俺の彼女はいつも隣に

作このえ りのん:校正ヴァルキュリア

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勇者一行が揃う

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入学式も終わり、教室に戻って提出物も出しそろそろ終わろうとしている時間。

「なぁ、叢雲」

「んぁ?  」

「『やつ』が来る気がするんだけど……」

『やつ』とはフラグ立て即回収をしてしまった例の『やつ』である。

「来ないだろ。この学校に入学したのも言ってないし、体育館のステージから見下ろしたくらいじゃ分からないだろ?  」

そんな事は無い。『やつ』はきっと俺を見つけ出す。そんな気がする。

「そんな事より拓斗さー、終わったら遊び行かね?  」

「そういうと思ってお前の靴も持って来た」

さっと渡してやる。

「は?  お前いつ……あー、提出物俺に渡してどっか消えたのってそれか。……でも何で?  」

「『やつ』対策だよ。きっと俺を待ち伏せてる気がしたから別の場所から出ようかと」

「はぁ……そんなに那由ちゃん嫌なのか」

((叢雲)でもいつもそんな事言いながら一緒につるんでたって結構逆なんじゃ?  と思い少し笑い混じりに返してしまったが、この真意には気づかないよな……)

「えー、今日はこれで終わりですが明日から普通授業なので忘れ物ないようにお願いします。では、皆さんまた明日」

その後、学校恒例の挨拶(起立、礼、さよなら)が終わり、ちらほら席を外す生徒が見え始める。

「さぁ叢雲。俺達は別の場所から帰るぞ。たしか、体育館に行く渡り廊下から外に出られるよな」

「そうだな……」

俺達は渡り廊下から外に出て帰ろうとしたその時。何食わぬ顔で『やつ』に先回りされていた。

「叢雲)『早雪那由』があらわれた!  コマンド!  」

てーってーってーってれれれーん

「拓斗)逃げる!!  」

どたどたどた
二人は走り出す。
だが、どこかの国のスポーツのカバディのように邪魔されてしまう。

「叢雲)勇者一行は回り込まれてしまった。」

「作者)『早雪那由』の攻撃!  」

てれん!  ずびゅし

「那由)ド〇クエか!  て言うか作者も乗るなよ!  」

那由は拓斗に平手でぺしっとツッコミを入れつつ抱きつく。

「叢雲)勇者は呪われてしまった!  」

でるでるでるでるでんでれん

「那由)いつまでやってるの!  て言うか私は呪われた装備じゃありません!  」

外せなくなるのは合ってるな。

「那由)拓斗達はこれからどっかに寄り道して行く気でしょう?  」

「拓斗)まぁそうだけど、たしか生徒会長だったよな。寄り道は行けません!  とか言うのか?  」

「那由)ちがう!  ……私もついてく!  」

((拓斗)やだって言っても抱きついたままついてきそうだし……)

「拓斗)抱きつかない約束ならいいよ」

那由は拓斗をパッと離す。

「那由)ほんと?  ほんと?  ほんと?  やった!  」

文字通り那由は飛び跳ね喜ぶ。
(叢雲)那由ちゃんそういう所可愛いよな。拓斗もなんだかんだ優しいな

「叢雲)そろそろ行かないと生徒会長さんがこんな事してるのみんなびっくりして見てるよ?  」

「那由、拓斗)あ……」

「叢雲)コマンド!  」

「拓斗)逃げる!  」

叢雲と拓斗は走り出す。

「那由)二人共まだやってたの?  ていうか待ってよ!  」

那由は二人の後を追いかけた。

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