私ほっとかれるの?  」
叢雲は中学を卒業して、すぐ引っ越した。引っ越したと言っても市外や県外じゃなく、強いて言えば高校に近くなったくらいだ。親が転勤するらしく、一人暮らしにちょうどいい所に引っ越したらしい。名前がカッコイイうえ顔も結構イケメンでムカつく。だが騙されるな?  こいつはただのむっつりメガネだ。

「なんか失礼な事考えてない?  」

「…………………………」

とりあえず目を逸らす。
体育館に着き、指定された場所に整列し座る。

「どうするんだ?  あれはだいぶ怒ってそうだぞ?  」

妹の話にシフトチェンジ。

「やっぱり怒ってるよな」

「まぁ好かれてて何よりじゃん?  」

何言ってんだ?  そんな事あるわけないって。

「あれでか!?  あんな剛力娘。好きだったらもっと優しく怒るって」

「そうかなぁ?  ……てか、優しく怒るってなんだよ」

入学式が始まり、校歌斉唱だの、長ったらしい新入生挨拶だのが始まり、そろそろ集中力が切れてきた。

「なぁ、拓斗」

「なに?  」

一応式中なのでコソコソと話す。番号が毎回隣り合うから番号順で並ぶとよく隣に座る。

「そういえばもう一人の幼馴染の女いたじゃん?  最近どうしたのかな?  」

「あー、いたな。そんなの」

いつもの3人組で俺と叢雲ともう1人いたが、そいつは俺らと一つ上のお姉さん(自称)だ。去年中学を卒業してから顔を合わせていない。

「そんなのとか酷いな。あいつ、お前の事超好きでよくベタベタされてたのに」

叢雲はくつくつと思い出し笑いをしている。

「そんなのでいいんだよ。ベタベタされて邪魔でしょうがない」

「もしかしたら、この学校にいるかもな。そのうち会えるんじゃないか?  」

「…………………ます。以上です」

話してるうちに新入生挨拶が終わった。次の生徒会長挨拶と校長挨拶が終われば終わりかー!

「この学校にいるとかそろそろ会えるとかフラグ立てるなよ」

「次は生徒会長挨拶。早雪那由さん」

「はい」

「フラグ回収しちゃう………だ…………ろ……?  」

そんな事を話していると話し始めて数秒でフラグ回収してしまった。
生徒会長してるなんて……

「皆さん、こんにちは。入学おめでとうございます。生徒会長の早雪那由です。……………………」


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